見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

こんな本読んでました(ます) その二  お江戸土産と近頃のお買い物

2024年12月10日 | その他
遅くなりましたが、11月にお江戸へ行った際のお土産に付いてのご報告です

17日の日曜日、八王子の地にて、懐かしのクラキン、Choro-Poo、hajimeのご三方と感動の再会を果たし(笑)
翌18日の月曜日は、恒例のお江戸買い物巡りに勇躍出発...となるはずなのですが
今回は気力・体力、それと肝心な金力が続かず?
帰りのヒコーキの時間も有りで、西山洋書のみの訪問となってしまいました(^^;
その西山洋書もワタシの守備範囲の軍装関係があまり残っておらず3冊のみと云うチョー不作💦

そんな中で入手したのが全冊が聖典状態の、おフランスはMILITARIA MAGAZINE No151

表紙のフランス式捧げ銃をしている、イギリス第6空挺師団所属のフランス兵がいいですねぇ~
黒ベレーと云うところに興味を惹かれます、ここはちょっと調べてみたいですね
SMLEライフルのスリングの部分も、アップでなかなか見る事が出ない箇所、参考になります
表紙だけでこんなに勉強になる素晴らしい雑誌なのですが
今後の入荷見込みを聞いたところ、現在は輸入をしておらず在庫のみだと云われました
本当にガックリしました(-_-;)

そしてご存じOSPREY社のMen-at-Armsの今回は”No359 Canadian Forces in World War Ⅱ”

カナダ軍と云ってもWW2なので、イギリス軍とほとんど違いはなく
じゃあ何処が違うの?と云ったら、婦人部隊員の制服(特に帽子)ぐらいなのですけどね
が、そこは蛇の目好きなのと、イラストを描かれているのがあのRon Volstadさんなので(^^;

同じくOSPREY社のMen-at-Arms ”No243 ROME’S ENEMIES 5 THE DESERT FRONTIER”

ローマ帝国の敵って、本を5冊も特集する程あったのか!?
よっぽど恨まれていたんだな、と💦
ヒストリカル物を作る際はこちらも欠かせません
イラストを描かれているのは、この分野では有名なANGUS McBRIDEさんです

OSPREY社のMen-at-Armsシリーズは、今は受注取り寄せとなっているそうです
そんな訳で、店内をほぼ2時間近く立ちっぱなしで探したのですが
狙っていた上記の出版物は残部少で、思い描いていた成果は得られず
以上の3冊だけと云う寂しい結果になってしまいました(-_-;)

そこで、ついでと云ってはナニですが
お土産本とは別に、最近購入した本をこれも3冊紹介させて頂きたいと思います

ちょっと畑違い?のかも知れませんが
”登拝女子と山伏さん”というコミックです

出版社:朝日新聞出版
2023年3月30日 第1刷
地元新聞に載っていた地元書店のスタッフさんが書かれた書評を見て、興味が湧いて購入しました
作者の『わたなべみか』さんが、病気をきっかけに霊山登拝するようになり
その縁で知り合った、山伏兼僧侶の男性と結婚(相手は年下、しかも9歳差!)して
それを機に、東京から山陰に転居
その後、夫の力を借りながら霊山登拝を続け、病気に向き合う勇気を得て
手術に受ける決断をするというお話(実話)です

何と言っても、登場する霊山の大山(だいせん)も三徳山(みとくさん)も、ほぼワタシの地元
この夫と云う人が、どうもそのほぼ地元の某寺の方ではないか、とにらんでいるのですけどね(笑)
そんな訳でにわか地元愛が再燃して入手したのですが、
別にそうではなくても気楽に読めて、元気がもらえるコミックと云うところでしょうか

お次はおフランスHAWKに付いて調べている過程で知った本、即購入となったバリバリWW2物です
邦題:P51ムスタング空戦記”
原題:TUMULT IN THE CLOUDS
作者:James A. Goodson
国内出版社:早川書房 
1993年5月31日 初版

エースでもあった著者のグッドソン中佐は、1941年RAFのイーグルスコードロンに配属され
乗機をハリケーンからスピットファイア、USAAFに転籍後はサンダーボルト、マスタングと機体を乗り換え
1944 年 6 月 20 日に撃墜されたのちは捕虜収容所に収容され戦争を終えています。

