《 集中力を高める技 -1- 》
いよいよ、具体的な方法に入ります。
まずは集中力。
学校や家庭での勉強でも、集中するとしないのでは大きな差が出ます。これは誰もが感じていることだと思います。
それでは集中力とは?
その人がもっている力、すなわち感覚や能力を一つのことだけに使う力です。
ホルモンが関係しているといわれていますが、ここではふれません。
まず、どんな時に集中するのでしょうか?
まずは好きなこと、当然ですね。
小さなことでもよいので、好きなことを見つけるのが大事です。
次に目標があること。
「これを明日までにやろう」ではなく、「ここまでを30分でやってしまおう」などと小さな目標をつくって、達成感を得やすくするのがコツです。
さらに好ましい報酬があること。
「これができたらジュースを飲もう」というのも報酬にあたります。
この3つ「好き」「目標」「報酬」を自分なりに設定できることが第一のポイントです。
脳によい環境をつくるのも集中を助けます。
「暑い、満腹」が大敵です。「少し寒い、すこしお腹がすいた」ぐらいがちょうどよいそうです。
室内の環境も重要です。
ゲームやマンガなどのじゃまなものはしまう。
ベッドや布団も大敵。つい横になってしまいます。横になったらおしまいなのは誰もが経験済みですね。
CDラジカセやテレビもだめ。例外的にクラシック音楽などのBGMを小さな音量で流すと集中力が高まる場合もありますが、少なくとも歌詞のある音楽は思考を妨げます。
テレビはもってのほかです。
よい姿勢をつくるのも集中を助けます。
これでもやる気が出ないときは、とにかくやり始めることです。やることにより、脳が活性化され、やる気が後から出てきます。
「好き」「目標」「報酬」を設定し,環境を整えて,集中してみよう!
次回は、集中力を高める訓練を紹介します。