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週刊朝日百科 仏教を歩く [改訂版]11号 明恵

2017-09-07 05:27:06 | 宗教の窓
週刊朝日百科 仏教を歩く [改訂版]11号は明恵です。



「みょうえ」と読みます。

明恵(1173‐1232)は鎌倉前期の華厳宗の学僧です。

紀伊国有田郡石垣荘吉原村(現,和歌山県有田郡金屋町)の生まれで、父は平重国,母は湯浅宗重の第四女ですが、8歳のときに母、ついで戦乱で父を失います。

これが、明恵に大きな影響を与えます。

9歳で母方の叔父の神護寺上覚に引き取られ、16歳のとき出家します。

東大寺戒壇院で受戒し、華厳・俱舎、密教、禅を栄西に学ぶなど、どん欲に学習します。

21歳ころに神護寺の別院栂尾山(十無尽院)に住み、寺僧間の争いを避けるために、23歳のとき故郷に近い白上峰に籠もりました。

建永元年(1206)には、後鳥羽上皇から栂尾の地をあたえられ、高山寺を創建しました。
そこでは、宋から栄西が持ち帰った茶の栽培でも知られています。

法然を批判した「摧邪輪」、自身の夢の記録「明恵上人夢記」が有名です。

本誌の内容です。

*あるべき姿に背くな  明恵
  叡尊 忍性

◆明恵とはどんな人?
 ・釈迦に恋した遁世の聖
 ・明恵を慕い、救いを求めた尼僧たちの意外な顛末

◆明恵のことば
  「あるべきよう」を追い求めた純真

◆明恵ゆかりの旅
 ・高山寺 明恵が愛した清々しき寺
 ・この地のおすすめ  明恵の「狗児」置き物
 ・国宝 仏眼仏母像

◆叡尊・忍性とはどんな人?
 ・十万人を率いた戒律復興の師弟
 ・心が貧しかったら、何の意味もない
 ◇叡尊・忍性のあゆみ
  ・[仏教 見る・聞く・ふれる]
    巨大茶碗でいただく叡尊“元祖”の大茶盛式
  ・叡尊ゆかりの旅 西大寺 高潔の僧侶が復興した市中の根本道場

◆法話 仏教への誘い  瀬戸内寂聴
  「三毒」貪・瞋・癡の毒に苦しむ私たち

◆梅原猛の新「授業・仏教」 梅原猛
  明恵・叡尊・忍性 戒を守り、戒の復興を志した傑僧

…ほか


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