見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/72 SWORD Fiat G.55 Centauro 2in1 (11)Vincitore

2023年01月08日 | 1/72 イタリア空軍機
いつ頃から始めましたっけ...
とにかく!とり完しました(^^;
前回の絡みで、タイトルにイタリア語を追加してみましたけど(笑)

なんでたかが1/72にこんなに時間が?と言われれば
いつもの如くフィギュアが原因だったのです💦
今までの記事の中で、パイロット以外は元ネタ(キット)も途中経過も載せていなかったので

帰還した機体に駆け寄って恋人のパイロットにキスしようとしている、の図
カノジョが主翼の上に乗るのを手助けした整備員が
役得とばかり傍で二人の熱い抱擁を眺めているシーンです(笑)

主役のカノジョですが、服装や靴をどうするかで結構悩みました
何せ、こっち方面の知識はサッパリだったもので(^^;
まず足元(靴)を何色に塗るのか...いつもの黒?それとも赤・オレンジ系とか
そんな時、ふと思い出したのが昔読んだ記事
それは、あのイタリア出身の大女優ソフィア・ローレンのデビュー前の話
地元の美人コンテストに履いていくきれいな靴が無く、
持っていた靴に、白いペンキを塗って出場したというエピソードです

「これだッ!」と、靴は白に決定
そうなるとソフィア・ローレン絡みで服は”ひまわり”になりますよね(笑)
で、ひまわり柄になったのですが、残念な事は花がどう見てもヒマワリには見えない事です(-_-;)

まっそんなんで、G55チェンタウロ駐機編とり完です
まず、お熱いシーンを接写で(笑)



あちらこちらから








穴を開けた主翼の銃口とうすうす脚カバーも


上下からです



出演者です



元ネタ(キット)はこちら

パイロットとカノジョはイチイプライザー、整備員はハセガワのWWⅡパイロットフィギュアセットからです

一応、エアブラシ風で回るようにはしています(^^;


最後に遠景で


【終了】

1/72 SWORD Fiat G.55 Centauro 2in1 (10)

2023年01月05日 | 1/72 イタリア空軍機
※1【どうでもいい話】最後に追加しています
※2【どうでもいい話】更に加筆訂正しています

主脚を取り付けカバーを薄々攻撃しました

ほぼ半分の厚さになったと思います
重なり合っている部分が有り、キットの厚さのままでは不細工になるので薄くしました
ネットでは「プラ板で作った」と云う他の方の製作記事も見ましたが
自信がないのと面倒くさいので(笑)薄々でお茶を濁しています(笑)

後輪のカバーは小さすぎて諦めましたけど(^^;


主脚はタイヤを挟み込むような構造になっていますが、これが合わなくて苦労しました

バリと云うよりも平面であるべきところにプラが盛り上がっていて整地が必要
タイヤの軸穴も狭い浅い、そこに入れる突起も太く平たいという「何コレ!?」状態でした

飛行姿勢の反省を踏まえ、ガンサイトのリフレクターはフィルムで自作しました

今回はスケール感が合っているように思うのですが...
クイックブーストの製品はちょっとオーバースケールのように思えます
もっともアレ以上小さくなると、もはや取り扱い不能になるかも知れませんが(^^;

今回はキャノピーを開状態にします
幸いなことに最初から分離状態で、厚さもそこそこなのでコレをそのまま使う事にします
これも飛行姿勢の時に、風防だけ先に付け後で天蓋との調整に苦労した反省を踏まえ
天蓋もしっかり固定した上で、風防を接着しました

前面の段差を埋めていきます


で、オープンする天蓋の窓枠を塗りました

内側もスカイで塗っています
最近のワタシのパターンで風防はノーマスク、天蓋はマスクしていずれも筆塗りです
ヘタが上手い人のまねをしても失敗するだけなのは良く分かっています
一ぺんに片づけようとせず、直線をきっちりと決める事だけに集中しました
飛行状態の時と同じく、枠をモールドよりちょっと細めにしています

で、胴体の迷彩を塗ってつや消しクリア吹いて、一気にデカール貼っちゃいました(^^;



