私が愛読しているメールマガジンを紹介します。
学習ジム・コーチです。
登録はここから http://archive.mag2.com/0000119639/index.html
最新号のタイトルは 「校長先生の話がつまらなかったわけ」
いいですね。
一部引用します。
その前に次の文章を読んでみてください。
中学の教科書によく出題される
「走れメロス」
の一文です。
========================================
メロスは激怒した。
必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を
除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。
メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮らして来た。
けれども邪悪に対しては、
人一倍に敏感であった。
きょう未明メロスは村を出発し、
野を越え山越え、
十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。
=======================================
この文を読んでどんな感想でしょうか?
私にはとても引き締まった感じがして、
情報量の多い中身のある文に感じます。
どうでしょうか?
次にこの文はどうでしょうか?
最初の4行だけ書き換えました。
=======================================
メロスは、何か言いしれないに
どうしようもないくらい、
腹の底からふつふつと
そして、メラメラとした
怒りに心が一杯になった。
=======================================
実は最初の太宰治の文書と比べると
「中身のない文」
になっています(笑) 同じ4行なのに何が
「中身がないのか?」
を考えてみますと、これは
「述語の数」
なんです。大切なので書きますと
「述語の数」
です。最初の文章は
========================================
メロスは【激怒した】。
必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を
除かなければならぬと【決意した】。
メロスには政治が【わからぬ】。
=======================================
と述語だけで「3つ」あります。
「走れメロス」がすごく引き締まった文に
感じるのは、全体的に1文が短く、
「述語が多い」=「情報量が多い」
からです。ですが、私の作った文では
=======================================
メロスは、何か言いしれないに
どうしようもないくらい、
腹の底からふつふつと
そして、メラメラとした
怒りに心が一杯に【なった】。
=======================================
とたった「1つ」です。
「述語が少ない文」というのは
情報が薄くなる=中身がなりやすくなる
のです。学校の先生でつまらない話で
話が長いときにはこのように
「述語が少なくて、修飾語が多い」
のです。だから
「つまらない」
のです。ですから、作文を書くときは
述語の数をある程度入れるのに
「一文を40字ぐらいまで」
に抑えると文がすきっとします。
いかがですか?
目から鱗です。
私も、「一文は短く」とよく言いますが、「術語の数」に着目したことはありませんでした。
これは、具体的で、分かりやすい視点です。
いただきですね!
学習ジム・コーチです。
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最新号のタイトルは 「校長先生の話がつまらなかったわけ」
いいですね。
一部引用します。
その前に次の文章を読んでみてください。
中学の教科書によく出題される
「走れメロス」
の一文です。
========================================
メロスは激怒した。
必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を
除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。
メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮らして来た。
けれども邪悪に対しては、
人一倍に敏感であった。
きょう未明メロスは村を出発し、
野を越え山越え、
十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。
=======================================
この文を読んでどんな感想でしょうか?
私にはとても引き締まった感じがして、
情報量の多い中身のある文に感じます。
どうでしょうか?
次にこの文はどうでしょうか?
最初の4行だけ書き換えました。
=======================================
メロスは、何か言いしれないに
どうしようもないくらい、
腹の底からふつふつと
そして、メラメラとした
怒りに心が一杯になった。
=======================================
実は最初の太宰治の文書と比べると
「中身のない文」
になっています(笑) 同じ4行なのに何が
「中身がないのか?」
を考えてみますと、これは
「述語の数」
なんです。大切なので書きますと
「述語の数」
です。最初の文章は
========================================
メロスは【激怒した】。
必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を
除かなければならぬと【決意した】。
メロスには政治が【わからぬ】。
=======================================
と述語だけで「3つ」あります。
「走れメロス」がすごく引き締まった文に
感じるのは、全体的に1文が短く、
「述語が多い」=「情報量が多い」
からです。ですが、私の作った文では
=======================================
メロスは、何か言いしれないに
どうしようもないくらい、
腹の底からふつふつと
そして、メラメラとした
怒りに心が一杯に【なった】。
=======================================
とたった「1つ」です。
「述語が少ない文」というのは
情報が薄くなる=中身がなりやすくなる
のです。学校の先生でつまらない話で
話が長いときにはこのように
「述語が少なくて、修飾語が多い」
のです。だから
「つまらない」
のです。ですから、作文を書くときは
述語の数をある程度入れるのに
「一文を40字ぐらいまで」
に抑えると文がすきっとします。
いかがですか?
目から鱗です。
私も、「一文は短く」とよく言いますが、「術語の数」に着目したことはありませんでした。
これは、具体的で、分かりやすい視点です。
いただきですね!