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世界を見る目が変わる50の事実-11-

2010-10-02 07:25:23 | 社会科こぼれ話
国連ミレニアム開発目標(MDGs)サミットにちなみ、ジェシカ ウィリアムズの評判の書 『世界を見る目が変わる50の事実』(草思社)の内容を社楽的に読むシリーズ。



第11回は、ロシアで家庭内暴力のために殺される女性は、毎年一万二〇〇〇人を超える

ある調査によれば、毎年300万人の女性が夫や恋人から肉体的に虐待をうけているそうでう。

それにしても、ロシアでは、毎年12000人から14000人の女性が夫によって殺されているというのは尋常ではありません。

2000年アメリカでも、2000年には、親しい(intimate)パートナーによって殺された女性の数は1247人いるといいます。

ロシアでDVが多いのはなぜでしょう?

1 「もし男性があなたを殴ったとしても、それは彼があなたを愛しているからなのです」という諺があるなど、伝統的な考え。

2 ソ連崩壊後の経済的混乱、精神の崩壊、女性の男性への経済的依存。

3 女性が逃げ込むシェルターの不足。(2001年 ロシア全体で6つの施設のみ)


1995年、北京女性会議(UN World Conference on Women in Beijing)で、189カ国が女性に対するあらゆる形の暴力と戦うことを誓約しました。
その行動綱領 第Ⅳ章 戦略目標及び行動  D 女性に対する暴力 というのがあります。

この精神の普及は世界的な課題です。

北京女性会議 行動綱領
 http://www.gender.go.jp/kodo/index.html

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