小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

12/20(日)千葉・銚子(その2)

2015-12-23 | 野鳥 千葉探鳥地

久しぶりのコクガン

国の天然記念物です。

日本への越冬飛来数は3000~4000羽です。

飛来数の大半は北海道で本州には50羽前後と、とても希少なガンです。

北極圏のツンドラで繁殖し、冬鳥として10月以降北海道東部を中継したのち、函館湾や陸奥湾などで主に越冬しています。

アマモやアオサ類、アオノリ類などを採食しますが、ここではオオバンと一緒にアオサ(海藻)を食べていると思います。

全長55-66cm、翼開長115-125cm。

(カルガモより少し大きいくらいでしょうか)

国内に飛来するガン類のうち、沿岸域を生息地とするコクガンは越冬生態や渡り経路、中継地、繁殖地など不明な点が多く、去年衛星追跡調査をアジアではじめて試みているそうです。

 

近い将来、渡り経路など明確になり、希少種であるコクガンの保全が進むといいですね。


12/20(日)千葉・銚子

2015-12-22 | 野鳥 千葉探鳥地

毎年この時期に楽しみなのが、南下してくるカモメやカモ類です。

犬吠埼

ミツユビカモメ/Black-legged kittiwake(第1回冬羽)

背中に「M」字のラインがに幼鳥の特徴です。

ヘッドホンをしたような、とてもかわいいカモメです。

第1回冬羽/Black-legged kittiwake(幼鳥)

幼鳥の特徴は、後頚部が黒く、くちばしも黒く、雨覆に黒いラインがあることです。

これが先の画像でもあるように、飛んだ際、背中に「M」字に見えます。

飛んでいる時、背中が見えなくても、第1回冬羽(幼鳥)は後頚に黒い2本ラインが見えます。

識別ポイントは色々とあります。

ミツユビカモメ(成長冬羽)

レモン色のくちばし、真っ黒な足など大きさはユリカモメと同様の小型カモメです。

ミツユビカモメ(成長冬羽)

ユリカモメ

大きさなど類似した箇所が多いですが、よく見てみるとかなり違いがわかりますよね。


12/13(日)宮城・蕪栗沼(その2)

2015-12-19 | 野鳥 その他探鳥地

蕪栗沼には、他にも色々な鳥がいます。

ヘラシギ

タゲリ

カンムリカイツブリ

オナガガモ

トモエガモ (数は少ないですが4-5羽はいました。)

カモ類では、ミコアイサ、コガモ、マガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ハシビロガモ、オカヨシガモを確認。

 

小鳥類も・・・

ベニマシコ♂

ベニマシコ♀

シメ

その他、アカゲラやカシラダカ、オオジュリン等々、草原の鳥はほとんど確認できるのではないでしょうか。

できれば今シーズンもう一度行きたい場所です。

 

[確認した鳥]

カワウ、アオサギ、コサギ、ダイサギ、ヘラサギ、オオバン、カイツブリ、カンムリカイツブリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、オナガガモ、トモエガモ、ミコアイサ、カワアイサ、トビ、ノスリ、オオタカ、チュウヒ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、オジロワシ、マガン、ヒシクイ、亜種オオヒシクイ、ハクガン、シジュウカラガン、コハクチョウ、オオハクチョウ、タゲリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツグミ、ジョウビタキ、モズ、ベニマシコ、コゲラ、アカゲラ、カシラダカ、ホオジロ、アオジ、ウグイス、オオジュリン、キジバト、シジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワ、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトガラス

 


12/13(日)宮城・蕪栗沼

2015-12-19 | 野鳥 その他探鳥地

伊豆沼で塒立ちを見た後、蕪栗沼へ

広大な湿原です。

ここにはヒシクイ、亜種オオヒシクイ、マガン、シジュウカラガンがいます。

ヒシクイ

亜種オオヒシクイ

マガンより更に大きく、翼(つばさ)を広げたときの長さは約1.6メートルあります。

 

(ヒシクイと亜種オオヒシクイの違い)

ヒシクイと比べオオヒシクイは首が長く、くちばしも細長いです。(直線的、もしくは反ったように見えます。)

逆にくちばし上部が丸みをおび、膨らんで見えるのがヒシクイです。

 

残念ながら、12/9まで確認できていた”インドガン”は見つけることができませんでした。

(河北新報オンラインニュース)

 http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151216_13038.html?style=print

 

周囲の葦原では・・・

オジロワシ

ノスリ

ハヤブサ

 

蕪栗沼/オオタカ(2015.12.13)

 

 その他、チュウウヒ、ミサゴ、オオタカ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウなど

様々な猛禽を見ることができます。

 

探鳥風景

羽ばたきの音(羽音)が、ギシギシギシギシと聞こえてきます!

 

沼まで距離はありますが、頭上を飛ぶハクチョウやヒシクイは距離も近く驚かされます。

 


12/13(日)宮城・伊豆沼(その3)

2015-12-18 | 野鳥 その他探鳥地

伊豆沼を飛び立ったマガン達は、周囲20kmほどの範囲で行動します。

周辺の田んぼでは、餌の落穂を探す

マガンをあちらこちらでよく見かけます。

マガンは、家族の絆(きずな)がとても強い鳥です。

マガンは飛ぶときも、田んぼで食事をしているときも、いつも家族いっしょです。

 

子どもが食事をしていると、親は交代でじっと周囲を警戒しています。

決して人が近づくことはできません。

ずっと親に守られて生活している「幼鳥」ですが・・・・

群れの中をよく見てみると見つけることができます。手前の右下マガンが「幼鳥」です。

幼鳥の特徴について少し触れておきます。

 ・鳥にはくちばしの付け根に白い羽毛が無い。

 ・胸(お腹)の黒い筋模様が無い。(薄くて模様が見えない)

 

シジュウカラガン

また、上記以外にもカリガネ、ハクガン、ヒシクイ、亜種オオヒシクイが見られ、

今季はインドガンも確認されているようです。

 オオハクチョウの家族 (グレーが幼鳥)

 

伊豆沼/オオハクチョウ(2015.12.13)

 

数は少ないですが、コハクチョウも飛来しています。

 

いろんな種類のガン・カモ類を探すのも楽しいですよ!