相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件で、元職員植松聖容疑者(26)=殺人容疑などで送検=が、施設内で迷うことなく襲撃していたことが30日、分かった。1時間足らずで45人を殺傷しており、神奈川県警津久井署捜査本部は、施設内を熟知していた上、事前に凶器をそろえるなど周到に計画していたとみている。
同園の居住棟はクランク型をしており、食堂やトイレなどは北側、居室は廊下を挟み全て南側にあるなど、やや特殊な構造。捜査関係者によると、植松容疑者は迷うことなく居室を訪れ、就寝中の入居者を次々に刃物で刺しており、3年以上の勤務経験で屋内の様子を熟知していたとみられる。
警備員を除く宿直職員8人のうち、5人が結束バンドで手すりに拘束されたことが判明している。西居住棟では内階段で2階に上ったとみられ、侵入から逃走までの手際の良さに、捜査関係者も「効率的にやっていた」と漏らす。
出頭時は血の付いた包丁と2本のナイフの他、手袋や結束バンド、ハンマーを入れたスポーツバッグを持参。これとは別に、現場に包丁2本と結束バンド、侵入に使ったハンマーが残されていた。植松容疑者は職員を殴ったものの致命傷を負わせておらず、大量の凶器を準備し冷静に襲撃を終えたことがうかがわれる。
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津久井やまゆり園での殺人事件、被害者数は戦後最大だとか。
それにしても容疑者の精神構造は理解できません。
彼は幼少期から、命の尊さについてどう教えられていたのでしょう。
幼児教育、学校教育の場で、そして家庭教育の場で。
聞くところによると、父親は小学校教師だとか。
教育者が自分の子供もまともに教育出来なかったとは嘆かわしいです。
ところでこの事件、テロ事件と言う人もいますが、
テロというよりストーカー殺人事件を連想します。
ですから、ストーカー殺人を未然に防ぐ手段を講じられていれば、
この事件も防げたかもしれません。
この事件を起こす前、容疑者は具体的方法を大島理森氏への手紙で予告していました。
それがあり、措置入院となったのですが、その後の対応に拙さがありました。
病院関係者、警察等々、この容疑者の思想を深刻に考えていたなら、
もっと何らかの措置が取れたでしょう。
事件があった施設ともう一つの施設名が名指しで襲撃予告されていました。
警察は施設に注意喚起をしたのでしょうが、定期的な特に夜間の巡回や
警察への直通通報装置など設置していたのか否か、疑問です。
また巡回では防ぎ切れない場合もあるので、
このような要注意人物にGPS装置を強制的に装着させるべきです。
こう言うと、人権侵害だと反対する人が常にいますが、
命を守る為には仕方がない事です。
注意人物の人権より、被害者の命を守ることを優先すべきです。
全く予知できない事件ではありませんでした。
もっとこの容疑者の危険な思想を見抜き、深刻に考えていたら防げた事件です。
何かというとすぐに「人権侵害」を言う人は自分または自分の家族が
この様な事件に巻き込まれても、そう言えるのでしょうか。
もし断言できるとしたら、その人こそ、人命軽視と言わざるを得ません。
ところで事件のあった施設に警備員が常駐されていた様子ですが、
警備員は非常ベルを鳴らし、警備会社や警察へ危険を知らせたのでしょうか。
そこのところが報道されていないので詳しい事を知りたいです。
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