かるろす工房

趣味の「作り物」関係を中心に(?)いろいろ書いてます。昔から運動が苦手でしたが、何故かマラソンにはまり走ってます。

桜島にほえろ!(第34回ランニング桜島走行記)

2014-12-27 19:18:16 | マラソン走行記
平成26年2月23日のまだ暗い早朝、俺は桜島へと渡るフェリーに乗り込んだ。



目的は桜島で開催されるマラソン大会に俺が追っているホシ(犯人)が参加するというタレこみがあったからだ。

そう、俺の職業はデカ(刑事)。

へそ曲がり署の捜査第一係の「いちごマンかるろす」と言えばちょっとは知られた名だ。

デッキに出ると真冬の風が吹き荒れていた。



鹿児島市街の明かりが段々と遠くなる。



「寒い…」

船室に入り暖を取ることにした。



フェリー名物のうどんの提灯が目に入った。



朝食にはまだ早いが、冷えた体を温めるため食べることにした。



鹿児島らしく、さつま揚げが入っている。

味は…まぁ、こんなもんだろうw

うどんを食べえたころ、もうすぐ桜島に着くとの船内アナウンスが流れた。

デッキに出ると桜島のフェリー乗り場の明かりが煌々と海面を照らしていた。



もうすぐ接岸だ。



俺は車に戻り、エンジンをかけ下船を待った。



船を降り、ゲートで料金を払った。

桜島フェリーは桜島側でのみ料金を徴収するシステムの様だ。

フェリー乗り場からほど近い会場まで行ったが、まだ真っ暗で駐車場も開いていない。

仕方ないので道路わきにある駐車スペースに車を停め、仮眠をとることにした。

やがて空が白んできたので、車を再び会場へと向けた。

すでに駐車場となっているグラウンドは開場しており、ぞくぞくと参加者の車が入っていく。

俺も中に入り車を停めて、会場の下見へと向かった。

突き刺すような朝の冷気に身を縮めながら、今まさに桜島から太陽が顔を出そうとしているのを見ていた。











会場の位置関係を頭に叩き込む。捜査の基本だ。



受付会場へと向かう。





既に多くの参加者が受付に来ていた。



足元にも案内が。



朝日が差し込む体育館に入る。



受付には行列が出来ていた。



俺もハーフの受付へ。



その後、参加賞のTシャツを受け取った。



受付会場を出て、車へと戻りながら会場内を偵察した。







車に戻り、受付でもらったものを確認した。



包みの箱を空けると溶岩焼きの小鉢が入っていた。





食事券と温泉券も入っていた。



開会式に参加するため、再び会場へ向かった。



会場では和太鼓「火の島太鼓」の演奏があっていた。











会場内をうろつき、ヤツがいないか探す。















そのうち、エアロビクスが始まった。





そして、開会式



選手宣誓



オーストラリア ゴールドコーストマラソンペア招待抽選会



まぁ、当たるわけもなく会場をあとにした。



車に戻り、着替え、軽くウォーミングアップをしながらトイレへと向かった。

その時、すれ違った男性ランナーがいきなり俺の名を呼んだ。

「かるろすさんですか?」

不意打ちを喰らった俺は一瞬固まった。

そいつはもう一度俺の名を呼んだ。

「かるろすさんですよね?」

何故だ!何故、俺がかるろすだと分かる?

俺は身構えながら、そいつに尋ねた。

「そうですが、何で分かったんですか?」

そいつは、こともなげにこういった。

「いや、番号を見て」

何ぃ~、俺が付けているゼッケン番号を見て、俺がかるろすだと分かっただと?

何というヤツだ。

俺は自分のゼッケン番号すらよく覚えてないのに、他人の番号まで覚えているとは!

まぁ、へそ曲がり署のいちごマンと言えば熱狂的なファンも出てきているようだし

そういうこともあるかな?と少し嬉しくなった。

やがてハーフのスタート時間が近づいてきたので、いちごマンに変身してスタート地点へと向かった。



スタート地点に着くと、なじみのデカ仲間がいた。



少しずつバージョンアップしているw

そしてスタートした。





錦江湾沿いの道を走る。



楽団の応援が嬉しい。




これは特殊部隊の連中か?



追い越しざまに挨拶をした。



俺はウォーリーを探しているのではないw



時折、海を眺めながら走る。



トップランナーが折り返してきた。



ここにも楽団の応援が。



そして俺も折り返した。



延々と続く湾岸道路は単調で精神的にはキツイ。





関門は無事に通過した。



ここからしばらく直線が続く。



桜島を左手に見ながら走る。



右にカーブ



ここでは子供たちがピアニカで応援だ。



20km地点を通過。あと1kmとちょっとだ。



そして、フィニッシュ!



終わって、給水。



2月だが、天気が良くて喉が渇いた。

まあまあの記録だ。



スポンサーのレモンガスさんによるぜんざいを頂く。





その後、昼食券を使いラーメンを食した。

7

食べ終わり、桜島を横目に車の戻る。



汗を流すため近くのマグマ温泉に行くことにする。



が、多くのランナーが来ており、45分待ちになっていた。



仕方ないので、整理券をもらい、隣にある足湯に行くことにした。







長い足湯場には多くの人がいて思い思いに足湯に入っていた。



俺も裾を巻き上げ足を入れた。



思いのほか熱い!



出したり入れたりしながら熱さに慣れさせた。

海を眺めならの足湯もまた格別だ。



時間が来たので再びマグマ温泉へ。



中はランナーでごった返していた。

ここでもしばらく待って温泉に入る。

なかなかいい温泉だ。

時間が無いし、次の人のことも考え長湯はしない。

すっきりして外に出るとソフトクリームが食べたくなった。

隣の国民宿舎「レインボー桜島」1階にあったので食べたが

値段の割に量が多く味も良かった。ここは要チェックだ。

入口には桜島大根の鉢植えもあった。



まったりとした気分で外に出たとき、俺は重大なミスを犯していたことに気付いた。

そう、ホシを探す任務をすっかり忘れていたのだ!

もう大会もほぼ終わり、多くの参加者が帰途につき始めている。

またボスに怒られる…。

ま、やってしまったことはしょうがない。

俺も帰ることにした。



今度はフェリーには乗らず垂水経由で帰ることにした。

ついでなので桜島の景色も楽しんだ。







すると長淵剛氏が伝説の桜島オールナイトコンサートをやった場所に来た。





記念のモニュメント「叫びの肖像」



凄い迫力だ。







俺もあやかり、やってみた。



吹き出しの中はみなさんが自由に書き込んでほしい。

こうして、俺の捜査も終わった。

次はミスをしないように桜島に誓ったのだった。



(おわり)




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