WW2にヨーロッパ戦線で活躍した第4戦闘機群(4th FG)のパイロット達のエピソードがメインで
復讐心に燃えたポーランド出身の同僚がいると思えば
宿舎にWAAF(英空軍婦人補助部隊)の将校を二人も連れ込み!?
エライさんに現場を目撃されて降格されるなんて事をしでかすと云う、仰天エピソードも載っていますが
メインはやはりドイツ本土爆撃の護衛についての空戦の詳細な状況でしょう
乗り替えてきた機体の評価も有り、著者がスピットを高く評価していた事が伺い知れます

最後は今何かと話題の”ショウグン”絡み(笑)
と云ってもドラマに関する話ではなくその元ネタ、歴史上の実在人物である
イングランド人『ウィリアム・アダムス』の物語です

邦題:さむらいウィリアム
原題:SAMURAI WILLIAM
作者:Giles Milton
国内出版社:原書房 
1005年10月25日 第1刷
エミー賞を総なめとかの、あのドラマの話題がきっかけで
そう云えばと、思い出し本棚の奥から引っ張り出して読み返している最中です(^^;

著者がイギリス人だけあってか、豊富な海外資料を元にした当時の世界情勢の記述が凄い
アダムスが日本にたどり着く以前の
スペインやポルトガルから世界中に派遣された、個々の船団のエピソードを含め
それをあくまでも醒めた、第三者的な俯瞰視線で語られる日本も含めての登場人物の姿は
読む者に、登場人物への感情移入を拒んでいるかのように思える程です
そんな記述で尚且つ歴史の経緯も結果も判っていながら、ページをめくって続きを読まずにいられない
そんな不思議な感覚にさせられる本です

【全くどうでもいい近況】
冬は始まったばかりですが、寒いッ!ですね
雪が予想される今週末に備え、先週金曜日に娘のクルマをスタッドレスに取替しました
(我が家のクルマは車検に併せて付け替えてもらってます)
娘の車のスタッドレスタイヤは我が家に置いているので
これをカノジョ達(結婚している)の家に運んでの交換です
しかも交換後、ガソリン満タンで空気圧調整済みで納車?という無料サービス付き!(;'∀')
これが親バカと云わずして...です( ̄▽ ̄;)
老後は頼んだぞ!もう高齢者だからな(笑)

【続く】いつになるか分かりませんけど(;'∀')

こんな本読んでました その一 『忘れられた兵士』

2024年10月24日 | その他
涼しくと云うより、酷暑に慣れた?体には朝晩寒さを感じる位になってきました
ところで秋と云えば皆さんはどんな秋を思い浮かべられますか?
芸術、行楽、食欲、etrc、色々有るでしょうが、当ブログは模型製作をメインにしていますので、
それに関係する”読書”でお話をさせて頂きたいと思います。
ハイ、早い話が読後感想文です(笑)

昔は結構本を買っていた方かな?と
もっともノンフィクションと歴史ものがほとんどでしたけど
当然、模型絡みで戦記物も大好き(笑)
フジ出版などから出ていたパウル・カレルもの、
そして早川書房、後には大日本絵画などからのものも結構購入していました。
しかし50代になってから特に戦記物を中心に処分して行くようになり、
それらは今ではほとんど残っていません。

それでも処分せず手元に置いていた本の中で、
ナチス時代真っただ中のドイツ絡みの話だけど一般的な戦記物でない、
でも、参考にはなるような(どっちだ!?)本が有りまして(^^;
これからボチボチですが、そんな本を紹介させて頂きますのでよろしくお願い致します。


トップバッターは『忘れられた兵士』(邦題)です


原題 ”LE SOLDAT OUBLIE”
邦題 『忘れられた兵士』
副題 ドイツ少年兵の手記
著者 GUI Sajer(ギュイ・サジェール)
出版社 早川書房
昭和55年9月15日 初版

【あらすじ】
あのアルザス地方で、フランス人の父とドイツ人の母の間に生まれた著者が
フランス敗北時、避難中に遭遇したドイツ軍兵士の力強さに憧れ、
故郷の家に戻されてから、何と17歳でドイツ軍に志願してしまうのが話の始まり。

1943年1月に補給部隊に配属されて過酷な東部戦線の冬を生き延び、
歩兵としての訓練を受けた後、あのGD(グロスドイッチェランド)師団に配属されます。
文字通りの”泥沼と苦闘の東部戦線”を体験した挙句、命からがらメーメルから海路ドイツ本国まで撤退した後、
そこで息つく間もなく西部戦線!?に送られ、
最後にキール南方のラウエンブルグで英軍に降伏するまでの体験がメイン。

