住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

秋の樹木(実編)

2009-11-25 14:28:16 | 我家の歳時記


太陽の角度がだいぶ低くなってきたこの頃、午前中のほんの少しの間 ビオトープの流れのみなもに光が差し込みます。シェードガーデンがきらきら輝く瞬間です。



午前中の光に輝く赤い実。我家の中庭にあるアロニア=西洋鎌柄(セイヨウカマツカ)です。この頃、約5mm程の実がびっしりと付きます。見るといかにも美味しそうな感じで、すぐにでも野鳥が食べに来ると思いきやそうではなく、いよいよ食料が少なくなってきた頃(12月中頃だったと思いました)食べに来てくれます。”西洋”とつきますが、”和”を感じる樹木で、比較的丈夫で、紅葉もまた綺麗です。もう少し、赤い実とともに楽しませてもらうとしましょう。

アロニア:バラ科の落葉広葉樹です。



こちらは多分センリョウ(千両)、野鳥の糞にまぎれて種がやってきた(と思う・・)
糞の犯人はヒヨドリかメジロかキビタキと踏んでるんだが(笑)。この実には、今日もすでにヒヨドリが細い枝につかまり、不安定な態勢で必死に実を食していた。
千両とか万両と縁起を担ぐ樹木でもある。

センリョウ(千両):センリョウ科の常緑小低木。林内に生育し、冬に赤い果実をつけ美しいので栽培される。南関東・東海地方~九州・沖縄までの比較的暖かい常緑樹林下に自生している。

=戸田晃建築設計事務所=