《 一秒先の姿をほめる 》
お薦めの技です。
ほめると子どもは伸びる。
でもほめることがない場合にはどうするか。
一秒先の姿をほめればよい。
・帰りのあいさつの時、「起立」と声を出した係の子に向かって
○「お、今日は元気なあいさつが聞けそうな予感がする」
→にかっと笑い、張りのある声で「明日も元気に来て下さい。さようなら!」
・算数の時間。なかなか定規を使わない子がフリーハンドで書いた線を消した瞬間
○「お、定規を使って引こうとしているね」
→定規を持って線を引く
・おしりをいすから落として座っている子が、足を動かした瞬間
○「お、いい姿勢で座ろうとしているね。」
→座り直す
・漢字練習中、弱い筆圧でさらさら書いている子。2行目に移った瞬間
○「おお、いい字を書こうとしているね。・・・うん、黒々としたカチッとした字だ」
→強い筆圧で、線一本一本をしっかり書き始める。
・野菜が苦手な女の子。おかずに箸を付けようとしたとき
○「お、今日は、いつもより多く食べようとしているでしょ。」
→「先生、今日はけっこう食べたよ」と見せに来る。
これらは、方向付けである。
特に、小学校高学年から中学生にかけては、自尊心を適度にくすぐる。
マイナスを指摘するする材料が減り、教室が明るくなる。
子どもの自己肯定感も高まっていく。
応用で、明日をほめる方法もある。
「明日忘れ物をしない人」「はーい」「今手を挙げた人の明日に拍手をしましょう!」
教師にはプラス思考が似合う!