人権問題は、社会科・公民分野のポイントのひとつです。
近年、入試で問われることも増えてきました。
そこで、今日(3月9日)中日新聞夕刊の記事が気になります。
杉田議員の言葉は論外でしょう。
ここで気になったのは、次の言葉です。
日本人が全員L,Gになったら次の世代は一人も生まれない
東京都足立区議会9月かいぎでの自民党の白石正輝議員の発言です。
これは本当に差別発言か?
授業で取りあげたらどうなるか?
紛糾するでしょう。なぜなら
科学的に事実だから
これがいけないのなら
日本人が全員L,Gになったら次の世代は一人も生まれないことはない
といってよいのか?
これはウソです。良心のある教師なら言えません。
性の多様性を扱うことは重要です。配慮も必要です。ポイントは
科学的事実を述べた人を糾弾する権利はあるのか?
憲法21条 1、集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
は人類が積み上げてきた歴史の上にできたものです。
そう、それ以前の歴史的では、真実を述べて吊し上げられた事件はいくつもあります。ガリレオの例が有名ですね。
性の多様性を守ることと、性差別追究運動は別の報告を向いている気がします。
人権を守るためといいながら、もっと多くの人権を奪っている。
「新型コロナ予防のための自粛警察」も中3・公民の授業で紛糾しました。似ていますね。
かつて、1960年代後半から1970年代前半にかけて、日本でも起こったウーマンリブ運動が、結局は大衆に受けいられなかったことを思い出します。(もちろん、社会を変えた部分もそれなりの意義もありましたが・・・)
心配しています。