【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

ヨーロッパ放浪2010 『アランチーナと親友・ロベルト』

2010年03月13日 | 旅三昧!釣り三昧!
2010年3月11日:

ヨーロッパ滞在中の朝は、普段はあまり好んで食べないのだが、極力果物を摂るようにしている。

毎日の食生活が肉にかたよっておりビタミン不足で口内炎ができてしまったりするからである。

ここミラノの常宿にも、昔フルーツポンチとか云われていたような、様々な果物をサイコロ状に切って装ったようなものがある。

イチゴ、リンゴ、オレンジ、キウイ、ぶどうなどが入っている。

面倒だけどそれを食べるようにしている。面倒なのでぶどうは種ごと飲みこんだりしている。


ホテルをチェックアウトしリナーテ空港へ向かう。

いつもは通路側に席を取るのだが、パレルモ行きのフライトは例外なのである。オレは窓側の席をお願いする。

パレルモ空港に着地する前に窓から見える群青色の海、それに対比する緑と土色の岩肌の山並みの景色が、本当に素晴らしいのである。初めてそれを見た時、オレは度肝を抜かれたのだ。

パレルモ空港にはファブリチオとフランチェスコが待っていてくれた。

昼飯にシシリーの特産であるアランチーナ(揚げおにぎり)をごちそうになる。美味い!!

訪れたのは、地元の人々がもっとも美味いアランチーナを出すという『ALBA』というカフェだった。二種類あり、中にミートが入っているおにぎりと、チーズが入っているおにぎりがある。オレはミートを選ぶ。



その後、明日の待ち合わせの約束をし、彼らと別れ次の取引先に向かった。エマニュエレが6キロもダイエットに成功しとても美しい人になっていた。

夜、親友・ロベルトと待ち合わせ夕食。シーフードの美味しいレストランに招待してくれた。レモンを絞って食べた牡蠣は最高であった。

ふと気付くとロベルトの手にはPATEKの腕時計。羽振りがいいみたいだ。

ロベルトにオレの愛車・アルファロメオのディーラーとの出来事を話した。

『すいません、フロントガラスのウォッシャー液がかなりワイパーより高い位置にでるのでもう少し角度を下げてもらえませんか?』:オレ

『角度は変えれないんですよ。』:ディーラー

『え・・・?』:オレ

『速く走りながら使ってください、ウォッシャー液。』:ディーラー

『・・・。』:オレ

すこぶるイタリア的だな、とロベルトはけらけら笑いながら言った。