久しぶりのコクガン
国の天然記念物です。
日本への越冬飛来数は3000~4000羽です。
飛来数の大半は北海道で本州には50羽前後と、とても希少なガンです。
北極圏のツンドラで繁殖し、冬鳥として10月以降北海道東部を中継したのち、函館湾や陸奥湾などで主に越冬しています。
アマモやアオサ類、アオノリ類などを採食しますが、ここではオオバンと一緒にアオサ(海藻)を食べていると思います。
全長55-66cm、翼開長115-125cm。
(カルガモより少し大きいくらいでしょうか)
国内に飛来するガン類のうち、沿岸域を生息地とするコクガンは越冬生態や渡り経路、中継地、繁殖地など不明な点が多く、去年衛星追跡調査をアジアではじめて試みているそうです。
近い将来、渡り経路など明確になり、希少種であるコクガンの保全が進むといいですね。