見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/32 アオシマ THUNDERBIRDS FAB1"LADY PENELOPE" AND "PARKER" (6)

2023年08月27日 | その他
今回は製作記事ではありません
久しぶりの調査記事?です(笑)

前回に続いてこの本を購入しました、これは〇M〇ZONで見つけたものです

2022年5月の初版3刷です
同年1月に公開された”サンダーバード55”に合わせて発刊された
映画の吹き替えキャストの紹介も入ったもので、プロデューサーの(故)ジェリー・アンダーソンを始め、
当時のスタッフのエピソードなど、知らなかった事が一杯のなかなか読みごたえがある本でしたが、
その中でちょっと興味を引く記事が載っていたのです

それはジェリー・アンダーソン氏の年の離れた兄、ライオネルに触れている個所でした
17歳でRAFに志願し、モスキートのパイロットとなって戦い
1944年にオランダ上空で撃墜され戦死した、という内容だったのです

「モスキートのパイロット!?」
これが蛇の目好きの頭の中でエコーのようになって残り、いつまでも気になって仕方ありません(;'∀')

17歳で志願してパイロットになったと云う事は、Flight/Sergeantだったのか?
1944年の何時、所属部隊は、機体はFだったのかFBそれともNF、PR?
疑問が次々に頭に浮かんできます
しかしこれではあまりにも漠然として、異国のシロートが調べるにはハードルが高すぎました

たまたま同時製作の形でタミヤのBf109G-6を作っているのですが
この関連でドイツ夜間戦闘機隊のBf109について、タミヤニュースに連載されていた
『モデラーのための戦史(RAFボマーコマンド対LWナハトイエーガーの戦い)』
という記事を読み返していました
すると、連載も終わりのJuly 2021 Vol.626号のNo359の記事の中で

BC(ボマーコマンド)の出撃日時、都市名、撃墜された爆撃機の機種と所属、コードとシリアル番号
搭乗員の階級・氏名など全てが書かれた資料があると書かれていたのです
そんな宝の山みたいなものがあるのか!?と題名で検索してみると、何とあったのですよねコレが(;'∀')
下が執筆者の菊池晟氏が紹介されていた本の題名と作者です
”royal air force. the bomber command losses of the second world war"Ⅰ~Ⅳ By W.R.Chorley

しかしながら極東の島国に住むヘッポコモデラーが入手するには
これはあまりにもハードルが高すぎます(そもそも読めないし...💦)
ebayで中古品が出ていますが高い!しかも全部海外(送料が更に)
よく見るとVol.9なんてのまで出ていて...えっⅣまでじゃなかったの?って
(これは所謂ハードカバー版とペーパーバック版の違いらしいです)
これはもう研究者の領域です、諦めるしか有りません(~_~;)

と本は諦めましたが、往生際の悪いワタシはなおも検索エンジンをフラフラ(;'∀')
すると...
INTERNATIONAL BOMBER COMMAND CENTREというサイトに行き当たったのです

搭乗員の名前を入力して検索を掛けるやり方です

そこで恐る恐るGerryのお兄さんの名前『Lionel』を入れて検索をかけて見ると...
出ました!なのです



フルネーム:Lionel David Anderson
階級:F/S(Flight/Sergeant)
年齢:22歳
機種:Mosquito MkⅥ
所属飛行隊:No515Sqdn
飛行隊コード:3P
シリアルNo:NS895
戦死日時:1944年4月27日
埋葬地:オランダ、アーネム
夜間出撃でディーレン飛行場に墜落したことも
そしてご両親の名前、出身地も書かれています
Son of Joseph and Deborah Anderson, of Neasden, Middlesex.

もうこれで決まり!と行きたいところですが
せっかくここまでたどり着いたので、事実の補強(裏取り)をしようともうちょい検索します
まずシリアルNoをRoyal Air Force Commandsに入力して探します

機体はFB MkⅥ No515Sqdn 墜落した日付も同じです
ナビゲータの名前も分かりました
Sergeant  Anthony Bert Hayward Sims です

両親の名前も確認しました
これはGerry Andersonを英語版Wikiで検索しています

①の部分にご両親の名前(Joseph と Deborah)
②には墜落した日付と場所が書かれていました

更にAVIATION SAFETY NETWORKと云うところで墜落機の確認をします

00:55離陸、本当に真夜中の出撃だったのですね

最後にNo515Sqdnをまた英語版Wikiで確認しました

機体のバージョンも、基地名も合っていました
MkⅥを運用し始めたのが1944年3月から、F/O Andersonは部隊に配備されたばかりの機体に乗って出撃したんですね

で、このMkⅥ 早速探してオクに出ていたので落としちゃったりして(;'∀')
タミヤの1/72です
すでにタミヤのB.MkⅣ/PR.MkⅣとハセガワのNF.MkⅧが積んであるんですけど
なんかワタシに作れと、声にならぬ声が命じているような気がして...( ̄▽ ̄;)

