ルンバが短髪のザンギリ頭になってから一週間以上過ぎたのに、未だに慣れず家にはオッサンが二人で住んでいる気分。
どうせ美容室へ行くのなら、どうして「石原さとみのように・・・・・」とか言えないのだろうか。
美容師さんも これはかなり頑張らなければと思いながらも、何とか少しは似せてくれるのではないかと思う。
先に入浴した私は、居間に脱ぎ捨てたままの靴下を発見。
洗濯籠に持って行きたいのだけれど、ルンバが入浴のために脱衣室へ入ったばかりだ。
スリスリに頼んだのだけれど、「自分で持って行けば・・・・・」良い返事をもらえない。
もう脱衣室へ行って数分過ぎているし、既に浴室へ入っているだろうと思いながら、靴下を持って遠慮気味に脱衣室のドアを開けたら、何とスッポンポンになったばかりのルンバが「ウワッ」と云う表情で仁王立ち。
何十年か振りで見たその言葉で表現出来ない姿にショックを受けた私は、石原さとみは無理だと悟り、思いっきり縮んだジェームスと一緒に自分の寝室へ引き上げた。