デカールは合計12枚、少なくて楽ちんでした(笑)
迷彩柄は面相筆で塗っています(見れば判るか💦)
塗っていたらモットリンク風になってしまい、こりゃいかんと訂正を繰り返している内に
こんな風になってしまいまして(^^;
因みに塗装図はこんな感じでした(再掲)


新春【どうでもいい話】
今回2in1という事で、それぞれ飛行状態/駐機状態に分けて作る他に
塗装とマーキングも別にしようとしたのですが、
ネットで写真を探している内にちょっと疑問が湧いてきました
これはワタシが塗ったキットの塗装図を比較したものです

青丸の中の飛行隊シンボルマークが違っているのに、飛行隊は同じに書いてあります

タミヤニュースに『第二次大戦イタリア軍装備解説』と云う記事がほぼ定期で連載されています
このNo563とNo564にFIAT G55 CENTAUROを扱った記事が有りました

No564の方に、写真の飛行隊のマークとナンバーについて解説した記事が有りまして

ワタシが飛行状態にした方はNo4「ジージ・トレ・オセイ」?
(これ”トレ・オセイ”は”tre uccelli”(三羽)という事だと思いますが”ジージ”は?でした)
駐機状態の方はNo5「赤い悪魔たち」だという事なのです!?
(これは絵をよく見れば判る、鳥のくちばしに見えたのはあご髭でした)

右写真のパイロットは以前の記事でも載せた事が有りました
あの元ネタではどういう風に描いてあったっけ?
”ANR Aeronautica Nazionale Repubblicana Fiat G55 Centauro 6 Stormo CT 2 Gruppo Yellow 12 01”
でした(-_-;)
もっともこの説明は右奥のグリーンの機体のものなので
パイロットが寄り掛かっている機体のマークではないのに注意が必要です
ここ(asisbiz.com)の他の写真やイラストは ”2 Gruppo”(飛行群)は同じですが
ヤシの木とカモメのマークが”1 Squadriglia”(飛行隊)
「赤い悪魔たち」が”2 Squadriglia”と書いてあったり”6 Stormo”(編隊)だったりで
結局「さっぱり分からん」という結論になってしまいました(-_-;)

吉川和篤さんの書かれたタミヤニュースの連載記事の中では
”1944年5月にG55全装備を第1戦闘航空群に引き渡した”という事が書いてありました
そこは”1,2nd Gruppo~May 1944”というキットの説明と合っているようです。

これはあくまでワタシの想像なのですが
イタリア社会共和国空軍(ドイツ傀儡側)の飛行隊番号の付け方は
他国と違っていた可能性が有るという事です

アメリカやイギリスを例にとるまでもなく、飛行隊番号は固有のものだと思います
親の所属飛行群がどう変わろうと、このナンバーは変わりませんが
イタリア社会共和国空軍はそうではなかった!?
バドリオ政権側とドイツの傀儡ファシスト政権に分かれた際に
空軍もそれぞれの側についてしまい組織も一から作り替えなくてはならなかった
そのため旧番号を使わず、新たに番号を振ったのではないかと云う事です

仮にそうだとすると
第1 Gruppo”(飛行群)の配下のSquadriglia(飛行隊)は1,2,3
第2Gruppo”(飛行群)だから配下のSquadriglia(飛行隊)は4,5,6
と連番になるのではないか?と
それだと編成当初 第2Gruppoの配下で4,5,6Squadrigliaだったのが
1944年5月に第1 Gruppoに引き渡されたので1,2,3Squadrigliaになった、という事も成り立つかと(^^;

【追記】
「ジージ・トレ・オセイ」ってどんな意味?
吉川和篤さんの書かれたタミヤニュースの連載記事の中で
他の所属飛行隊は「赤い悪魔たち」「鉄の脚」と訳されているのに
なぜこれだけイタリア語をカタカナにしただけなのか
飛行隊Noより気になってしょうがない
で、完全に横道にそれて調べて見る事に(笑)

