TRANS.Bizより 「無知の知」の意味とは?ソクラテスの言葉の原文や使い方を紹介します。
目次です。
- 1 「無知の知」は誰の言葉?意味と背景とは?
- 1.1 「無知の知」とは「知らないことを自覚する」という意味のソクラテス哲学の基本
- 1.2 「無知の知」はよりよく生きるための指針
- 1.3 「無知の知」のきっかけはデルフォイの神託
- 1.4 「無知の知」を探求したためソクラテスは死罪となった
- 1.5 「汝自身を知れ」が同じ意味とされることもある
- 2 ソクラテスの「無知の知」の原文が書かれた本
- 2.1 『ソクラテスの弁明』
- 3 「無知の知」を使った例文
- 4 まとめ
このシリーズは時代順ではありません。そのため、わかりづらさがありますね。
このブログでは、
「ソクラテス」の思想と名言とは?プラトンの『弁明』も解説
哲学入門4 ソクラテス式問答法とは?
哲学入門5 ソクラテスの弁明 よく生きること
ソクラテスは、人間の生き方についての真理を追究しようとした、元祖・哲学者
といってもいいでしょう。
まとめを紹介します。
「無知の知」は、ソクラテスの「知らないことを自覚する」という哲学の出発点に向かう姿勢を簡略して表現した言葉です。その哲学を探求するため、ソクラテスは識者に問答をしかけ、その結果、相手の無知を暴いてしまったことから憎しみを買われ、法廷で裁かれることになります。さらにその法廷の場で、人間はみな無知の中にいることをソクラテスが指摘したことから、さらに人々の憎悪が高まり、有罪に至るのです。
結果としてソクラテスは自らの死によって、人々の無知を証明したことになります。私たちはソクラテスの生き方から「無知の知」について考える機会を得ることができるのです。
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