見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/72 AIRFIX HELLDIVER 製作編 WW2 U.S.NAVYの航空機搭乗員の服装について 

2024年03月05日 | 1/72 アメリカ海軍機
所属するマイナースポーツクラブの総会がやっと終わりました
今、せっせと議事録作っている最中です💦
総会前は資料作り、後も資料作りですが、まぁ何とか無事終わったのでヤレヤレというところでしょうか(^^;
そんな訳で、ちょっとキット作りにはまだ入れていませんが、その前に
ヘルダイバーの組み立てる過程で、機体に乗せるパイロットとガンナーの塗装は、詳細が分からずかなり悩みました
『どっかええ資料ねェがぁ~!?』
と探したその顛末を、忘れっぽい自分のためにここに書いておこうと思いまして(^^;
そんな訳で、エアフィックス ヘルダイバー製作記の『外伝』と云ったところでしょうか

最近はあまり開く事も無くなりましたがBlandford Colour Seriesのコレです

『Naval,Marine and Air Force Uniforms of World War 2』という本です
登場人物は写真をカラーイラスト化したもので、ふた昔前まではコレがワタシの唯一の(フィギュア塗装の)資料でした
因みに表紙の偉いさん3人は中に入っていません、中は国籍別になっているのでそのせいかも知れませんが...?

参考にしたのはこのページです

と云ってもこのイラストだけ(;'∀')
過去にこのイラストを元にハセガワのF4F-4のパイロットを改造・塗装した事があります
判ったのは、着ているツナギがAN-S31(AはArmy、NはNavy、SはSummer)というタイプだという事だけです
実戦部隊なのにヘルメットが赤だけどタイプは何て言うの!?ゴーグルのタイプは?と判らない事だらけ(^^;

そこで今回入手したのがコレ

OSPLEYのElite80 『The US Navy in World War Ⅱ』というヤツです
どれもこれもみんなエリートになっちゃってしまったこのシリーズですが(笑)
はるばるUKのWest Sussexから届いたのですが、こんなシールが貼ってあってドッヒャ~💦

最悪の事態を想像しつつ開封すると、何とか中身は無事でした(^^;
しかし、本が薄いビニール袋に入っているだけで、本を保護する硬い段ボール紙のようなものが何もないのです
当然、角がちょっと痛んでいて こりゃ〇M〇ZONに苦情案件ですわ(怒)
幸い中身には異常が無かったので、送り返しの手間や時間も考えて、返品交換は希望しませんでしたが...
今までに海外から取り寄せた書籍は有りましたが、こんなチープな包装は初めてでした
気を付けなければ...って何をどう気を付ければいいのかですが(-_-;)

さて、この表紙の左のパイロットが中で紹介されています
それによるとソフトヘルメットは『M450 Flying helmet』
コットンカーキのフライトスーツ(ツナギ)も『A/N-S/31(M426-A)』
ゴーグルは『Wilson MkⅡ』
ライフベスト(ジャケット)は『B-3』
という制式名であるという記述が有りました
これで検索するキーワードが判明です(^^)

今回は特に目立つ(ソフト)フライトヘルメットに絞って探します
で、取り敢えず紹介と云うか見つけたのが以下の写真です

こちらはPinterestで見つけたもの


こちらはWikiで見つけたものです
一人ずつ載せていては容量の無駄使いになってしまうので、集合写真を選びました(^^;
ライフジャケット(ベスト)も大まかに2タイプ見えますが、ヘルメットのイヤーパッド
ここは結構色々なタイプがある事が判ります
そこで、これについて何か書いてあるところは無いかと探しましたがダメでした

Wiki写真ではヘルメットの額から後頭部に掛けて、幅広の赤いラインの入ったものを被っているのが確実に3人います
全体真っ赤なのも最初に紹介したブランドフォード社のイラストにあり、それの元写真らしきものも見つけました

collectorbookstoreと云うところです
ここの本の中身紹介に載っていましたけど、この本欲しいですよねぇ~ってオレだけ?(笑)
まっそれは置いておいて(^^;
全体が赤のモノについては情報が探し出せませんでしたが
『M450』で検索するとヘルメットのこの帯についてヒントになる話が載っていました
U.S.MIRITARIA FORUMと云うところです
それによるとサイズ調整のために継ぎ足した!後だとか、
物が無かった日本やドイツならまだしも、アメリカで!?本当かよと云う世界です(;'∀')

最後に
1/32のフィギュア製作記事もありました、コレ為になります
THE MODELLING NEWSの記事です、一見の価値あり、です(^^)


【終了】




1/72 AIRFIX HELLDIVER 製作編(8) プロペラ廻してとり完です 

2024年03月02日 | 1/72 アメリカ海軍機
相変わらず当地は寒いですが、それとは関係なくとり完しました
ちょっとスピナーが飛び出た感じになってしまいましたが致し方無し
擦過音も無く静かに?回っている様をボ~っと眺めています...
この回転しているプロペラと云うのは、なぜかず~っと魅入ってしまう妖しい魅力が...
いや、癒しの風景かも(;'∀')







