日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

しめくくりのコンサート

2016-10-31 09:53:44 | Weblog
高校3年生の生徒さんが、舞台でピアノを弾かせていただける機会に恵まれました。

でも・・・受験生、今の時期ピアノを頑張ってと言っていいのか?と悩みました。

その生徒さんを感じで表わすなら「努力」でしょうか。

勉強もとてもよく頑張っている様子です。



彼女とは小学校高学年からのお付き合い。

基礎はできていたので、脱力や曲によって違う表情を感じ取ることなどを重点的にレッスンしてきました。

コンクールやピアノセミナー、発表会などにも積極的でした。

受験生になって定期的には通っていない状況でしたが、自分で練習に行き詰ると質問してくれたり

時間を見つけてはピアノに触れていたようです。



これが終わってしまえばしばらくは受験勉強に専念しなければなりません。

今までの集大成として、ご家族も一生懸命サポートして下さいました。

私もギリギリまでレッスンをして、ベートーヴェンのソナタを仕上げました。

本番も聴きに行きたかったのですが、あいにく合唱コンクールの仕事と時間が重なってしまい、行けませんでした。

いつも本番に強いし、集中力は私以上!!きっと大丈夫だろうと思いながらも、付いていてあげたい気持ちでした。



無事に演奏できて、のびのびできたという報告をもらって嬉しかったです。

努力を重ねる中で、好きなことをしているはずなのに、いつしか苦しくなってしまうことはよくあります。

大きな舞台でのびのびできたという一言が聞けて、心からホッとしました。



後日お母さんが当日を録画したDVDを持ってきて下さいました。

レッスンで教えた通り、できなかったところもちゃんと調整して弾ききっていました。

弾く前の緊張した表情と、終わったあとのホッとした顔もしっかり映っていました。

あれだけできれば彼女の力は100%出し切れたと思います。

心の中で大きな拍手を送りました。



進路は音楽ではありませんが、これからも一生大好きな宝物として

音楽と長いお付き合いをしていってほしいと願っています。




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