TRANS.Bizより「写本」の意味や歴史とは?「装飾写本」の『ケルズの書』も紹介を紹介します。
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ケルズの書をググってみました。
まさに芸術です。日本では、書物を飾るという発想はありません。面白いですね。
まとめです。
「写本」とは「手書きで複製された本」のことで、古代ギリシャ時代から作られ、現存する最古のものは旧約聖書が書かれた「死海写本」です。中世ヨーロッパでは、修道院の工房で修道士の手によるキリスト教の写本が盛んに作られ、美しい装飾文字や挿絵も細密画を専門とする修道士によって描かれました。
13世紀末頃からのヨーロッパ各地やルネサンス期のイタリアでは、裕福な貴族が豪華な装飾をほどこした装飾写本をコレクションし、活版印刷が発明されるまで写本文化は続きました。
近代では、ウィリアム・モリスがカリグラフィーとともに装飾写本の美しさを蘇らせました。カリグラフィーは日本でも人気があり、教室などが各地で開かれています。カリグラフィー教室ではイルミネーションと呼ばれる挿絵の技術を教えるところもあります。
■参考記事
「テンペラ」とは何か?ムンクの『叫び』などのテンペラ画も紹介
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