増槽の取付位置はキットの指定より内側(内翼側)に付け直しています

製作雑記です
このアンテナ、接着場所分からず本当に困りました

画像のクリアな今のフライアブル機にはこのアンテナが再現されていないんですよね(^^;
当時の実機写真は元より、他の方の作品(異スケール、異メーカー)も参考(パクリ)にして位置決めしています

電動プロペラのアップです

上から見ると微妙に左に傾いでいますが、これはモーターの取付時に傾いてしまったためです
スピナーのプロペラブレードの入るところは、かなり削り込みましたがまだちょっと出てますね(^^;

最後にちょい違った向きから





締めは実機写真で
この写真を参考にガンナーのポーズ(と機銃の向き)を決めました

写真はNaval History and Heritage Commandというところからです

因みにヘルダイバーの銃座の尾翼側は折り畳めるようになっているという事を知りました
NATIONAL AIR AND SPACE MUSEUMに良く分かる写真が載っていたのでご紹介しておきます

このかっこうで飛んでいたんですよね(^^;

Wikiにはフライアブル機の駐機姿勢での写真も有ります



次のキットは気が変わらない限り”AVRO ANSON”の予定です(^^;

【終了】

1/72 AIRFIX HELLDIVER 製作編(7) ウェザリングとアンテナ線張り

2024年02月29日 | 1/72 アメリカ海軍機
ヘルダイバー最大のピンチを何とか凌いだ(つもり?)
で、予告通り?ウェザリング(その他オールインワン)を施します


リベットを含めたゴッツイパネルラインを活かし
No331:ダークシーグレーを極薄めたものをパネル毎に載せていきます
塗った後、薄め加減が弱かった(グレーが濃い)事に気付き💦
スミ入れで誤魔化せないかと、タミヤスミ入れブラックの希釈したものを全体に塗ってみたのですが
これがあまり(ほとんど)効果なし...(;'∀')
そこで、つや消し+グロスシーブルーをこれまた薄めたもので上塗り
ここで、いやぁ~こんなもんでしょ(^^; と自分を納得させた次第です(笑)

特徴の穴あきダイブブレーキは、No7:茶色を薄めたものでざっと塗ったのですがちょっとイマイチ(^^;
下面側もざっとです、でやっぱりイマイチ(笑)


アンテナ線を張りました

定番のINFINI Model0.055mmブラックリギングを使い、尾翼にはヒートンを植えて起点にしています

胴体側の引き込みは左側面に0.4mmドリルで穴を開け、ブラックリギングを植え込みました
アンテナ支柱の先端にデザインナイフで切れ目を入れ、ブラックリギングのガイドにします
尾翼とアンテナ支柱間を貼った後、胴体に植え込んだものを接続して端をカットして出来上がりです
接着は全てサラリ瞬着です、アロンアルファ専用極細ノズルを使い点付けしました

この端をカット、と云うのが簡単そうで実はかなりな緊張を伴う作業です
ちょっとでも手先が振れたりすると、せっかく張ったリギングがパーになってしまうので
本当にすっごく神経を使うんです、と云う訳でアンテナ線の無い超短波アンテナ大歓迎です(笑)

ダイブブレーキがどうも気に入らず、No3:赤で塗ってみましたがイマイチ加減が解消出来ません
そこでNo68:モンザレッドを使い、極細面相筆でチマチマと穴モールドに色を入れていきました

ちょっと派手になり過ぎ?まぁいいか、と
下面はもう気力が続かず止めました(どうせ見えないし(^^;)

後部座席のスライドキャノピーに有るコブ状の物
スライドさせる際のローラーのようなものが中にあるのでは、と想像するのです

1mmプラ板の切れ端を整形して、らしくなるよう接着しました

残るは今回のテーマ?でもある回転プロペラです、それと主翼下の八木アンテナに尾輪も
順調に行けば次回辺り『とり完』を迎えられるかも...なんちゃって

【続く】

1/72 AIRFIX HELLDIVER 製作編(6)キャノピー(部分)差し替え事件(;'∀')

2024年02月27日 | 1/72 アメリカ海軍機
期待倒れだったジャンク転用の機体ナンバー
国籍マークの白い帯や☆と色の違いが余りにもなため、上塗りする事にしました(^^;
Mr.スーパークリアーつや消し(UV)を使い取り敢えず保護します
そしてはみ出ない様に周囲を最低限マスキングし
No62:つや消し白を極細面相筆でチマチマと上塗りしていくのです


反対側です、何とか遠目には誤魔化せたかな?と思うのですが
機体への接着工程で、PET工作スライドキャノピーにへこみが出来てしまって...

