先週末、
雪組『浪漫活劇 るろうに剣心』を観てきました。
コミックでおなじみの、
映画でもおなじみの、
あの『るろうに剣心』です。
上の公演チラシのちぎちゃん(早霧せいな)、
映画の佐藤健(たける)くんに勝るイケメンぶりでしょ?
さすが5組一の美形トップスター。
(と、私は思ってるのですけど)
初のミュージカル化である宝塚の『るろうに剣心』は、
あでやかな花魁(太夫)が登場したり、
ダンスパーティーシーンがあったり、
宝塚らしさをちりばめながらも
殺陣(たて)はなかなか本格的。
なかでも、
剣心と本作オリジナルの敵役・加納惣三郎(元新選組隊士)の対決は
宝塚の舞台であることを忘れさせるような
息をのむ迫力で、
拍手喝采なシーンでした。
登場人物それぞれ
どうしても映画での俳優さん達のイメージで見てしまいますが、
薫も、恵(めぐみ)も、斎藤も、観柳も、佐之助も、
とっても雰囲気を出していてよかったです。
斎藤一役の(彩風)咲奈くん。
あの颯爽とした歩き方って宝塚の男役しかできないよね~、
と歩く場面が何気に楽しみでした(笑)
恵役の(大湖)せしるちゃん、
元男役らしい男前なところ、
映画での蒼井優ちゃんの恵よりいいかも。
惣三郎役のだいもんくん(望海風斗・のぞみふうと)、
私は『ルパン三世』以来なのだけど、
ますます存在感がアップしていて
実力を備えた堂々たる2番手になりましたね。
ちぎちゃんの弱点を補って余りある歌うまさんだし、
演技も磨きがかかり
いつトップスターになってもいいくらいの貫禄を感じました。
ゆうちゃん(真飛聖)トップ時代の花組生が
宙組トップのまあくん(朝夏まなと)に続き、
いよいよトップスターになるんだなぁ、と感慨深いです。
(今回は宝塚らしくないこんな幕)
原作や映画の『るろうに剣心』ファンなど
ヅカファン以外の方がいつになく観劇したと思うのだけど、
宝塚って意外に面白い、
と思ってもらえる作品になっているんじゃないでしょうか。
ちなみにですが、
今回のプログラム、
カッコよすぎる写真が満載。
ヅカファンが見るだけではもったいないレベルなので
余裕があれば買い、でしょう。
コミックでの主なキャラクタープロフィールページもあったりして
お得感ありですよ。
雪組は『ルパン三世』に『るろうに剣心』ときて、
次は『ローマの休日』。
またまた多くの人が知る名作を演じることになるちぎちゃん。
役に恵まれているのか、そうでないのか、
もはやわかりません~