【続く】


1/32 アオシマ THUNDERBIRDS FAB1"LADY PENELOPE" AND "PARKER" (5)

2023年08月23日 | その他
サンダーバードのFAB-1製作記のはずなのですが
もう単なるフィギュア改造記になってしまっています(^^;

まず、車内座位のレディ・ペネロープです

左)顔を何とか見れるぐらいに修正し
右)スォッシュデザインのサングラスを掛けました

コレが似合うだろうと、トンガリメガネタイプを選択
変装してFAB-1に乗り、疑惑のパーティーに潜入する道すがらという設定です
いかにも怪しげな女スパイ風になったのではないかと(笑)


シートに座ってもらいました


レディ・ペネロープ立位バージョンです

タミヤエポパテでスーツを形作っている途中です
最初は高密度タイプを使っていたのですが、乾燥に時間が掛かり過ぎて作業が捗らず
途中から速硬化タイプに替えました

お顔のBefore(左)/After(右)です

イージーサンディングで頬をふくらませ、鼻を高くするとともに鼻筋を細くし
ちょっとぽってり気味の唇(個人的感想です)を薄くしています
上唇がちょっと煤くなり過ぎたような...

パーカーはちょい難航していますので、また次回にでも紹介させて下さい

FAB-1やペネロープさんの資料を探していたら、オクでこんなモノを見つけまして

サンダーバード クロスセクション 日本語版です
本体1700円 送料710円 
当然、即攻で落としました(笑)

その中のFAB-1の図解です

ドアが下に開いてステップになるんですね!
ヘタなドアパカ改造なんかしなくてよかった...て、出来っこないですけど( ̄▽ ̄;)

【続く】

1/72 タミヤ MESSERSCHMITT Bf109G-6 (1)

2023年08月21日 | 1/72 ドイツ空軍機


久しぶりのドイツ機です
2021年のFw190A-8以来ではないでしょうか?

これまた傑作の名も高いグスタフ、サクサクと組み立てが進みます
コックピット側壁を組み立て塗装しました


その胴体を合体させます

13mm機銃のボイレを含むパーツ割は、バリエーションを考慮しているようにも
そうでないようにも...とにかく合体します(^^;


パイロットシートも組み上げてデカールを貼りました

シートベルトと計器盤はデカールです

コックピット部は胴体を貼り合わせた後から差し込めるようになっています


主翼を上下張り合わせ、尾翼も胴体に組み込みました

まったくノーストレスです!

主翼とコックピットを胴体と(仮)合体させてみました

この状態で仮組みですよ、恐るべきパチピタです💦

実は入手から4年近くも手を付けていなかったのには理由がありました
あるシーンを再現したくて、でも自信が無くてそれで積んだままにしていたのです
それはコレ、この本のページにあるシーンを再現したくて...


このシーンなんですよ

何と、お尻を手で支えている!!

写真の解説によるとパイロットと空軍補助婦の間には
『Personliches Verhaltnis』(個人的な関係!?)が築かれていたそうです(^^;
このシーン、未だに作り上げることが出来るか自信は無いのですが
いつまでもなぁ~と云う訳で( ̄▽ ̄;)

ところが製作に関してフィギュア以外にも問題があります
それは、このBf109自体なのです
写真が撮られた場所も日付も(1944年しか書いてない)、所属部隊も機種も何もかも記載されていません
唯一、夜間戦闘部隊(Nachtjagern)という単語が書かれているのと
1944年という事から機体はF型ではなくG型の可能性が高い?
ボイレの有無は不明ですが、微かに見えるアンテナ線の引き込み位置やループアンテナが無いことから
G6ではなくG2~5ではないか、と云うことぐらいしかワタシには分かりません

色々探して見たのですが、全く参考になるような資料を見つけることが出来ませんでした
そんな訳で、あくまで写真の再現を目指して機体を改造するか
機体をG-6のままで、なんちゃってシーンにするか、未だに迷っています
取り敢えず、暫しフィギュア作りで時間を稼ぐことにしましょうか(笑)

【続く】

1/35 Gecko Models British ATMP w/Rescure Stretcher (5)

2023年08月18日 | 1/35 AFVその他車両
お盆が終わりました、仏様を送り
大迷惑だった台風7号も去り、そしてまた猛暑が出戻り?
ぁぢ~( ̄▽ ̄;)

本体はとっくに出来ていたのですが、ちょいとGerman Infantry Setの関係で
フィギュア(ドライバー)が後回しに...
今回、遅ればせながらやっとでっち出来たので
これでATMPを『とり完』とさせて頂きます<(^^;)>

まずATMPから
左右斜め前後です





前後


バックランプはミラーフィニッシュを貼っています

上から

ストレッチャーは乗っけているだけです

フロントのライト類


難物だったバックミラー、そして座席のメーターとステンシル類


バックミラーはクリアパーツで鏡面を表現しているのですが
下に銀をぬってこれではライトになってしまいます(下左)

