日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

レッスン後

2005-09-14 22:51:58 | Weblog
今日は須田先生のレッスンを受けてきた

持って行った曲は、来月、小学校で弾く曲「バッハのプレリュード1番」「エリーゼのために」。それから、生徒さんに教えている「スペイン風のワルツ」。

バッハは、単純だからこそ子どもたちを飽きさせない演奏にしよう!!と思っていたのがそもそも間違っていて、曲の本来の姿を全く忘れてしまっていた。
清純で、まるで神様が人間の体を借りて音楽を奏でているように…それを表すための具体的な音の進行や臨時記号の意味、そういう物を丁寧に教えていただいた。
自分の浅さが分かって、反省した。

レッスン室にはピアノが2台並んでいて、隣のピアノで先生が弾きながら教えて下さるレッスンだった。
私が弾かせていただいているピアノのほうがずっと音がいいはずなのに、隣で鳴っている先生のピアノは、この世のものとは思えない美しい音がする。
ご自分でも演奏活動をされていて、生徒にも奏法を次々に教えて下さって、
しかもその指示が的確だなんて…

以前は、須田先生のレッスンはとにかく緊張の連続だった。
せっかく教えていただいているのに、緊張しすぎていつもはしないミスをしたり、
言われたことをすぐに直せなかったり、表情まで固くなって、本当にご迷惑ばかりかけていた。
まだまだ勉強することは山積みだけど、時々人前で弾いたり、セミナーのお手伝いをさせていただくようになり、先生とお話する機会が増えると、
今度は音楽プラス先生の人柄も大好きになった。
それに、どんなに小さな舞台でも、生徒が頑張っている姿を一番喜んで下さる。
だから、私たちは苦労してもピアノをやめないんだと思う。
今はやっと少し笑顔でレッスンを受けられるようになったし、少しは進歩しているのかな。。。自分ではまだ全然ダメだけど。。。

卒業して、周りの友達は朝から働いているというのに、なんだか社会人としてダメなんじゃないかとか、自立できるのか…不安はたくさんあった。
それに、大学時代、一人暮らしで好きなことをしていた頃と比べると、今は家族への思いやりを忘れてしまうこともある。
だけど、須田先生のレッスンやセミナーで特別な時間に身を置くと、気持ちが新しくなって、また少し頑張ろうとか、人に優しくしようという心まで生まれる。
なんだか良い事づくしだ


前日は、小・中学生さんのレッスンを受講させていただいた。
今は試験やコンクールの前で、ピリピリしている面もあるだろうけど、
あと10年続けてほしいな今よりもっと音楽が楽しくなっていると思うし、小さい頃からこういうレッスンを経験していれば、良い音に対する耳も育っていって、人の演奏を聴くのもすごく楽しいんだろうなぁ、と思った。

さて、次はいよいよ先生のリサイタルです
どんな演奏を聴かせていただけるのか、すごく楽しみです


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