捕虜になってからは父がフランス人だという事で、なんと即時釈放となって家に帰る事が出来たと云う体験談です。
※補足(父がドイツ人の場合は捕虜のまま、著者のケースは規定がないため釈放になったのそうです)

【読みどころ】
何と言っても自分の体験を自分で書いたもので、しかもそれが東部戦線のGD師団!となれば。
実際の戦闘体験記として、一兵士目線で書かれたその内容は、
ちょっと比較するものが無い位リアルな描写の連続で本当に圧倒されます。
しかしながら、戦闘シーンは防御しては退却の全編ほぼ負け戦状態(^^;
ドイツ軍ファンの方には、ちょっと模型作りには向きそうにも無いところ多々かと(;'∀')

捕虜収容者から釈放され帰宅後、過去を清算するためフランス軍に勤務したのですが、
そこでの話は東部戦線での体験から比べれば、まぁ付けたしにもならない程度、
量も1ページにも満たないもので、再建初期のフランス軍のアレコレについては
参考になるような事は一切描かれていませんでした。

ほぼ負け戦描写なので、そこここに野戦憲兵が登場していますが、
やっぱりお世辞にも好意的でないキビシイ描かれ方してますね。

因みにドイツ軍時代のものも含め写真は一切載っていません
SNSなど無い時代の事で炎上とかの心配はなくても、
家族にもドイツ軍当時の事は一切沈黙を守る様に言われていたそうですし、
色々と差しさわりが有って載せなかったのでしょうね。


【感想とか色々】
物語の前半と終盤に登場した二人の老兵士が印象に残っています。
(一人目)
スターリングラードでの敗北(全滅)を、整列して告げられたその際、一人の兵士が泣きじゃくりながら列から離れ、
その凶報を読み上げた伝令の大尉に歩み寄ります。
二人の息子が第6軍に配属されていたと云う、その白髪交じりの老兵士は
息子たちを失った絶望の余り大尉を非難し、列に戻れと云う軍曹の命令に逆らって
どうなってもいい殺してくれと泣いて叫ぶのです。

この本を購入したのは昭和55~56年頃、ワタシはまだ20代で結婚もしていませんでした。
当時、この老兵士をかわいそうだなとは思いましたが、それ以上の感情は抱かなかった様に記憶しています。
しかし齢を重ね家族を持つようになるにつれ、時たま本書とこのエピソードを思い出すごとに、
息子を失った老兵士の、絶望的な悲しみが痛い程判っていくようになってきたのでした。

(二人目)
まさに命からがらメーメルから逃れたボロボロのドイツ兵士たちは
息つく間もなく<ドイツ本土内の>西部戦線へと送られます。
今度は英軍と、そして著者にとってはフランス軍とも闘わなければならないと云う絶望的な状況に置かれ、
頭が混乱してしまった著者に対してその老兵士は落ち着いて言うのです。
『いいかね、わしらは捕虜になるのさ。
楽しい事じゃないが、爆弾や飢えよりはましさ。
いいかね、相手はソ連兵じゃない。悪い連中じゃないよ』
英軍の偵察車輛に発砲した下士官に、そのような不用意な行動はこちらが対抗できない攻撃を招くと説明!し
更に本隊が迫ってくると、英軍に降伏するよう著者を促し、部隊の先頭に立って白旗を揚げて投降し、
それに倣って他の兵士たちも投降したので、不要な犠牲を出さずに済みます。

セリフの最後の『悪い連中じゃないよ』と云うところが妙に気になりますね、
彼は個人的にイギリス人を知っていたのでしょうか?
それともそう信じようと自分に言い聞かせていたのでしょうか?

