日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

苦しむべき立場?

2005-12-19 23:18:00 | Weblog
歌舞伎の中村勘太郎・七之助がテレビに出ていた。
二代目松緑さんのエピソードに、なるほど!と思った。
番組のコメンテーターが伊東 四朗さんで、四朗さんが学生時代に書いた台本を
松緑さんに見せたことがあったらしい。松緑さんは目を通してくれて、
「素人のあなたたちは楽しんでおやりなさい。苦しむのは私達の役割です。」
と言ったらしい。

趣味で音楽を続けている人はたくさんいて、私達よりもずっと知識があったりする。
それに、仕事や生活とは別に音楽を長く続けるエネルギーというか、音楽への
愛情はとても大きなものだと思う。
楽しくなければ、そういう人たちは音楽はやらない。
だけど、音楽を職業として人生の選択をしてしまったからには、やはり楽しい
だけでは済まない。
ここでは書ききれないほどの紆余曲折があって、何度も折れたりしながら
続けてきたし、人に教えたり聴いてもらう為にはやはり努力も必要だ。
音楽が好きな人たちに、これからも好きでいてもらう努力。
「どうして続けているの?」と、きかれることがある。
「音楽しか続くものがなかったから。」いつもそう答える。
根底には音楽を愛する気持ちがあるけど、目の前の練習やその他色々が頭の
ほとんどを占めているから、単純に「音楽が好きだからです。」とは
言い難い。。。。
でも、たった今その番組を観ていて、人に楽しみや感動を与える立場なら、
職種に関係なくみんな苦しくて当然なんだと教えられた。

私もマンガを読んだりお笑いを見たり、ジャニーズを録画したり、
毎日楽しい思いをしているわけだけれど、その陰では漫画家も芸能人も
寝る時間を削って私達に娯楽を与えてくれているんだなぁ。
(終わりがみつを風になっちゃった。。。)

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