見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/35 Gecko Models US Paratroops w/Cushman Parascooter セット 1番外編

2021年10月04日 | 1/35 フィギュア_ゲッコーモデルズ
どうでもいい話、その参

その後いろいろでもありませんが
ネットを彷徨って、ハスキー作戦時の写真を色々見つけました
それを見ていたら有る事に気付きまして...
という結論は置いておいて、まず写真をご覧下さい(^^;

シシリー、パトロールに出るところだそうです、暑そうな格好ですね

これだけではどこがどう違うのか分からないと思いますが
こちらから
https://en.wikipedia.org/wiki/File:504th_parachute_infantry_regiment_WWII_sicily.jpg

1942年トーチ作戦の前にイギリスにて
女性はアメリカ合衆国のファーストレディだそうで
という事はエレノア・ルーズベルトさんになるんですかね

この空挺兵達は、塗料は何か不明ですが独自に迷彩を施しています
肘の補強部がないような気がするのですが...

占領後、皆さん現地の写真館でセッセと記念写真を撮られている様です
下左の兵士の赤丸で囲んだところを見て下さい
腿横のカーゴポケット内の荷物が、動かないように縛る細紐が見えません
その他、彼の降下服には膝下から脛へかけての補強部分が無いのがはっきり分かります

装備が最小限のお陰で降下服のデテールがよく分かります
上右の兵士は、降下服にペイントしてますね
トーチ、ハスキーの両作戦においては、自家製?迷彩を施した降下服が存在したと言えるのではないかと思います
以上3点はこちらから
https://foxholefashion.wordpress.com/2016/11/26/2nd-battalion-504th-parachute-infantry-regiment-operation-husky-sicily-1943/

太平洋戦線でも空挺作戦は行われていました
こちらから
https://www.wisconsinhistory.org/Records/Image/IM99599
再利用は不可!という事なので残念ながら画像の紹介は出来ません
1943年9月、ポートモレスビー近くのドローム(飛行場)にいる空挺部隊
ラエ近くのナザブに着陸する準備をしているところだそうです。
皆さんにアクセスして見て確認してもらうしかないのですが、太腿部を縛る細紐が見えません
その他、ヘルメットストラップに付くチンカップがないのにも注意です
この降下服は裏地なしで防寒機能が不十分だったという記事を読んだことが有りますが
今迄の写真を見ていると生地の薄さもよく分かりますね、元来が地中海方面を想定して作られていた?

そしていよいよ1944年6月
これからはズボンポケットの揺れ止め紐と膝の補強部が確認できます
これもミリタリア誌に掲載されていた2葉です
こちらも赤丸で囲った部分を見て下さいね
サン・メール・エグリースを解放したのち、ブラッドレー中将から叙勲される82ABの面々
画面左端からクルーズ中佐、そしてヴァンダーヴーアト中佐、あと氏名不詳の将校と兵士と続きます
ここには写っていませんが、クルーズ中佐の左に師団長のギャビン准将がいるはずです
と云うかこのシーンは他の写真にも写っていていました(^^;

よく見るとヴァンダーヴーアト中佐は杖をついていますね
降下時に足首をねんざしたという話の証拠写真でしょうか
因みにクルーズ中佐のスペルは”Krause”バリバリドイツ系の名前みたい(^^;

こちらは505PIRのパイパー”Piper”!大尉

しっかり結んだズボンの揺れ止め紐と、膝からの補強部が分かります
ノルマンディ時にM3を持って降下した空挺兵の写真としては初めて?
確かにM3は1943年には生産が始まっているので、82ABや101ABに配備されていてもおかしくありませんね。

如何でしょうか
大したことではないどころか、本当にどうでもいい話(笑)
結論、1943年まではズボンの揺れ止め紐と補強部は降下服についていなかった(と、思う)
で、最後にご存じ101ABのモヒカン(モホーク)刈りの面々
左から2人目とその右隣、真ん中の空挺兵の下半身に注目

1944年6月の時点では混在していたみたいですね
こちらから
https://twitter.com/wwiipix/status/1238550894788120578

さて次は、ここでベースに使った灌木を紹介させて下さい

まだ木工用ボンドが乾いてない時です

これは〇M〇ZONに載っていた"evemodel"という販売店の画像です

この画像を見て一発で購入を決めました

そして届いたものがこれ


枝の部分はかなり丈夫、手ではちぎれません
ここはハサミで切るのが無難です


最後はミニアートのお助けキット(笑)
改めてもう一度紹介させて頂きます
表(再掲)

裏のアップ

そして中身の一部を

タンカーズヘルメットの耳当てが別パーツになっています


そしてお助けバヨネット


いい出来です(^^)

色を塗って、カートを引っ張るお二人さんに付けました


で、目出度し目出度し(^^)

【終了】


1/35 Gecko Models US Paratroops w/Cushman Parascooter セット 1(8)

2021年09月30日 | 1/35 フィギュア_ゲッコーモデルズ
とり完コーナーです
ベースは相変わらずのにわか作りですが
今回は良さげな灌木の材料(キット?)を入手する事が出来ましたので
ボカージュに見えない事もないかも知れない?ものをでっち上げました(^^;

まずクッシュマンスクーターとライダーから


グルリと斜め上四方から





次は、ハンドカートを引く二人の前後ろ



3人のお顔のアップです、と云うより上半身アップですね...


