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核拡散防止会議

2010-05-04 06:48:18 | 日本を見つめる世界の目
今朝の中日新聞の一面トップはNPT会議です。



核拡散防止条約(Nuclear Non-Proliferation Treaty、略称:NPT)は、1963年に国連で採択され、1970年に発効した、核軍縮を目的に、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の5カ国以外の核兵器の保有を禁止する条約です。
採択・発効後も加盟国は増加し、2008年12月現在の締結国は190か国です。

イランのアフマディネジャド大統領は「一部の国だけが核保有を許される不平等がほかの国が核兵器開発を追求する理由だ」と演説をしました。詭弁なのですが、不平等であることは指摘の通りです。
現実を肯定しつつ、よりよいものを考えた結果の産物なのです。

しかし、核兵器保有国であるインドとパキスタンは不平等条約であるとして未加盟、核兵器を保有しているかもしれないイスラエルも未加盟、朝鮮民主主義人民共和国は脱退を表明しています。
条約の難しさを露呈しています。

5年毎に会議を開き条約の運営状況を検討することを定めており、0年・5年には会議が開かれます。
その2010年が昨日から始まったのです。

毎日新聞の社説の見出し「NPT運用会議 もう失敗は許されない」がすべてを物語っています。
オバマ米大統領が主唱する「核兵器なき世界」がどのように具体化されるのか、期待したいと思います。

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