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メールマガジン紹介-学習ジム・コーチ-

2015-08-11 05:36:50 | お気に入り
私が愛読しているメールマガジンを紹介します。

学習ジム・コーチです。

 登録はここから http://archive.mag2.com/0000119639/index.html

 最新号のタイトルは 「校長先生の話がつまらなかったわけ」


 いいですね。

 一部引用します。


その前に次の文章を読んでみてください。

中学の教科書によく出題される

「走れメロス」

の一文です。
========================================
メロスは激怒した。
必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を
除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。

メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮らして来た。

けれども邪悪に対しては、
人一倍に敏感であった。

きょう未明メロスは村を出発し、
野を越え山越え、
十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。
=======================================

この文を読んでどんな感想でしょうか?
私にはとても引き締まった感じがして、
情報量の多い中身のある文に感じます。

どうでしょうか?

次にこの文はどうでしょうか?
最初の4行だけ書き換えました。

=======================================
メロスは、何か言いしれないに
どうしようもないくらい、
腹の底からふつふつと
そして、メラメラとした
怒りに心が一杯になった。
=======================================

実は最初の太宰治の文書と比べると

「中身のない文」

になっています(笑) 同じ4行なのに何が

「中身がないのか?」

を考えてみますと、これは

「述語の数」

なんです。大切なので書きますと

「述語の数」

です。最初の文章は

========================================
メロスは【激怒した】。
必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を
除かなければならぬと【決意した】。
メロスには政治が【わからぬ】。
=======================================

と述語だけで「3つ」あります。
「走れメロス」がすごく引き締まった文に
感じるのは、全体的に1文が短く、

「述語が多い」=「情報量が多い」

からです。ですが、私の作った文では

=======================================
メロスは、何か言いしれないに
どうしようもないくらい、
腹の底からふつふつと
そして、メラメラとした
怒りに心が一杯に【なった】。
=======================================

とたった「1つ」です。

 「述語が少ない文」というのは

情報が薄くなる=中身がなりやすくなる

のです。学校の先生でつまらない話で
話が長いときにはこのように

「述語が少なくて、修飾語が多い」

のです。だから

「つまらない」

のです。ですから、作文を書くときは
述語の数をある程度入れるのに

「一文を40字ぐらいまで」

に抑えると文がすきっとします。


いかがですか?

目から鱗です。

私も、「一文は短く」とよく言いますが、「術語の数」に着目したことはありませんでした。

これは、具体的で、分かりやすい視点です。

いただきですね!

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