北朝鮮の1年以内の非核化、可能だが見込み薄い=米国家情報長官
07:47
[19日 ロイター] - コーツ米国家情報長官は19日、北朝鮮が1年以内に核兵器プログラムを廃棄することは技術的に可能だが、実現する可能性は低いとの見方を示した。
長官は、北朝鮮の大量破壊兵器の大半を1年以内に解体することが可能だとするボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)の見解について会合で質問された際、「技術的には可能だが、おそらく実現しない」と回答。
長官は、非核化は「多くの人々が考えるよりも、はるかに複雑なプロセスだ」と述べ、ポンペオ米国務長官も北朝鮮の非核化は難しく、時間がかかると明言していると付け加えた。
6月12日にシンガポールで行われた米朝首脳会談以降、北朝鮮が非核化に向けて具体的に動いている兆候はまだ見られない。ポンペオ国務長官は7月初旬に北朝鮮を訪問したが、非核化を巡る協議はさほど進展していない。
トランプ米大統領は17日、非核化に向けた北朝鮮との協議について、急ぐことはなく、期限はないと記者団に語った。
コーツ長官は「全てがうまくいくことを想定して前進すべきではない」と述べた上で、核武装している可能性のある国と戦争に突入する可能性もあるなか、この機会を生かして非核化が実現できるか試してみるべきだとの考えを示した。
その上で、北朝鮮を信用するかどうかという問題ではなく、適切な検証方法を確保できるかどうかが課題だと説明した。****************************************************************************
北朝鮮の非核化は長期戦となりそうです。
長期戦でも結果として非核化になればいいのですが、この調子だとどうも無理ですね。
アメリカは北朝鮮を甘く見過ぎたのか、金正恩が中国に助けを求めるのを想像できなかったのか。。。
過去の北朝鮮の裏切りを知っていたら、慎重になると思いますが
北朝鮮ペースに乗せられた感が強いです。
それもこれも北朝鮮への軍事攻撃を引っ込めたから金正恩は図に乗り出したのです。
南北首脳会談での金正恩の演技に騙されたのです。
意外と金正恩は普通じゃないか。
意外と金正恩は穏やかで良い人そうじゃないか。
そう勘違いさせられるほどの文・金による南北朝鮮合同劇場でした。
更には不利にならない様に金正恩が習近平に助けを求め、それが功を成した形です。
1か月以上経った今、南北は急接近し、スポーツに託けて北朝鮮を受け入れ出しています。
北朝鮮への経済制裁で止まっていた貿易もちらほら始まっているようです。
安保理違反ですが。。。。
確かに米朝首脳会談で朝鮮戦争再開が回避されました。
しかしそれは平和への一歩ではなく、北朝鮮に時間稼ぎをさせているだけです。
いつ何時、北朝鮮が核開発を再開させるかわかりません。
気に入らなければ、また恫喝の為ミサイルを発射するでしょう。
トランプ氏は「急ぐ事はない」と言っていますが、それはアメリカが安全だからです。
「米国に届く核・ミサイル開発をしなければ北朝鮮を攻撃しない」
そんな密約をしているのではと、ついつい疑ってしまいます。
ボルトン氏は、大量破壊兵器の大半を1年以内に解体できるかどうかについて
「技術的には可能だが、おそらく実現しない」と言っています。
それだけ北朝鮮は手強い相手だという事、
そしてポンペオ氏の交渉が上手くいっていないという事なのでしょう。
日本は北朝鮮からいつでもミサイル攻撃を受ける事を真剣に考えるべきです。
韓国の浮かれムードに乗せられているのは愚の骨頂です。
一番危険なのは米国ではなく韓国でもなく日本だという事を意識すべきです。
もっと国会で北朝鮮問題を議論し、ミサイル発射の避難訓練を再開して
日本が危機感を抱いている事を北朝鮮に見せつけ、
更には拉致被害者を戻す気がないのなら、こちらから武力で取り戻しに行く法改正をすべきです。
北朝鮮を驚かせ、危機感を持たせる行動を日本はしていません。
このままでは大変な事になると思わせなければ、北朝鮮に舐められるだけです。
北朝鮮が米朝首脳会談に応じたのは、米国の軍事攻撃を恐れたから、
そして経済制裁が効いているからです。
今のところ、この二つは徐々に効果が薄れてきています。
あのような独裁国家の暴走を止めるには、軍事力を見せつけ、
経済制裁という兵糧攻めしかない事を日本人は認識すべきだと思います。