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関ヶ原探訪-1-

2009-09-14 06:21:52 | 取材・旅行
この夏に、数回に分けて関ヶ原の合戦地を探索しました。そのレポートをシリーズで行います。

昨日の大河ドラマは直江状。いよいよ関ヶ原に向けて動き出します。

ここでは、家康最初の陣の様子を紹介します。
まず地図をご覧ください。

9月14日夜に家康が赤坂を出て、最初に陣を構えたのが桃配り山。
午前7時には到着していたのではないかと思われます。10時頃まで、この地で指揮をしました。

と言っても、陣は中山道から登ってわずかなところ。
3万人の軍勢は、すぐに動けるように平地に構えていたことが分かります。ここが、秀秋のいた松尾山との決定的な違いです。

家康の位置からは、三成のいた笹尾山はよく見えましたが、木が高いためか、山に隠れてか、秀秋のいる松尾山は視界に入りません。
指揮のためのベストポジションとは言い難いかもしれません。
家康は、指揮よりも、自分も動ける場所を考えたのかもしれません。指揮は情報網でカバーしていたのでしょう。

陣には、家康が指示をしたと言われる岩が残っていました。
いかにもという岩でした。

桃配山の名の由来は、壬申の乱ので大海人皇子に出陣した際に、兵を鼓舞するために桃を配ったところから来ているそうです。

歴史の地なのです。

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