”ジージ”はGigi、Luigi(ルイージ)の愛称形で頭のLUIが落ちた形だそうです
人名だとしたら、誰か歴史上の有名人か部隊指揮官の名前かとも思うのですが
Wikiでみてもそれらしき人は思い当たりませんでした

tre uccelliは三羽の鳥までは何とか分かったのですが、それから先が...
もう分からんと思いながら”Gigi tre uccelli”で探して見ると
何と!ではなく”Gigi tre osei”でヒットしました
こちらです
更に探して見ると”Osei”は野鳥の事だそうで(こちらから
ここは料理紹介の記事でした
"Polenta e Osei"「ポレンタと野鳥」という料理とお菓子のお話です、美味しそうでしたけど(^^;
もう脳みそ沸騰前でようやく違いが分かった感じです
” tre uccelli”は三羽の鳥
”tre osei”は三羽の野鳥ですね(汗)
因みにグーグルの翻訳ソフトで” tre osei”を入れると”三大生”と表示されました(笑)

だからどうなんだって!
結論全然出てないし、結局判らずじまいで終わってしまって...
今回ほど、どうでもいい話に相応しい内容は今までなかったな~(T^T)


【続く】

1/72 SWORD Fiat G.55 Centauro 2in1 (9)駐機姿勢に取り掛かる

2022年12月25日 | 1/72 イタリア空軍機
引き続きチェンタウロ、残る駐機姿勢の番です
考えていた塗装の部隊マークが、飛行姿勢と同じことに気付きました
【飛行姿勢】済

【駐機姿勢】案


そこで、被っちゃや~よ、と別のマーキングを選択する事になったのですが
これはモットリンクが小さ過ぎ多すぎです(汗)


そこでコレにしようと思ったのですが


この塗装パターンにするには垂直尾翼を切り取って変えなければいけないのです

図とパーツの形状が違っています、当然この通りカットするとエライ事に(^^;

とまぁ面倒では有るのですが、1機仕上げた余裕か垂直尾翼取り換え案を採用

東京土産のMR.HOBBY製モデリングソーでカットしました
切れ味良かったです、さすが0.1㎜幅買って良かったぁ~(^^)

整形途中の写真です


元は貼り合わせでしたが替えパーツは1枚物です
こんなに厚みが違っていて、ここ均すのは気も手間もけっこう必要でした


何とか整形した、と思って写真に撮ったらまだ跡が...

もうちょっと均さないといけないですね(-_-;)
でもさすが1枚物シャープです、これが本当の厚さかも

ところでそんな作業の最中にとんでもない事が判ってしまったのです!
この写真をご覧下さい

左の駐機姿勢の方の機体横にある、過給機用空気取り入れ口の位置が後ろになってしまっている!!

いったいなんでこんな間違いをしてしまったのか!?
ガックリですが、とにかく修正しなければいけないのでとにかくカットです

何とか切り取ることが出来ました(^^;

Mr.溶きパテを塗っては均し、今のところこんな感じです

あとはモットリンクで誤魔化すか(笑)

1/72 SWORD Fiat G.55 Centauro 2in1 (8)飛行姿勢とり完

2022年12月22日 | 1/72 イタリア空軍機
毎度の如く、色々有りましたが「とり完」です
ただ、2in1の片割れの駐機姿勢はまだ改造途中ですけど(^^;

これで如何でしょうか


プロペラを端折った訳じゃありませんよ
静止したら、ちゃんとこうなってますから(笑)


以下、完成画像をご覧下さいませ<(_ _)>



表裏です



左右からです



その他、多方向から


もうちょっと退色表現を強めにして、全体の明度を上げればよかったと反省です

アップです

窓枠のゴマカシ具合が良く分かるかと(^^;
アンテナ支柱は幅をかなり削って細くしました、高さもちょっと低めにしていますが
もうちょっと細くすれば良かったかなぁ

ピトー管はキットのものが使い物にならなかったので
内径0.43㎜の真鍮パイプと0.3㎜径の洋白線を組み合わせて代用しています

アンテナ線はいつものブラックリギングの0.055㎜を使用しました
垂直尾翼上のアンテナ取付箇所が再現されていなかったので、プラ板を小さくカットして付け
その上にTVの同軸線をほぐして作ったヒートンにアンテナ線を結んで固定しています

