3人について、3年前の1審の東京地裁は、女性の死因を慢性心不全の急な悪化と認定し、「被害者を死亡させるリスクを想定するのは容易ではなかった」として、須江被告に懲役28年小松園被告と酒井被告に懲役27年を言い渡していました。

しかし、2審の東京高裁は「被害者が高齢と認識しながら強度の暴行を加えていて、犯行の危険性を認識していた」などとして、1審判決を取り消し、東京地裁で審理をやり直すよう命じていました。

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5年前の強盗殺人事件。

3年前の地裁では主犯格に懲役28年、残り2人には懲役27年の判決でしたが、

控訴した結果、高裁は地裁での裁判やり直しの判決。

その結果、3年前よりも重い無期懲役刑を言い渡しました。

殺害方法が何であれ、人ひとりが亡くなっているのですから、この事を重く受け止めるべきです。

そう考えると、主犯には死刑、他の2人には無期懲役も妥当だったのではと思います。

また日本では終身刑がなく、死刑の次に重いのが無期懲役です。

終身刑だと受刑者が絶望するからとの考えもあるのでしょうが、

それだけ大きな事件を起こしたのですから、何を甘えた事をと言いたいです。

殺された被害者は絶望どころか、その時点で人生を強制的に終了させられたのです。

その事をもっと深刻に受け止めるべきです。

 

ところで無期懲役と聞くと、刑務所での態度が良ければ20年位で出所できると思いがちですが、

近年は30年以上が殆どの様です。

無期刑の執行状況及び無期刑受刑者に係る仮釈放の運用状況について (14~15/26)

 

今回の被告人も前回の地裁では27年、28年でしたからそれ以上の刑期になる筈です。

ですから出所は70歳代を覚悟しておくべきでしょう。

またこの機会に日本も終身刑についても議論をしてもらいたいです。

 

ここ最近の匿流(匿名流動型犯罪グループ)は高齢者にもお構いなしの暴力的残忍な手口で、

重傷を負ったり死亡した被害者もいる事から、犯人には厳罰を科して、

この様な凶悪犯罪を断ち切る様に法改正も含めて各所管は厳しく対処してもらいたいものです。