これが後にエライ事態を引き起こす事になるのです(自作自演または自業自得とも云う💦)

久しぶりにイモ虫マスキングです、まず機軸に対して縦方向の枠を塗っていきます

下地はC351:ジンク・クロメイト タイプ1で、その上からC365:グロスシーブルーにフラットベースを混ぜたものを
いずれも極細面相筆で塗っていきました
グロスシーブルーにフラットベースを混ぜたのは、胴体側と一緒にクリアを吹いて艶加減を合わせる事が出来ないためです
ワタシのやっている縦横別々マスキングでは、一方を塗装した後一旦マスクを取る必要が有り
後でまとめてシュバ~ッという手が使えないのです(^^;

で、その横マスキングです

パイロット側のスライドキャノピーは、下側の枠の尺が足りずプラ板で追加しました

出来た?


窓枠を描いた事によって、余計にスライドキャノピーの歪みが目立ってきました(-_-;)

もう矢印で示す必要もない程、到底誤魔化しきれません
ど~すりゃあええんじゃあ~~~(ToT)

と、連ドラならここで【続く】となるところですが(笑)
一晩ぐっすり寝て考えた末、該当部分のみ切り取って差し替える事に決定し、即実行に掛かります
切れ味鋭い(手もよく切ってしまう?)タミヤのデザインナイフを使い、枠の範囲で切り取りました

そして枠の形に切って、手でカーブを付けた差し替えPET素材を瞬着で付けます

微妙にカーブが違いますがもう限界です💦
この後、下端を整え窓枠を塗り直して、これにて一件落着と( ̄▽ ̄;)

このやり直しで軸がちょっとずれてしまいましたが、ここもノープロブレムです(^^;


後部銃座の7.62mm機銃を付け、プラ板で工作した防御用の装甲板を付けました


自作自演の最大の難所?も無事クリア(という事にして)
このまま知らん顔をして、次回ウェザリングに突入のココロだぁ~(笑)
(ここ『小沢昭一の小沢昭一的こころ』の小沢昭一さん風に(^^;)

【続く】



1/72 AIRFIX HELLDIVER 製作編(5) やっと機体塗装に

2024年02月24日 | 1/72 アメリカ海軍機
またまた寒くなってきましたねぇ~
この間の陽気で仕舞い込んだ毛布を、また引っ張り出してしまいました
製作も終わりが近づくにつれ、残工程は神経を使うやり直しが効かないものがほとんど
嗚呼、春はまだ遠い...としみじみと感じている今日この頃です(^^;

プラ棒を植えこんだ後の均しが終わりました

リベットやパネルラインがかなり消えましたが、もうノープロブレムです(笑)

色々有りましたが何とかこれで機体塗装の段に入れます(^^)
コックピットをマスクした後、まず特色セットのC316:ホワイトFS17875アメリカ海軍標準塗装色
いわゆるインシグニアホワイトを使い、エアブラシで下面を吹きます


続いてまた特色のC366:FS35164インターミディエイトブルーを
下面の外翼と胴体側面、垂直尾翼に吹きました

吹いてみるとプラ棒を植えた痕跡が微かな盛り上がりとして残っていて(;'∀')
リベットやパネルラインをなるべく残そうとしたのがまずかったみたいです
均し直して塗装したのですがダメ、結局この工程を2回やり直しました(-_-;)

トライスキームの一番上部の色、C365:FS150421グロスシーブルーをこれは筆塗りします

インターミディエイトブルーとの境界のボケは
シーブルーを筆塗り後、再度インターミディエイトブルーをエアブラシして表現しました

マスクを取ってキャノピー固定部分の枠塗りです
No351:FS34151ジンククロメイトタイプ1を極細面相筆で塗ります

枠のモールドが結構いい加減と云ってはアレですが...そっちがそうならこっちはこうだ!?と
機体側にはみ出ない様にマスクしましたが、他はオールフリーハンドです(笑)

ここではみ出し部分を整え、C365:グロスシーブルーをまた極細面相筆で塗りました


で、問題のマーキングです
キットのデカールが使い物にならなそうなので、ジャンクから流用しようと考えたのですが
流石に全部が全部流用では如何にもまずかろうと
そんな訳でVマーク(意味不明)だけは塗装しようと云う事になり
マスキングしましたが、本当に面倒臭いです!

終わりました(笑)

ワタシの事ですからこんなものです(開き直り)

そして流用デカールを使って国籍マークと機体ナンバーを貼りました




国籍マークはタミヤのコルセアから、機体ナンバーはドラゴンの1/35AFVからです
ドラゴンの物は予想以上の黄変ぶりで、オリジナルとたいして違わないんじゃないかと云うレベル
その上劣化もバッチリ?で、リキッドデカールフィルムを使う事に💦

タミヤのはしっかりしていたのですが、これがしっかりし過ぎ(笑)
相手が下ろし金のような表面となれば尚更です
何度も蒸しタオルを当てたりマークソフターを塗りたくったりして、やっとここまでなりました



【続く】