カウリング上の銃口はちょっと出過ぎかと思いましたが、目立たなくなりました

ガンサイトのリフレクターはちょっと大きすぎましたね(^^;

駐機姿勢に【続く】

1/72 SWORD Fiat G.55 Centauro 2in1 (7)

2022年12月20日 | 1/72 イタリア空軍機
今までタミヤM48と交互に記事を書いてきましたが
飛行状態のFiat G55の方が佳境に入ってきまして、これからこのチェンタウロの連チャンになります

エアブラシ塗装の際に気になるのがコックピット後方にある隙間です
ハイバックで後方視界を得るためのものだそうですが、これってねぇ~な感じ(-_-;)

モロ隙間が空いているのですよ(汗)
確かに後方は見えやすくなるかもしれませんが
いやこれ、せめてP-40のように出来なかったのでしょうか...
この隙間の為、エアブラシ作業は慎重に慎重を重ねなくてはいけません
もし、吹き込んだりしたら...ああ~怖ぇ~(-_-;)

と不安に駆られながら迷彩塗装続行です
最後の色、No302:ダークグリーンの替りに(持っていないので)No120:RLM60オリーブグリーンを吹きました


マスキングを取ってみました

やっぱり茶色が濃い過ぎますね

ところで、とんだヘマをしでかしています

皆さんお分かりですよね(-_-;)

修正のついで、と云ってはナニですが、茶の色目が気に入らなかったことも有り
ここも併せて塗り直すことにしました
で、またマスキングです(ア~面倒くさいィ~)

また吹きこぼれが無いように厳重にしました

今度の色は塗装図指定のNo43:ウッドブラウンに、No131:赤褐色とNo120:オリーブグリーンを混ぜたもので吹きました


ドキドキの結果です

まぁ何とかイメージに近いのではないかと(^^;
これでやっとデカール貼りに入れます、ステンシル類が無いのでチョーらくちんでした(笑)

キャノピーの窓枠もちょっと太い、でも削って均す気力はもうありません
細めに描いて誤魔化しています(^^;


スピナーも付ける準備をしなければなりません
まず基部を先に付けて、胴体とのクリアランスを調整しました

けっこうギリのいい隙間ではないかと、試運転でも今のところ支障なく回ってくれてます

これからアンテナ類などの細かく細いパーツの取付に入るのですが...
赤矢印はアンテナ柱、青矢印はピトー管!のパーツです(汗)


ピトー管は論外ですが、アンテナ柱もけっこうアレでして...

まるで帆柱です(^^;
ここもあそこも、あれこれ修正しながら”とり完”を目指します

【どうでもいい話】
DB605エンジンのライセンスコピーを積んだイタリア機の特徴(DB601を積んだMc202もですが)
それは外形がみんなよく似ている(そっくりさん)な事(^^;

機首形状が同じエンジンを積んだBf109Gにクリソツなのは仕方ないですが
その機体形状までよく似ているのはビックリというか、これ談合じゃないの!?と思ってしまうほど
これワタシの作っているG55

そしてMc205

最後にRe2005

ラジエターの配置、その上に位置するポッコリ盛り上がったような変形?ハイバックのコックピット
Re2005の垂直尾翼が安定性を考えて大きめになっているのが顕著な違いぐらいでしょうか

そしてご丁寧にキャノピーの後端の(覗き?)隙間です!
G55は既にご存じの通りですが
Mc205はコレ

※Re2005もこの通り


※【追加修正】
画像はRe2005となっていましたが、垂直尾翼の形状とアンテナ線の取付位置から見ると
どうもこの機体はMC205のように見えます
そこで、明らかにRe2005であると分かる画像を貼っておきます<(_ _)>



この3機種、末尾番号がいずれも”5”です、3機種合わせて "Serie 5"(セリエ5)と呼ぶそうですが
こんなによく似ている機体を、3社でそれぞれ設計生産する必要が本当に有ったのか?
後世のシロートには分からない事情があったのかな(^^;

因みに今回参考にさせて頂いた画像は全てhttps://www.asisbiz.com/から転載させて頂きました
画面上中央のGames - IL2をクリックし
スクロールダウンすれば、国籍ごとに各機種を選択して見る事が出来ます。

【続く】