見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/35 MENG MODEL PICK-UP w/ZPU-1(2)

2021年08月30日 | 1/35 カーモデル

どうもです
まず組説通り、シャーシ(ロアアームと云うのだそうです)から組み始めたのですが
この黒の”A”ランナー、BもXもですがこれが曲者でして
このプラ材質が柔らかいんですよ、組立中グッと力を入れるとエッとなって「汗ッ(^^;」
もちろん、この後の工作には(ほぼ)支障が無かったのですが...

ここにはプレス時の押しピンの後ではなく、空気抜き?に廻った柱状のプラ材が問題に
シャーシ(ロアアームだった)だけでこれが6本も出ていました

真っ黒なのでよく見えないのです、途中までパーツの一部だと思い込んでいました(^^;

あと、ダボの合いがよくありません
穴(凹)が狭いのか突起(凸)が太いのか分かりませんが、入らない

これはショックアブソーバの取り付け穴を開け直しているところですが
組み立てた後になってから、こんな事をしなければならなくなります(笑)

リアアクスルにも抜き後の置き土産が
おまけにここは歪んでというか反っています


強制接着!

最後に画面右側の端の部分を抑え込んで何とか合体させました

で、なんやかんやでロアアーム出来上がりです



そして工作は車体上部に移動します
予め塗装しておいたシート×3、ハンドル、シフトノブ×2を取り付けます
面倒くさくなったのでコンソール、ドア内側もマスキング無しの筆塗りです(^^;


因みにコンソールのメーター類はデカールです(当たり前か)

デカールの印刷自体がちょっとピンぼけ気味ですが...分かりませんよ(笑)

そして組立完了、ロアアームに固定しました

ここも微妙に合いません、少しロアアームが反っているみたい
仕方なしに瞬着で接着箇所を一つずつ固定して行きました

紹介し忘れていましたが、車体上部のボディはスライド成型っぽいです


仮に被せてみました



そしていよいよ弾痕です
まずピンバイスで貫通予定箇所に穴あけます
その穴を中心に内側をモーターツールで削って薄くし、
表から穴にピンバイスや爪楊枝の先を斜めに突っ込んだりして、穴の形が不規則になるようにしました



装甲板ではないので、本当はドアの内装側にも貫通痕が生じているはずなのですが、パスしてます(^^;

余談
土日は恒例のマイナースポーツの審判業で、両日とも海の上
土曜は雨でカッパ着用し屋外サウナ状態、日曜はガビンガビン好天で日干し状態
そのうえ感染対策でマスク着用です
発汗が尋常では無く、まったくトイレの気配も感じられない素晴らしい週末でした(笑)
晩酌のビール、それはそれは美味しゅうございましたけど(^^;

【続く】

1/35 MENG MODEL PICK-UP w/ZPU-1(1)

2021年08月26日 | 1/35 カーモデル
今回はこれです


何でって言うと、購入時期は前後しているのですが
このボックスアートの背景にあるクルマなんですよね(^^;


MBのSkull-clanを作り始めた時ですか
https://blog.goo.ne.jp/t2018731838/e/9e9e279568dcb945b774b88b8c1fd3a4
組み合わせてやろう、と思ってからほぼ2年経っていました(汗)

整形に次ぐ整形のAMAZONのネーチャン達も、残すは一人となり
気持ちに若干余裕が出来たのも有り、今回の製作となった訳です

という事でまず中身を紹介させて頂きます

インストの裏と表、冊子になっています

開くとこんな感じ

クルマキットの常道、シャーシから組み立てる様になっています

すいません、ページが多いので中間省略させて頂きます(^^;
一気にZPU-1の組立にジャンプ

パーツ一覧図とカラー塗装図でおしまい


で、パーツです
上部車体部分の白パーツ

ボンネット、運転席廻りは箱入りなんですよね


ウィンドーガラスに内装パーツのグレー
そして民兵のオッサン、いやアンチャンか?


