ガソリン税に消費税…なぜガソリンは二重課税なの?
ここから https://car-me.jp/articles/10542
1リットルあたり130円のガソリンを購入したとき、そのうちの何割を「税金」として払っているのか、ご存知でしょうか?答えは約5割。金額にして66.23円です。その内訳は、ガソリン本体価格と、ガソリン税、石油石炭税、そして全体の金額に掛かる消費税ですが、これが二重課税ではないか?といわれているのです。
今はガソリンは170円近くします。そこでこんなニュース
ガソリン補助金発動、経産相表明 1リットルあたり3.4円
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA250TE0V20C22A1000000/
経産省は2021年度補正予算で燃料価格の急騰を抑える対策として、ガソリン価格が全国平均で1リットルあたり170円を超えた分に対し、5円を上限に元売りに補助する仕組みを設けていた。軽油や重油、灯油も対象となる。170円とした基準額は4週間おきに1円ずつ引き上げる。22年3月末までの期間限定措置だ。
しかし、
本来のガソリン税(本則税率)は、28.70円。それに25.1円の暫定税率を合わせた53.8円が、ガソリン税です。これに加えて石油税(2.8円)、そして消費税(8%)がさらに加算されているのです。
おかしくない?
ガソリン税の暫定税率は、本則税率の2倍で長期にわたり継続し、道路特定財源として道路を作り続けるしくみとなっていました。
しかし、いつまでガソリン税の暫定税率を続けるかについての見なおしにより、2010年4月に廃止されました。
ただし、同額分の特例税率が創設され、25.1円分の暫定税率分は現在も徴収され、使用目的も道路財源ではなく、一般財源に充てられています。
おかしい!
3.4円の補助金より、この暫定税率をやめるのが筋です。
もう一つおかしい!
ガソリン税+石油税に消費税がかかっているのです。
ここが二重課税と言われるゆえんです。
ガソリン代が166円としましょう。満タンで50リットル入れるとしましょう。
ガソリン税と石油税 56.6円 × 50 = 2,830 円 が税金です。
これにも消費税がかかります。
2,830円 × 8% = 226.4円 ←これが税金に対する税金です。
「ガソリン税率維持」総理会見ノーカット1/2(09/12/21)
https://www.youtube.com/watch?v=mxKbAALwONg
鳩山総理大臣は、ガソリン税などの暫定税率について、来年度から廃止するものの、新たな税を設けて税率は今の水準を維持する考えを明言しました。衆院選で公約したマニフェストに反することになります。
そこで出たのが「トリガー条項」。
レギュラーガソリンの1リットルあたりの価格が3か月連続で160円を上回った場合、翌月からガソリン税の旧暫定税率25.1円の課税を一時的に停止するというものです。 正式には、租税特別措置法第89条「揮発油価格高騰時における揮発油税及び地方揮発油税の税率の特例規定の適用停止」といい、旧民主党政権時代の2010年に導入されました。
今の政策は法に違反しているのです!