北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

発射

2024-11-18 17:45:30 | 日記
薬が乏しくなってきたので眼科クリニックへ行くことにして、久しぶりに目覚まし時計の音で起きた。
路面が少し塗れているのは、天気予報を信じれば深夜に降った雪が溶けた跡だ。

いつもよりサッサッと動き回り、診察券等の入ったバッグを持って「行ってきます」

診察開始の30分以上前なのに、既にPの8割は埋まっていて玄関を入ったところに置いてある用紙に名前がズラリと記入してあった。
来院順に名前を記入して車で待機する方式のようだ。
名前を記入し寒くて狭い玄関ホールで待っている爺婆の仲間入り。

「入口は何時に開くんですか?」と訊いたら「8時30分だよ」と教えてくれた人がいて、経費節約のためか薄暗いままの待合室や受付カウンター付近で忙しそうに準備作業をしている職員の姿が見えた。

「向こうからも寒そうな爺婆の姿が見えているだろうに、意地でも8時半まで開けないつもりだな」と云ったらホールにいた人が大笑い。

やっと国境のガラス戸が開いて粛々と受付を済ませて待合室の椅子で名前を呼ばれるのを待つのだが、これが辛い。

どんどん名前を呼ばれて減っていくのだが私の名前は呼ばれない。
空いた椅子は直ぐに埋まり、周りを見たら既に満席。
それどころか入口で立っている人が6人もいてビックリ。

屁をしたくなってきたがトイレへ行くと座る場所がなくなるのでひたすら耐える。漏らさないように耐える。

3時間近く過ぎ気分が悪くなってきた頃にやっと呼ばれた私の名前。
眼球の写真を撮られて説明を受け薬を少し多めに出してもらって車へ戻った。

(やっと終わったよ)と思いながらエンジンをかけた所で屁を我慢していたのを思い出し力を込めて……ブッ

その瞬間、身体が少し浮いたような……
そして想定外の何かが少し出たような……

チョットお尻を動かしてみたけれどネチネチしていないし、きっと気のせいに違いない。
私はアクセルを踏んで雪解け道へと走り出た。