スペア付きタイヤ、デカール、EPです


黒パーツ
Aパーツ、これはシャーシ部分です

Bパーツ、こちらはホイールの他に、ロールバー・ワイパー等の車体上部の部品

Xパーツ、ここはZPU-1専です


これを苦手なジオラマベース自作と、一人残ったAMAZONネーチャンと共に仕上げ
そして1/35カーモデル三作目にして、ダメージ表現に挑戦です...つもりですけど(^^;

【続く】

1/72 タミヤ Spitfire MKⅠa リペイント(3) 

2021年08月22日 | 1/72 スピットファイア(マーリン搭載)
BoB記念スピットのリペイント、とり完です








スピットの下面はオイル漏れがよく目立った、という事で
ちょっと派手目に表現してみました

バックミラーはこの写真を見た限りでは確認できません

DW◎Kは付いているのが見えますが、DW◎Oはどうも無さそうに見えたので
キットのままで追加工作は止めました
銃口の埃防止テープは、おそらく有ったのでは思うのですが
これもキットの指示のまま、無し状態にしました。

コックピットをアップしてみました




パイロットはウェブスターさんのつもりです(^^;
s/n X4011の Sgt SC Bakerさんか、 P/O Macintosh Grayさんの可能性もあります
またはX4063の P/O Brownさんかも?
ですが、このDW◎Oに最初に乗ったパイロットと言う事で敬意を表して
(と云うか思い入れで)
PILOT P/O Frank Kinnersley Webster、S/N:R6595とさせて頂きました。


右手はコックピットに固定してから角度を調整して付けます
制服の上にライフジャケット、そしてパラシュート、で最後にシートベルトのつもりで工作しました
今回特に拘ったのがレザーヘルメット回りです
片方外した酸素マスクはプラの切れ端と伸ばしプラ棒ででっち上げ
酸素チューブは0.38㎜極細コードというものを使用
通話装置のコード類は0.055㎜ブラックリギングで、イヤーパットとマスクに付けました。


【敵味方識別装置について】
ところでキットの塗装図にはIFF MK2と思われるアンテナ線が描かれています

ちょっと見にくいですが、胴体左右のラウンデル部分から水平尾翼に伸びているものです

色々調べて今回は省きましたが、自信はありません
これが未だによく分からない部分でして(^^;
ネットで探した限りでは、英語版Wikiぐらいしか記事が見つかりませんでした
それによるとBoBも終わりになってから広く展開されはじめたみたいで
(該当の記事の文章)
the Mark II began widespread deployment at the end of the Battle of Britain in late 1940.

このDW◎Oはウェブスターさんの乗機のつもりですが
そうするとIFF MK2を搭載していなかったのでは、つまりこのアンテナ線はなかった可能性大!?

搭載している機体はこの矢印の先にあるように、アンテナ線の機体への引き込み口がはっきり分かります

こちらにあった動画を切り取ったものです
https://imgur.com/xv53lWM

動画にこういう説明が有り、はっきり写っているものの中で
時期的に一番BoBに近かったので選んでいます
Spitfire Mk VB W3579 of Wing Commander Edgar Norman Ryder forced down on a Dunkirk beach by anti-aircraft fire on October 41st 1941

9枚目に載せた例の写真には、ガン見してもこの穴が無さそうに...
どうなんでしょうかね?どなたかご存知の方がいらっしゃれば御教授頂きたいと思うのですが

何とかウェブスターさんの亡くなった、8月26日に間に合いました
模型を作っていて、こんな心境になったのは初めてなのですが
ウェブスターさんを始め、この戦いでの全ての犠牲者の方のご冥福をお祈りいたします。
うちは浄土宗なものなので(^^;


【終了】

1/72 タミヤ Spitfire MKⅠa リペイント(2) 趣味でS/Nを探ってみました

2021年08月20日 | 1/72 スピットファイア(マーリン搭載)
今回は製作記事では有りません
あ~でもないこうでもない、と無駄にダラダラ長い記事になってしまいました
お許しくださいませ<(_ _)>

