今日は風が強い。
電線が狂ったように揺れ、「売り出し中」と書かれた近所の中古住宅前に立っている幟がパタパタしている。
吹き飛んでいかないのが不思議な程だ。
天気予報を確認したら強風注意報が出ていて台風崩れの低気圧が少し離れた所を通過中のようだ。
気温は14℃だが強風で体感温度は6℃だと書かれている。
つまり、立派な理由ができて堂々とウォーキングをサボることが出来ると云うことだ。
クリニックから渡されている血圧手帳のメモ欄に、『強風のためにウォーキング休み』と書いて寝室へ上がった。
昨日、図書館から8冊も本を借りてきたので頑張らなければならない。
昨夜、少し飛ばし読みして既に一冊読み終えたので残り7冊だ。
飛ばし読みしたのは著者には申し訳ないけれど、数ページでストーリーが予想出来てしまったのだから仕方が無い。
ルンバは、今日もテレビの前に居座りサスペンスを見ている。
私もチラチラと視線を合わせていたのだが、どうやらビルから飛び降り自殺した人が本当は他殺ではないかと疑う刑事がいて、その主役は伊東四朗のようだ。
私は珈琲を飲み終えると同時に「犯人は この人」とルンバに教えてもう一度寝室へ上がった。