大雪に翻弄されながら、それでも頑張って何度も何度も雪を運ぶ。
富士山とは比べ物にならないが、空き地には雪の山脈が築かれていく。
山脈の7合目付近でスリスリが蹲っているので、どうしたのかと思ったら足がズボッと埋まって、足は引き抜けたのだが長靴だけが穴の奥に残ったらしい。
その長靴が……抜けない。
スコップを持ってきて雪崩で埋まった人を救助するごとく穴を掘る。
ふと見ると、やっと出てきた近所のアンちゃん。車を出したいのか除雪開始。
それもまぁ、小さじ一杯程度の雪を横へチョン、チョンと何度も捨てている。
降っている雪の量よりも、スプーンで掬い上げる量の方が少なく見える。
私でさえガバッと運んでいるのに・・・見ていて歯痒くて仕方が無い。
(それっ、足を広げて、股を開いて・・・腰からグイッと・・・・)
まだ、経験が浅いからか (スコップを) 抜くときに雑なのでこぼれ落ちる。
(スコップを) 入れる時は呼吸が大切なのに 力まかせなので 崩れる。
まだ、それほど雪を除けていないのに力で車を出そうと運転席に座ったので、心配してスリスリが見に行こうとしたのを止めた。
動けなくなった車を押すハメになるのは判っているからだ。
だから、見ないようにして・・・見る(笑)
そう云えば、隣のおっちゃんはどうしたのだろう。息子が雪かきしているのだから出てくれば良いのに。
最近、急激に太ってきて私よりひどい状態になっているように見えた。
タブタブでさえ頑張っているのに、タブタブタブが頑張らなきゃマズイだろう。
玄関から出られなくなっても良いのかぁ?
「出られぬなら、出られるようになるまで待とう・・・・」なんて言っている場合じゃないだろう。
ルンバは、何と不在の北隣家の車庫の前から 遠くにあるゴミステーションの除雪までやっている。
私は呆れて 付き合いきれんと家へ入る。夕食は買っておいた弁当なので早速チンしてバクバクしようと思ったが、手に力が入らず箸を巧く持てない。
何とか食べ終わってTV見ていたら、やっと満足して引き揚げてきたルンバとスリスリ。
ストーブの前で上着や手袋を脱ぎ始めたが、シャツ一面汗で濡れ、頭からは蒸気機関車のようにモクモクと湯気が立ち上る。
私とは頑張った感に格段の差がある。
その格好で「お父さん、疲れたでしょう。ご苦労さんね」と云う。
これは明らかにチクリだ。
仕方が無いので「お母さんこそ 疲れたでしょう 大丈夫?」と優しい言葉を返す。
「お父さん、夕食 先に食べたの?」・・・・(自分だけ 先に食べたの?)
「あぁ、食べたよ。」
「そう、美味しかった?」・・・・(大して動いてないのに 先に食ったなぁ~)
チクリがズキン ズキンと重く圧し掛かって変化してくる。
それを軽く受け流すしかない私。
だって、頭から湯気出ている女を見たことある?
絶対勝てないと思ってしまうから・・・・・・・絶対無理。
富士山とは比べ物にならないが、空き地には雪の山脈が築かれていく。
山脈の7合目付近でスリスリが蹲っているので、どうしたのかと思ったら足がズボッと埋まって、足は引き抜けたのだが長靴だけが穴の奥に残ったらしい。
その長靴が……抜けない。
スコップを持ってきて雪崩で埋まった人を救助するごとく穴を掘る。
ふと見ると、やっと出てきた近所のアンちゃん。車を出したいのか除雪開始。
それもまぁ、小さじ一杯程度の雪を横へチョン、チョンと何度も捨てている。
降っている雪の量よりも、スプーンで掬い上げる量の方が少なく見える。
私でさえガバッと運んでいるのに・・・見ていて歯痒くて仕方が無い。
(それっ、足を広げて、股を開いて・・・腰からグイッと・・・・)
まだ、経験が浅いからか (スコップを) 抜くときに雑なのでこぼれ落ちる。
(スコップを) 入れる時は呼吸が大切なのに 力まかせなので 崩れる。
まだ、それほど雪を除けていないのに力で車を出そうと運転席に座ったので、心配してスリスリが見に行こうとしたのを止めた。
動けなくなった車を押すハメになるのは判っているからだ。
だから、見ないようにして・・・見る(笑)
そう云えば、隣のおっちゃんはどうしたのだろう。息子が雪かきしているのだから出てくれば良いのに。
最近、急激に太ってきて私よりひどい状態になっているように見えた。
タブタブでさえ頑張っているのに、タブタブタブが頑張らなきゃマズイだろう。
玄関から出られなくなっても良いのかぁ?
「出られぬなら、出られるようになるまで待とう・・・・」なんて言っている場合じゃないだろう。
ルンバは、何と不在の北隣家の車庫の前から 遠くにあるゴミステーションの除雪までやっている。
私は呆れて 付き合いきれんと家へ入る。夕食は買っておいた弁当なので早速チンしてバクバクしようと思ったが、手に力が入らず箸を巧く持てない。
何とか食べ終わってTV見ていたら、やっと満足して引き揚げてきたルンバとスリスリ。
ストーブの前で上着や手袋を脱ぎ始めたが、シャツ一面汗で濡れ、頭からは蒸気機関車のようにモクモクと湯気が立ち上る。
私とは頑張った感に格段の差がある。
その格好で「お父さん、疲れたでしょう。ご苦労さんね」と云う。
これは明らかにチクリだ。
仕方が無いので「お母さんこそ 疲れたでしょう 大丈夫?」と優しい言葉を返す。
「お父さん、夕食 先に食べたの?」・・・・(自分だけ 先に食べたの?)
「あぁ、食べたよ。」
「そう、美味しかった?」・・・・(大して動いてないのに 先に食ったなぁ~)
チクリがズキン ズキンと重く圧し掛かって変化してくる。
それを軽く受け流すしかない私。
だって、頭から湯気出ている女を見たことある?
絶対勝てないと思ってしまうから・・・・・・・絶対無理。