うっかりしていて、顔のアップを撮る前にカートに接着してしまい
この角度と距離からしか写せませんでした。

ついでにライダーも


デカールを貼った部分をアップしてみました

師団章とシェブロンはパッションモデルズ、星条旗はキットのものです

車体横のデカールはこの101ABと、82ABの2タイプが有りました

こうやってみると字体の高さがギリギリ、82ABの方は若干大きめなので
そっちにしていたらフレームからはみ出ていたかもしれません

書き忘れていましたが、キットのものは台紙から浮くのが早いです
本当にものの数秒で剥離しました
腰も適当にあり、貼り易いデカールでした
貼った後、つや消しクリアを吹いただけですが余白も分からないようです

手っ取り早く仕上げようと手持ちの小さなベースを使いました

前回のアマゾンねーちゃん達のベースに使った、余りの木粉粘土で盛ってます
これでいっぱいいっぱいのスペースだったのですが
更に灌木を植えたため三人一緒に載れなくなってしまう羽目に
そのためスクーターとカートを別々に撮影となってしまいました(^^;

撮影も終わって、とりあえず控え?の空き地に移動した3人です
「あ~疲れた疲れた」
「安いギャラでホントこき使うだから、ったく」
「あっ、あんたらまだ居んの?そっちも大変だねぇ~」
なんて会話が有ったかも...(^^;

この中に今製作中のものが隠れていますけど分かります(^^)

次回は新たに購入した灌木キットやミニアートのパーツ
それにけっこうレアな、1943年頃の空挺服などについて書かせて頂くつもりです。

【続く】

1/35 Gecko Models US Paratroops w/Cushman Parascooter セット 1(7)

2021年09月27日 | 1/35 フィギュア_ゲッコーモデルズ
今回は時系列逆で紹介です
スクーター君とスクーターが(ほぼ)とり完しました




後、装具類とブーツの色を調整して汚せばいいのではないかと...
ハイ、結局一個しかない銃剣はこの人に装着させました(^^;

スクーターに付けるバッグと巻いた毛布?ですが
これを止めるスリングにPEを使うようになっているのです!マジすかですよ

何とか取り付けました(汗)
でもそこまで指示して置いて、毛布のぐるぐるのPEでサドル後部のフレームに付けろと!

もう留め具通してループ作っちゃっているんですけどォ~
どうやって潜らせるのか、手品のネタを教えて頂きたいものです(怒)
仕方ないのでまたバラし、PEの端っこは奥に突っ込んで誤魔化してます(^^;

カートを引っ張るお二人さん

ベースが未だなので、間借りしてます(笑)
こっちはもうちょっと、なにせ銃剣無しですし
でもバンダリアにデカールがあるキットは初めてでは無いでしょうか
ここは良く目立つ所ですので大歓迎、出来ればスペアも入れて欲しかった(^^;

このライフルのスリング、これがとんでもない奴で
スゴさ?はスクーター以上です

指定は無いですが、赤矢印のループもパーツ化されています
それも合わせれば、スリング一つにPEが6パーツ!

それでも有るのだからと、穴の開いたキャンバス地で出来たタイプ?を選んだのですが

止め金具を通す穴の部分が弱いため、曲げるとそこが集中的に曲がります
早い話が穴の部分が弱いため、折れてカクカクの状態になってしまうのです

諦めて、スイベルだけライフルに付けました(_ _;)


ところが、このスイベルがまた曲者
(左)がキットのもので(右)がブラボー6のもの

通常は銃本体にドリルで差し込み穴を開け、スイベルの突起部分を差し込んで接着します
ブラボー6の時は、この穴が0.3mmの手回しドリル刃でちょうど合う穴が開いたのですが
今回のゲッコーさんはこの突起の幅があり過ぎ!
これが入る穴を開けるとなると、ドリルが太すぎて銃の幅に収まらなくなります
ショルダーストックはまだしも、フォアストック先なんか無理!!
ここも諦め(^^;
カッターで切れ込みを入れて、ゼリー瞬着で切れ込みを埋めるように接着しましたが
当然、汚くなりますよね

こんな感じです、例の如くレポート用紙の細切りを使いました

ガランドライフルの方は、繋ぎリングを切断して再利用しています
スリングはこの2丁でギブアップしました(^^;

ここで今更ですがデカールもちょっと紹介です
比較に使ったのはパッションモデルズのアメリカ陸軍徽章デカールセット、ちょいと重ねてみました
台紙の色が若干薄いのがキットのものです
(左)が101AB(右)が82AB

