北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

オンナのマタ

2014-02-17 17:03:39 | 日記
猛吹雪。


今年雪が少なかった分を一度に全部落とそうとしているかのようだ。
風が止むまでは何もできないだろうと思っていたのに、完全装備で火事場へ急ぐ棟梁の如く突進する家内ルンバと娘のスリスリ。

外見では判らないが、私と違って強盗ルックの中は汗止めのタオルを頭に巻きマスクを外すと鼻水が垂れるのを防ぐためにテイッシュを鼻の穴に詰めている。
まるで棺桶の中の死体のようだ。

意気込みから、私とは大違いなのだ。

我が家の玄関前は、いつも吹き溜まりになるので、雪が止んでからでは玄関から出られなくなる。


「出られぬなら、出られるようになるまで待とう」家康派の私。
「出られぬなら、頑張って出られるようにしよう」秀吉派のルンバ。

仕事に行けなくなると大変なので、スリスリはルンバ派だ。
イヤ、そんなのに関係なくスリスリは いつもルンバ派だ。


仕方なく、一歩……いや五歩遅れて外に出る私。

ガーガー、ゴリゴリと狂ったように雪を押し続けるルンバ。
5回位運んだら一休みする私。

何が違うのだろうと観察してみたら、スコップを股の上に当ててグイグイと体で押していた。
私は、ほとんど手の力だけで頑張っていたので技術的に劣っていたのだ。


女は股で勝負していた。オンナのマタの力……アレ? どこかで?
そうだ、努力の努の字だ。そうかぁ、オンナのマタかぁ。

よし、男もマタでと思って押してみたら……痛い。予想していたより痛い。
男はマタでは勝負できないのだ。

オンナのマタはスゴイ。オンナのマタは痛みに馴れているのかも知れない。
オトコは降参。
頭をだらしなく垂らし続けるのみ。