日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

会話

2014-02-05 10:53:28 | Weblog
実家にいた頃、食卓での会話は楽しいものでした。

新聞記事について、歴史について、日々のあれこれについて。。。。

両親は色々なことを知っていて、聞いているだけでも楽しかったです。

もっと勉強しないといけないなぁと思っていました。

時々遊びに来る父の仕事関係の方や高校からの親友だというおじさん達の話も楽しかったです。


最近は、家に帰ると喃語を話す娘と会話。

主人は仕事熱心でずっと本を読んでいるかパソコンを開いていて、

会話はというと経営に関することをしゃべり続けたり。。。。それくらいです。

特に意見を求めるわけでもなく、長時間の独演会の後、別のことに向かいます。


なんだか生きている意味が無いと言ってしまっては大げさですが

せっかく人間として生まれて大人になったのに、知的好奇心をかきたてるような

わくわくを全く感じないまま日々を過ごすのはとても退屈です。


小説の話や今日の出来事を私が話してもスルー。。。。

無視というのではなく、聞こえないようです。

話す気もなくなります。


なんだか最近、家にいても優しい気持ちになれません。

娘が産まれてから「寂しい、孤独だ」と思わなくなりました。

「忙しい」と「かわいい」の混ざった時間は本当にあっという間に過ぎていきます。

珍しく娘が早く寝て、時間があるなぁ思った時、ふと「孤独は自由だ」と思いました。

あんなに孤独はイヤだと思っていたのに、わずかに空いた自分の時間に本を読んで

考えをめぐらすことが贅沢な時間に感じられました。


年末まで村上春樹の本を読んでいました。

一緒に「村上春樹いじり」という本も読みました。

ウザい主人公が延々と語ったりする春樹の小説を嫌う人もいるようです。

私も過去の作品まで読んでいく気力はありませんが、新しいものは読んでいます。

あまりにも心を粗末にした暮らしをしていると、ウザい登場人物にちょっと憧れてしまうのです。。。


しかし、このストレスをどうにか発散したいです。

実家でたくさんしゃべってから帰宅するしかないのでしょうか。

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