少し前のこと。
宇都宮美術館を訪れたついでに大谷観音(大谷寺)に寄りました。
前回訪問時は御朱印を集めていない頃で
御朱印がずっと気にかかっていたので。
宇都宮市大谷町は‘大谷石’の里。
町中を走ると見える山肌は大谷石、
民家などでも大谷石が多く使われている、そんな地域です。
ご覧のとおりお寺も然りで、
お堂に迫る岩も大谷石です。
ご本尊は後ろの洞穴の中、
岩に彫られているのです。
これがご本尊の千手観音様。
(撮影禁止なのでパンフレットより)
弘法大師が彫ったもの、と伝えられています。
岩肌には合わせて10体の石仏が彫られており
「大谷磨崖仏」として特別史跡、重要文化財に指定されているとか。
併設の宝物館には
磨崖仏防災工事中にお堂の地下より発見された
‘(ほぼ完全な形では)縄文最古の人骨’も展示されていたり
歴史的にもなかなか興味深いお寺です。
(上左:大谷寺の庭園。右下に見えるのは・・・?
上右:撫でると御利益があるという白蛇様。
弘法大師が人々を苦しめる毒蛇を退治したという言い伝えがあるそうなので
その関係かとも思われますが、なぜ白蛇かは不明。
お祀りされている弁天様の使いかもしれません。聞けばよかった。
下左:大谷寺のすぐ近くに建つ、大谷石に彫刻された「平和観音」。
下右:平和観音周りは大谷石の採石場だったようです)
閉門間際でしたが、
御朱印も無事拝受できました。
<6月18日 宇都宮市・大谷観音にて>