薬効果で眼の調子が回復したので、頑張ってウォーキングへ出た。
一日の最高気温が連日20℃に届かなくなったので長袖にしようか迷った、窓から半袖姿でワンコを散歩させている爺ちゃんを見たので、いつもの白い半袖に手を通した。
秋口に入り熊の目撃情報が増えているので、よつ葉裏ルートをやめ国道を渡って高専から奥へ入ってみた。
国道を渡ることで町内会も違うし、見慣れない建物が続く。
団地の中を新鮮な気持ちで歩いていると、突然民家の前にあるPに置かれたキッチンカーを発見。
何故こんな所に? 商売にはならないだろうにと思いながら見ていたら車の陰から女性が現れて幟を立て、車の横にテーブルと椅子を並べた。
その女性が、何と云うかとっても可愛い。美しいではなくて可愛いのだ。
年齢は40歳位だろうか。とにかく可愛いので思わず引き寄せられて
「もう開店しているんですか?」なんて声を掛けてしまった。
「今 開店したところです」とニッコリする彼女の強烈な引力に抵抗できず、
「それじゃ チーズのホットドックを一つ」なんて注文してしまった私。
「お時間が10分程かかりますが……」と云う彼女に「30分でも1時間でも待ちます」と云う
「その白いシャツに見覚えがあるんですが、よつ葉の裏を時々走っていませんか?」なんて云われてドキッ。
「真剣な顔をして一生懸命に走っていましたけれど・・・・」と云うのに、「それは多分私です」と云うだけで精一杯。
真剣な顔をして必死に走っている時は大抵 ンコを我慢している時だから。
普通なら、こんな可愛い女性を見忘れることは無いし、きちんと挨拶をしているだろう。
私は出来上がったホットドックを受取りルンルン気分。
また、こちらのコースを歩こうと思ったのだけれど開店は不定期だと云う。
キッチンカーだから移動して商売するのだ。今度は いつ会えるのだろう。
私は大きく手を5回振った。もちろん「サヨウナラ」の合図ではない
ドリカムのブレーキと同じく「アイシテル」のサインだ。
伝わるかどうかは知らないけれど。