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世界の救急車・消防車事情

2009-09-28 05:37:19 | 社会科こぼれ話
 救急要請に迷ったら「#7119」へ。

 愛知県は10月1日から、病気やけがで救急車を呼ぶかどうか迷った場合に、看護師らが相談に応じる電話窓口を開設します。
 不要な救急搬送を減らすことが目的です。
 それほど、救急車の出動の多さが問題になっているのです。タクシー代わりに使うとんでもない人がいるからです。

 解決方法として、条件によっては有料化も話題になっています。
 確かに、病院の診察代に転嫁すればよく、内容によっては保険適用もあり得るでしょう。論議が待たれます。

 それでは、海外ではどうなっているでしょうか?

 たとえば、オーストラリアの救急車出動は有料です。
 基本料金に走行距離が加算されていきます。タクシーみたいですね。使用料金がけっこう高いので、オーストラリアでは救急車を気軽に呼ぶことはありません。
 ある州では、基本料金(最初の16km)が154豪ドル(約1万4500円)、16kmを超えた場合は、1km当たり3.93豪ドル(約370円)となっていました。ただし、最高額は3613豪ドル(約34万円)です。

 それでも赤字の州の中には、電気料金に強引に上乗せして徴収するようになりました。 電気料金の領収書には“Community Ambulance Cover 3ヶ月分$24.78”などと書かれています。

 アメリカも州によって異なりますが、保険に入っていれば公共救急車は無料、民間は300ドルから700ドルなど、かなり高額です。
 詳しくは次のサイトをご覧ください。病院の部屋代や、盲腸手術料金も比較するとおもしろい!
 海外の医療事情 http://www.4travel.jp/insurance/overseas/medical/  

 それでは、消防車は有料?無料?

 オーストラリアの消防車は、誤報であっても約2000ドル(19万円)の支払いを請求されます。高いですね!
 マナーがよければ、有料化の話題は出ないはずです。公共の精神について、考えるべきですね。
 それにしても、救急車や消防車が無料の日本って、良い国だと思いませんか?

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