101ABは大きさはほぼ合っているようです、でもキットの印刷の方がちょっと精度が落ちるような
82ABはキットの方が若干大きいようですが、印刷はこっちがクッキリしているかな

シェブロンはと言いますと

大きさに違いはないようですが、やっぱりキットの精度が若干落ちるような...
結局、右腕の星条旗はキットのものをそのまま使うことにし
師団マーク、シェブロンはパッションモデルズの方を使いました
以前アメリカ空挺兵を作った時には82ABにしたので、今回は101ABにしています

※注:この画像は過去恥作品ですが、どさくさに紛れて掲載させて頂きました(^^;

尚、キットの指示では右腕にシェブロンを貼るようになっていますが
当時の写真などを見るとほとんど左腕に付けているので、そうしています

そんなところに、ミニアートの救援物資が到着しました\(^o^)/


【続く】

1/35 Gecko Models US Paratroops w/Cushman Parascooter セット 1(6)

2021年09月25日 | 1/35 フィギュア_ゲッコーモデルズ
顔もとりあえず出来たし(何時も、とりあえずです(^^;)
という事でヘルメットを被らせようとしたのですが
(左)スクーター君がちょっと変、ヘルメットが浮いています
(右)頭の形でしょうか?


(左)よって頭頂部を削ります、ヘルメットの内側もモーターツールでゴリゴリ
(右)何とかなったようです


で、またお三人のヘルメット姿を揃ってお披露


装備品類を付ける段になったのですが
水筒がフィギュアランナーのものと、別の装備品専のランナーのものと2タイプあって
フィギュアのランナーの方は、大きさは良さそうですが、モールドが今一
装備品専のランナーの方は、大きさは小振り、でもモールドはシャープ

じゃ比べてみようという事で、への字口君の腰を拝借

大きさが決め手、左のフィギュアランナーの方に”決定”です

アメリカ空挺兵スタイルの特徴の一つでもある、足首に付けた銃剣
組み立て指示では三人とも着用する様になっています



ところがこのBfのランナーは1個しか無いのです!
従ってBf3のパーツも1個だけ(当たり前)


各人とも取り付け予定場所にはしっかりとモールドが施してあって



ない、と言っても勘弁してくれそうにありません(^^;
ジャンクパーツ総ざらいするしかないでしょうね
見つかればいいんですけど...

スクーターも立派な主役
全体をMR.HOBBYのプライマーサーフェイサー1000で吹きました

繊細なモールドが心配だったので、控えめに吹いています

次は下面(タイヤ回り)を中心No33:つや消しブラックを吹きます


最後にタイヤの部分を避けながらNo304:オリーブドラブFS34087を吹いて一丁上がり(^^;

カートはサーフェイサー無しでNo304を吹いた後、タイヤは筆塗りしました
スクーターにはまだデカール貼りが有ります、このちっちゃなボディに!


【続く】


1/35 Gecko Models US Paratroops w/Cushman Parascooter セット 1(5)

2021年09月23日 | 1/35 フィギュア_ゲッコーモデルズ
(左)口への字君の眼を修正しました
(右)スクーターに乗っている彼の背中削りました

顔はBC02:キャロットオレンジをベースにし、No51:薄茶色(フレッシュ)をハイライトにして塗っています
これから境界をボカシていくつもりなのですが、実はこの手順は初めてなのです
うまく行くかどうか分かりませんし、色の選択もこれでよかったのかどうか...

降下服を当初No55:カーキで塗ったのですが、これが大失敗
何年かぶりのWW2アメリカ空挺兵で、過去経験を忘却してしまってました(^^;
塗り終わってからやっと思い出してきたのですが、近似色はNo19:サンディブラウンだったのです
当時あれこれ試して苦労?したのに...と言う訳でざっと塗り直しです



因みにこれがワタシがここ数十年、フィギュアの顔を塗るのに使っている調合容器です

ウズラの卵パッケージです、卵が入る部分の窪みが半円で、しかも内側に突起や筋が無いので
攪拌するのにとても都合がいいのです
容器だけでなく塗料も当時から
これがラッカーのいい所で、乾いてもうすめ液を入れればハイ元通り(^^)
継ぎ足し継ぎ足ししながら、いまだに使っています(^^;

そんな塗料とお道具を使いながら顔を塗っていきました

これから修正&仕上げに入ります
今回は冒頭に書いた様なやり方にトライしてみたのですが
やっぱり明るい色をベースにして、陰を入れていく今までのやり方が性に合っているようです
色のチョイスも問題が有ったのかもしれませんが...(^^;

まっ結局こんなところで、筆を収めようかと...

瞳孔と鼻の穴にこげ茶を入れ、顔色の境界をぼかしました
左と中の二人ですが、ヘルメットを被るので要らないや、と頭髪塗るの止めてます(笑)

スクータ-のあんちゃんは、ジャケットの後ろ裾を削ってサドルに合わせました

何とか?これで行こうかと思います。

【続く】