そこで上からミラーフィニッシュを貼りました(上右)

難物だったバックミラーですが
このしっかり重量のあるミラー部を支えるのはこの細いプラパーツのステーだけなのです
しかもイモ付け!金属に替えようにも取付穴を開けるスペースも無く
結局キットパーツのまま、スチロール系接着剤の粘着力に期待するしかありません

こんな格好で固まるまで過ごさせました(笑)

フィギュア(ドライバー)ですが
そもそもシートに収まりません、その上PEのシートベルトが付いちゃっています💦
更に周囲にはロールバー、そしていつ壊れてやろうかと待ち構えているバックミラー
とてもじゃないけど恐ろしくて、
この格好で、どれかいいクルマが見つかるまで待機になっちゃいました

なぜか残っているフィギュアがみんなイギリス人になっちゃってます(笑)
ATMPドライバーの隣は10HPテイリーの、そしてペネロープ(着座版)パーカーと続きます

ATMPドライバーはMTPカモフラージュです、これと同じ早い話面倒くさいのです
スミ入れ前です

スミ入れして、もう一度つや消しスプレーを吹いた後

なんか、墨入れしない方が良かったような...

参考にならないかも知れませんが、使ったカラーをここに書いておきます
MTP(Multi Terrain Pattern Camouflage)

ベース色(Buff)
No39ダークイエロー(サンド)+ No21ミドルストーン

迷彩柄
(広い面積1)
Light brown
No43ウッドブラウン+No317グレーFS26231
(広い面積2)
Green grey
No23ダークグリーン+No39ダークイエロー(サンド)
(斑点、細い縞1)
Dark brown
No7ブラウン+No33つや消しブラック (かなり黒を強く)
(斑点、細い縞2)
No62つや消し白をそのまま 

L85のスリングはまたぞろPEのスイベル潜らせです
これがGecko Modelのスタンダードなのでしょうか

これで諦めました、もう止めです(;'∀')

【終了】

1/35 タミヤ GERMAN INFANTRY SET (LATE WWⅡ) (4)

2023年08月13日 | 1/35 フィギュア_タミヤ
地元にへばり付いて居て、この時期(お盆)に移動する必要のないワタシは
墓掃除等の準備をしながら、相変わらずの模型三昧Lifeを送っています(^^;

そんな事情で手抜きや諦め、忘れてた💦も含め何とかとり完までたどり着くことが出来ました( ̄▽ ̄;)
まず集合写真からです

小火器のスリングは顎紐と同じ、プリンタ用紙細切れでデッチアップしました
ヘルメットにはビス後を、ゼリー瞬着を使いチョイと追加しています

塗装の仕上げは
1)徽章等のデカールを貼った後、MrスーパークリアーUVつや消しで保護し
2)タミヤスミ入れ塗料ブラックでウォッシング
3)No189フラットベースなめらか・スムーズをエアブラシ
4)タミヤウェザリングマスター《Aセット》で埃、汚れ表現
の順に行っていました

個別紹介&解説です(笑)
《下士官》

ほぼオリジナルのままです
双眼鏡はケースがキットに無かったので付けませんでした
アメリカ歩兵偵察セットの時もそうでしたが、ケースを付けて貰わないと困ります
と云うか、貴重品であった双眼鏡を通常ケースも持たずに首からぶら下げたままと云うのはちょっと(-_-;)
これはペアでセットしないとおかしいと思っています
《兵士1》

箱絵を真似し、歯を出した喰いしばっているいるようにお顔を小改造
プレインツリーのヘルメットカバー着用にし、あご紐は縁に引っ掛けているふうにしています
映画の影響は強烈です(^^;
PassionModelsの武装親衛隊デカールセットを使い、
第20武装SS擲弾兵師団エストニア第1のエストニア義勇兵にしました
襟の階級章はSS軍曹です

《兵士2》

首の角度を変えています
ヘルメットはカバー無し、ヘルメットのSS章、腕の鷲章、肩章は
タミヤドイツ兵階級章デカールセット(アフリカ軍団・武装親衛隊)を使っています
NORMADY 1944の設定なのでライフルはドラゴン製Kar98Kに替え
この姿勢でライフルを長時間持つのはつらそうなので、スリングを肩に掛けさせました
ノルマンディーでG43を狙撃銃として使用していた可能性は有りますが
好みもあってKar98Kです(^^;

《兵士3》

ポンチョを初期のプレインツリー秋季(失敗)に塗った以外は、キットのままです

《兵士4》

これはもう全く弄っていません
もう限界( ̄▽ ̄;)

最後は恒例のお顔アップです
《下士官》

《兵士1》

《兵士2》

《兵士3》

《兵士4》


【終了】