ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品37 (スコア付き)
ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品37 (スコア付き) 作曲年代:1796年~1803年 ピアノ:クリスティアン・ツィマーマン 指揮:レナード・バーンスタイン 管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
00:00 第1楽章 Allegro con brio (ハ短調) -12:55 カデンツァ(ベートーヴェンによる) 17:00 第2楽章 Largo (ホ長調) 28:48 第3楽章 Rondo. Allegro (ハ短調)– Presto (ハ長調)
『ピアノ協奏曲第3番ハ短調』は、ベートーヴェンが完成させた5つのピアノ協奏曲の中で「最後の伝統的な協奏曲」ということもできる。なぜなら、第4番・第5番では、第1楽章で独奏ピアノをいきなり登場させるなど、それまでの協奏的ソナタ形式を打ち破るような挑戦的な内容であるからである。この曲の初演が行われた1803年は、耳の疾患による絶望感などから「ハイリゲンシュタットの遺書」をしたためた翌年にあたり,同時期の作品としては、『交響曲第3番変ホ長調』など傑作も多い。当時の聴衆にも愛され、何度も再演された。