上官の発砲行為に一兵士が意見する!
それが何のペナルティ(上官反抗とか不服従とかの罪)に問われることもなく、そのまま通る!
そして先頭に立って降伏!!
話に聞く、シェルナー元帥の悪名高き命令など糞くらえ状態です(;'∀')
西部戦線では適用されなかったのか、もう守る気が無かったか、野戦憲兵がいなかったからなのか。
具体的な事が書かれた資料が見つけ出せなくて分かりませんでした。

過酷な時代をどう体験し感じ考えながら生き抜いたのか、
戦争で運命を翻弄されながら何とか生き残り、
その自分の稀有な体験を一人称で書き残した貴重な記録だと思います。

1/32 アオシマ THUNDERBIRDS FAB1"LADY PENELOPE" AND "PARKER" (8)

2023年09月03日 | その他
立位のレディペネロープが何とか形になりましたので
これにてFAB1"LADY PENELOPE" と "PARKER"はとり完とさせて頂きます<(_ _)>

こ~んな感じです(笑)


遠景と云うか全景と云うか



とにかく車体がデカイというか長いです
車体の高さはそれ程気にならないので、FAB-1が1/32でペネロープが1/35という問題ではないと思いますけど(^^;

前後に立ってもらいました



いよいよ肝心のペネロープさんに焦点を絞って?




当初の考えでは実写映画版のソフィアマイルズさんのピンクのスーツを考えていたのですが
クルマもピンク、服もピンクではちょっと...💦
そこで、製作記2回目でご紹介した『サンダーバード55』の第1話で
ペネロープさんが着ていた青白のセイラーファッションに変更しました

セイラーカラーやダブルの前合わせ、ボタンなどちょいと(かなり)面倒くさい作業でしたが何とか
スカートは細かいアコーディオンプリーツの入ったものですが
この再現はワタシにはちょっと無理筋でセミタイトにしています
今思うとちょいとスリットを入れとけばよかったかも(;'∀')

最後に恒例のお顔アップです

プラチナブロンドの再現はダメでしたねぇ~(^^;

【終了】

1/32 アオシマ THUNDERBIRDS FAB1"LADY PENELOPE" AND "PARKER" (7)

2023年09月01日 | その他
また製作記事に戻ります

座位のペネロープ&パーカーが出来ましたので取り敢えず、座ってもらいます
(変装中という設定の)レディ・ペネロープ

釣り目気味のサングラスが如何にも女スパイ的ではないかと(^^;

パーカー

お顔の塗装に手こずりましたが、眉毛やほうれい線、そして下唇を工夫して何とか
帽子の紋章?は、キットのものを削り取って移植していますが流石にデカイ💦

取り敢えずキャノピー無しで乗ってもらいました

ここでつまらない小話をひとつ(;'∀')
※(脳内音声はペネロープを満島ひかりさん、パーカーは井上和彦さんで想像して下さい)

後部シートに体を埋めているレディペネロープ、何か落ち着きが有りません
シルバーフォックスのコートの前を合わせながら、パーカーに声を掛けます
ペネロープ「パーカー、エアコンディショナーはちゃんと効いているのかしら?」
パーカー「お嬢様、エアコンディショニングは正常に動作してございます」

ペネロープ「脚元も冷えるし、何かとっても寒く感じるんですけど」
パーカー「お寒く感じられるのは、機械のせいではなくお召し物の為だと思われますが...💦」
ペネロープ「この格好!?仕方ないのよ、トレーシーのおじさまが、この変装で行けって仰ったんですもの」
...おあとが宜しいようで(^^;

そして、真上から

パーカーのマイクは太すぎるので0.4㎜の洋白線に替えています
それにしてもロールスロイスのくせに室内が狭いんですよねぇ~...

キャノピーを被せてみます


途端に中が見にくくなるんですよ
けっこう磨いたつもりだったんですけど( ̄▽ ̄;)

キットに付いていたキャノピー後部両脇にある2本のアンテナ(下左)

これが太すぎて竹やりカーとまでは行かなくともあんまりなので、0.3mm洋白線に替えました(上右)
アンテナ基部はNo SM201:スーパーファインシルバー2を面相筆で塗っています

さて、そんなこんなの後でやっとFAB-1の全景です






立位のレディ・ペネロープも(手こずりながら)鋭意製作中です(^^;

前々回より上唇を少し厚くしました

右腕の工作が難航しておりまして...
プラチナブロンドの色も同じくなんですよ、色々調合してはいるのですが(;'∀')


【続く】


1/32 アオシマ THUNDERBIRDS FAB1"LADY PENELOPE" AND "PARKER" (6)

2023年08月27日 | その他
今回は製作記事ではありません
久しぶりの調査記事?です(笑)

前回に続いてこの本を購入しました、これは〇M〇ZONで見つけたものです

2022年5月の初版3刷です
同年1月に公開された”サンダーバード55”に合わせて発刊された
映画の吹き替えキャストの紹介も入ったもので、プロデューサーの(故)ジェリー・アンダーソンを始め、
当時のスタッフのエピソードなど、知らなかった事が一杯のなかなか読みごたえがある本でしたが、
その中でちょっと興味を引く記事が載っていたのです

