菅官房長官は26日の記者会見で、昨年2月に中国当局に拘束された伊藤忠商事社員の40歳代の日本人男性に対し、中国広州市の中級人民法院が先月15日、懲役3年と財産15万元(約230万円)没収の実刑判決を言い渡していたことを明らかにした。

 複数の日本政府関係者によると、男性は国家機密情報窃盗罪に問われた。中級人民法院は判決で、公的機関の内部情報を違法に入手したと認定したという。男性は上訴しておらず、判決は確定したとみられる。

 菅氏は「日本政府として今後も、邦人保護の観点から領事面会や家族との連絡など、出来る限りの支援をしっかり行っていきたい」と述べた。

 中国では、2014年11月にスパイ捜査への国民の協力義務などを定めた「反スパイ法」が施行されて以降、当局による外国人の拘束事件が相次いでいる。外務省は26日の参院外交防衛委員会で、15年以降に中国で拘束された日本人14人のうち9人が、国家の安全に危害を与えた罪で懲役3〜15年の実刑判決を受けたと説明した。このうち2人は上訴中という。

 今年9月には、中国の政府系調査研究機関の招待で北京を訪れていた北海道大学の岩谷将教授が、反スパイ法違反などの疑いで一時拘束された。岩谷氏については、日本政府の強い働きかけもあり、正式な逮捕には至らず、2か月余りの拘束で異例の早期解放となった。来春の習近平シージンピン国家主席の国賓としての来日を控えた中国政府の政治判断との見方も出ていた。

 だが、今回、逮捕・起訴した日本人に対しては、実刑判決が下される傾向が改めて示された。日本政府は、引き続き実刑判決を受けた9人の早期解放を求める構えだが、司法手続きを中断してまで中国側が応じるかどうかは不透明だ。

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伊藤忠社員が中国に国家機密情報窃盗罪で拘束され、懲役3年230万円没収の実刑判決を受けました。

中国ですから、真面な裁判を受けられたかも疑問ですし、罪自体正当理由なのかどうか分かりません。

また他にも9人の日本人が国家安全に関する罪で実刑判決を受けているようです。

この話で思い出されるのが、中国の招待で訪中していた北海道大教授が拘束された事件。

この教授の場合、日本政府の働きかけで解放されているようですが、不当拘束の疑いが強いと言われています。

 

中国はこんな国だと言えば簡単ですが、それでもこんな国のトップを国賓として招く必要があるのかと。

安倍首相にはそれなりの考えがあるのでしょうが、それでも納得できません。

他にも連日の機関砲装備の中国公船が尖閣諸島近海に侵入している問題や

新疆ウイグル自治区での人権侵害や香港での不当介入問題など、中国には問題がありすぎです。

この様に国際的にも批判される材料が多くある国の首脳を国賓として招いたら

国際社会からも日本が批判され、日本の評価も信用も落ちます。

それでも安倍首相は習近平を国賓として招待するのか、その理由を聞きたいです。

 

金正恩に影響力のある中国です。

習近平氏を厚遇し、北朝鮮に働きかけてもらえるのならそれも良しでしょう。

拉致被害者開放の為に力を貸してもらえるのなら、国賓待遇も我慢します。

それぐらいの影響力が期待できないのなら、国賓待遇はどうかと思います。

 

中国は民主主義国家ではありません。

人権侵害など普通です。

真面な裁判もありません。

それでも中国へ行きたいのですか。

それでも中国で経済活動をしたいのですか。金儲けをしたいのですか。

 

中国へはそれなりの覚悟を持って行くべきだと強く思います。

中東の危険な国に行くのと同じぐらいの覚悟を持って行くべきです。

外務省は海外安全情報で中国全土をレベル1か2に指定して注意喚起すべきです。