塗装図をガン見しながらリペイントしていて気付いた、というかアレッと思ったことが有りまして
もうとっくの昔に指摘され、皆さんご存じでいると思うのですが...
まず取説の赤のカッコで囲ったところ、スコードロンコードが違ってます

キットの601SQNは”UF”なんですよね、デカールの”DW”は610SQNです
601SQNは砂漠迷彩のMKⅤbで有名な、イアン・R・グリード中佐配下の部隊です
BoBの頃はハリケーンで戦っていたはず(^^;

ここら辺りは、世界の傑作機を読むと写真解説でちゃんと書いあるし
英語版Wikiやその他のサイトでも同様なので間違いないと思います、が
そんな事をワタシは2021年にもなって「今、気付いた!」という状態(恥)

いろんな方のタミヤ72スピットの製作記も
ネットでヒットしたものに限りですが、出来る限り覗かせて頂きました
しかし、どなたもこれについて触れておられないようです
そのため自分のためにここで書いておくことにしました。

ついでにですが、シリアルNoも不明です
キットは”L1043”となっています、これも調べてみると二説ある様なのです
そもそもDW◎Kと一緒に写っている、あの有名な飛行中の写真には
見えている右側だけですが、S/Nが全く描かれてないようです


下記のサイトに610SQNの機体コードとパイロット名が記載されていまして
https://www.asisbiz.com/il2/Spitfire/RAF-610Sqn-DW/pages/Spitfire-MkIa-RAF-610-Squadron-Battle-of-Britain-pilots-and-assigned-aircraft-0A.html

これによると”DW◎O”のパイロットは、Plt-Off・Websterという人になっています
これだけでは何とも判断出来ませんので、裏付けを取るためまた調べます

ところでどうでもいい話ですが、ここには搭乗員の階級としてSgt、Plt-Off・flg-Off・Flt-Ltの4階級がありました
Sgtは分かるのですが、あとの三つはどう違うのでしょうかね
Plt-Offは応召か志願したパイロットの将校、flg-Offは士官学校を出た正規将校ではないかと思うのですが
Flt-Ltは下級将校になると思いますが、どの立ち位置になるのかよく分からないです。

こちらには610SQNの隊員がアルファベット順に、在任中の大まかな経歴が書かれています
https://www.worldnavalships.com/directory/squadronprofile.php?SquadronID=66

これによると”DW◎O”のパイロットオフィサー・ウェブスターは
1940年7月26日に配属され8月26日には戦死という事に!
で、シリアルNoも”R6965”になっているのです...キットと違います

では、という事でシリアルNoをここで見てみると
http://www.rafcommands.com/database/serials/

”R6965”はNo92SQNという説も!?
じゃ”L1043”はどうなんでしょうか、と
http://www.rafcommands.com/database/serials/details.php?uniq=L1043

”610SQN”じゃない?という話みたいですが、ユニットが57 OTU になっています

ここに書いてあった”Search Google for Spitfire Ia L1043”で検索してみますと
こんなところに飛んで
https://aviation-safety.net/wikibase/138167

”57 OTU” というのは”57 Operational Training Unit”の事
木にぶつかって壊れちゃったんですね。

シリアルNoについては限がないというか
いつまでたっても決め手が見つからないのでもう諦めようかと(^^;
結局デカールも(何年も前に)貼ってますし(笑)
何が変わってくるわけでもありませんから

そこで最後にこれを紹介させて頂いて、お終いにしようと思ったのですが
https://ww2aircraft.net/forum/threads/done-1-48-tamiya-spitfire-mk-i-dw-o-610-sqdn-bob-gb.26337/

フムフムと(翻訳を)読み進めていくと...
エッR6595!?
R6965の書き間違いじゃないの?
待てよ、と再度http://www.rafcommands.com/database/serials/でR6595を検索してみると
当たりましたですヨ!