それはジェリー・アンダーソン氏の年の離れた兄、ライオネルに触れている個所でした
17歳でRAFに志願し、モスキートのパイロットとなって戦い
1944年にオランダ上空で撃墜され戦死した、という内容だったのです

「モスキートのパイロット!?」
これが蛇の目好きの頭の中でエコーのようになって残り、いつまでも気になって仕方ありません(;'∀')

17歳で志願してパイロットになったと云う事は、Flight/Sergeantだったのか?
1944年の何時、所属部隊は、機体はFだったのかFBそれともNF、PR?
疑問が次々に頭に浮かんできます
しかしこれではあまりにも漠然として、異国のシロートが調べるにはハードルが高すぎました

たまたま同時製作の形でタミヤのBf109G-6を作っているのですが
この関連でドイツ夜間戦闘機隊のBf109について、タミヤニュースに連載されていた
『モデラーのための戦史(RAFボマーコマンド対LWナハトイエーガーの戦い)』
という記事を読み返していました
すると、連載も終わりのJuly 2021 Vol.626号のNo359の記事の中で

BC(ボマーコマンド)の出撃日時、都市名、撃墜された爆撃機の機種と所属、コードとシリアル番号
搭乗員の階級・氏名など全てが書かれた資料があると書かれていたのです
そんな宝の山みたいなものがあるのか!?と題名で検索してみると、何とあったのですよねコレが(;'∀')
下が執筆者の菊池晟氏が紹介されていた本の題名と作者です
”royal air force. the bomber command losses of the second world war"Ⅰ~Ⅳ By W.R.Chorley

しかしながら極東の島国に住むヘッポコモデラーが入手するには
これはあまりにもハードルが高すぎます(そもそも読めないし...💦)
ebayで中古品が出ていますが高い!しかも全部海外(送料が更に)
よく見るとVol.9なんてのまで出ていて...えっⅣまでじゃなかったの?って
(これは所謂ハードカバー版とペーパーバック版の違いらしいです)
これはもう研究者の領域です、諦めるしか有りません(~_~;)

と本は諦めましたが、往生際の悪いワタシはなおも検索エンジンをフラフラ(;'∀')
すると...
INTERNATIONAL BOMBER COMMAND CENTREというサイトに行き当たったのです

搭乗員の名前を入力して検索を掛けるやり方です

そこで恐る恐るGerryのお兄さんの名前『Lionel』を入れて検索をかけて見ると...
出ました!なのです



フルネーム:Lionel David Anderson
階級:F/S(Flight/Sergeant)
年齢:22歳
機種:Mosquito MkⅥ
所属飛行隊:No515Sqdn
飛行隊コード:3P
シリアルNo:NS895
戦死日時:1944年4月27日
埋葬地:オランダ、アーネム
夜間出撃でディーレン飛行場に墜落したことも
そしてご両親の名前、出身地も書かれています
Son of Joseph and Deborah Anderson, of Neasden, Middlesex.

もうこれで決まり!と行きたいところですが
せっかくここまでたどり着いたので、事実の補強(裏取り)をしようともうちょい検索します
まずシリアルNoをRoyal Air Force Commandsに入力して探します

機体はFB MkⅥ No515Sqdn 墜落した日付も同じです
ナビゲータの名前も分かりました
Sergeant  Anthony Bert Hayward Sims です

両親の名前も確認しました
これはGerry Andersonを英語版Wikiで検索しています

①の部分にご両親の名前(Joseph と Deborah)
②には墜落した日付と場所が書かれていました

更にAVIATION SAFETY NETWORKと云うところで墜落機の確認をします

00:55離陸、本当に真夜中の出撃だったのですね

最後にNo515Sqdnをまた英語版Wikiで確認しました

機体のバージョンも、基地名も合っていました
MkⅥを運用し始めたのが1944年3月から、F/O Andersonは部隊に配備されたばかりの機体に乗って出撃したんですね

で、このMkⅥ 早速探してオクに出ていたので落としちゃったりして(;'∀')
タミヤの1/72です
すでにタミヤのB.MkⅣ/PR.MkⅣとハセガワのNF.MkⅧが積んであるんですけど
なんかワタシに作れと、声にならぬ声が命じているような気がして...( ̄▽ ̄;)

【続く】