住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

名言

2009-11-02 21:56:11 | 建築
先日おこなわれました[緑と共に暮らす家]オープンハウスの様子をHPにアップしました。

そしてこちらは昨日おこなわれました「南大沢・南風の家」住宅見学会の様子です。



行楽シーズンの日曜日にもかかわらずたくさんの方がおいでくださりました。ありがたい事です。
ひっきりなしの来場者に対し、案内やら説明やらで食事をとる事が出来ず、出前のピザにありついたのが午後4時過ぎ。そして施主ご夫妻もなぜか同じ時間の食事。。。(写真上)
 そう、一緒説明して頂き、更には施主側から見た「家を建てる」事についていろいろとお話していただいたのでした。

しかも、明日「引越し」にも関わらず、最初から最後までご参加いただいちゃいました。本当にありがたい事です。

施主ご夫妻が一緒の説明と、今までに経験がないだけに、話がどんな方向に進むのか全く予想がつかなかったのですが、始まってみると何とも楽しい。みんなでけらけら笑っていたりする。「ふ~ん、そうなんだ!」と感心しちゃったりもする。そして、図らずもぐっときちゃったりもする。

「オレ、ここ(玄関)で寝たい」

「この凸にマヨネーズつけて食べたい」

「かっこいい!ホントに自分ちなんだよね。どうしよう」

ただいま設計が進行中のお宅の施主ご家族も来てくれたのですが、

「うらやましいです。私達はもう(設計も工事も)終わっちゃったんです」

そして

「家をつくる過程ってこんなに楽しいなんて!」

「あれこれ考え、倒れそうなだんなを見て、いっしょに倒れようと思った」

さらには、

「完成までの期間は半年じゃない。オレにとっては(この人に設計してもらおうと決めてからの)4年と半年なんだ!」

と、名言ぞろいの施主ご夫妻の言葉。こんなに楽しんでもらえるなんて。編集家・古田さんも言ってたとおり、設計屋冥利に尽きるってものです。



このカウンターを中心にどんな会話が飛び交い、料理が運ばれ、物語が生まれるのでしょう。



みなさま、いろいろありがとうございました。
この住宅見学会をもって”現場”は終りです。明日からはやっと”住まい”になるね。。。よかったね~君。

=戸田晃建築設計事務所=

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