ここ(ww2aircraft.net)でアンディさんが記述されている内容は、結構納得できる線だと思います
R6965ではなくR6595の可能性が極めて大ですかね

こちらにはそれと同じ情報に基づいたイラストが描かれていました
https://www.markstyling.com/spitfiresmkl_ll_10.htm


で、本当に最後の最後です
ここなら信頼度最高というか、ここより他には無いですよ
https://discovery.nationalarchives.gov.uk/details/r/C16687495

何せgov.uk(英国政府)の国立公文書館ですからね
公文書を平気で改竄する、黒塗りするようなどこかの国とは違います(^^;
で、R6965ではなくR6595が正解でした
って機体に描いてないみたいなので、製作には全く関係ないんですけどね(笑)

【続く】

1/72 タミヤ Spitfire MKⅠa リペイント(1)

2021年08月19日 | 1/72 スピットファイア(マーリン搭載)
砂漠の嵐のTornado GR.1に掛りっきりで
この製作時期はBoB真っ最中、だという事をすっかり忘れていました
(この頃の)英国機ファン、スピットファンの私にとっては(恥)以外の何物でもありません(^^;
そんな訳でRAFが連続しますが、背に腹は代えられぬ?という事で今回は

--------------------Spitfire MKⅠaです(^^;

手付かずのキットから、と思いましたがMKⅠはストックも無く
通販サイトを見ても良さげなキットが見当たりません

そこで例の如く、手っ取り早い方法として過去製作のものを
改造、再塗装して載せるという事に
過去も過去、黒歴史どころか先史時代、記録も記憶もないんです~♪ のころ作ったものです
作った事、捨てていない事だけは覚えていましたので
押し込みの奥から箱を発掘し、取り出してリメイク開始です

まず埃を払いました
デカールを貼ったところが、あっちこっちでシルバリングを起こしているんですよね
そんな箇所にMr.マークセッターを、刷毛で上から叩く様にして浸み込ませます
それでも液が廻らないところは、余白の部分に慎重にカッターの刃で切れ目を入れて浸み込ませました

浸み込み中?の画像です

何せ先史時代、クリアなんぞ吹いていなかったのが幸いしました(笑)

まぁ何とかシルバリングは抑えられたみたいです

もうこの時点で乗降ドアを切除しました
当然?EDUARDのパーツを使わせて頂きます(^^;
キャノピーは割合すんなり取れてラッキー、ですが
いい加減な接着していたんだな、と反省です

恐らく購入したての頃の先代タミヤ製エアブラシを使ったのでしょう
ボケボケになっている迷彩の境界線を、気持ちスッキリ化させます
塗料はあの頃も使ったと思われるDGと二代目(新)DEです


境界沿いに薄くした塗料を筆で塗って、程々にはっきりさせました
デカールに掛らない様に気を使うところですが、何とかクリア
Mr.スーパークリアUVカットつや消しを吹いてデカールを保護した後
タミヤスミ入れ塗料(ブラウン)と(ブラック)を混ぜて、ウォッシング&墨入れ
排気煙と発砲煙をNo33:つや消しブラックを薄く吹いて表現しました


右翼のラウンデルの欠けた部分もリペイントしています
パイロットはエアフィックスの出来がちょっと、なものを改造して使う事に

改造はまず両腕を胴体から切除、これは再利用します
次に飛行帽を中心にカッターを入れています
イヤーパットの形をはっきりさせ、首回りはスッキリさせて顔の向きを変えました
しかし顔がひょっとこに近いのは頂けません、今まで不採用だったのも合点です
ここのところ72フィギュアの顔に対する世間の?基準が厳しくなっており
手こずりながらも顔もかなり直しました、酸素マスクもこれから作ります

ピトー管はしっかりいなくなっています、というか付けた形跡がない!?
上手い具合にパーツが転がっている訳もなく、プラ板と真鍮線で再生しました

アンテナ線も準備しています
今のうちにという事で、アンテナ柱と垂直尾翼上に0.3㎜のドリルで穴を開けました

アンテナ柱にブラックリギングを結び、張れるようにして置いて柱を再接着しておきました
ここはテンションが掛かるので、完全乾燥まで待機です。

【続く】