テレビのCMを観ていたルンバが突然「この二人は夫婦なんだよ」と私に教えた。
どちらも顔に記憶はあるが名前までは知らない。
けれど、どうでも良いので「そうなの」とテキトーに返事をした。
二人とも俳優なのだそう。奥さんの方を女優とは云わないらしい。
そう云えば最近女優と云う言葉を聞かなくなった。
どちらも俳優と云うらしい。これも差別用語に含まれるからと云うことなのだろうか。
「女優です」と紹介されている声を聞くと思わず二度見するけれど「俳優です」と紹介されている人を二度見することは無い。
申し訳ないけれど、私の場合はそうなのだから仕方がない。
差別だと云いたければ勝手に騒げば良い。
女優と云う言葉には魅力がある。
優しい微笑みを浮かべ、ンコなんかしたことのない美しさを勝手にイメージしてしまう。
それが同じ人でも「俳優です」と云われた途端、その魅力は半減してしまう。
多分だけれど、女優さん自身も俳優と云われるよりは女優と呼ばれたいのでは無いだろうか。
そうだ、AVの分野ではどうなのだろうと思い、早速「AV俳優」で検索してみたら、普通はAV男優のことを示すのだそうで、AV女優と云う言葉が普通に活きて使われているのを知って何故かホッとした。
どんな美人だって「AV俳優です」と紹介された人からは色気を感じられず、ウッフンもクネクネもしない人剛毛のオッサンしかイメージできないからねぇ。