今日、何をしたかと云えば布団にコロコロしてベッドメーキングをしただけ。
毎日コロコロしているのに、何故か必ず毛が数本くっつく。それも髪の毛だけ。
アソコの毛って抜けにくいのだろうか。
まぁそれはとにかく一度外へ出なくてはと思い、車のガラス拭きとウォッシャー液の補充。
それで一応動いた気分にはなれたのだけれど、何か物足りない。
急に着替えてウォーキングへ行くと告げ外へ出た時には既に真っ暗。
ポツン、ポツンと灯っている街灯が不気味だ。
空き家が増えてきて灯りの無い家が多い。
家を建てて数ヶ月で離婚し、以来無人の家は雑草に囲まれ、まだ若くて確か子供が二人いた夫婦の家は、突然無人になり「売家」の文字。
そう言えば、大島てると云う方が事故物件公示サイトを作っていると云うのでPCで私の団地を見たら一軒ヒットしたのを思い出した。
内容は心理的瑕疵有との表示。
心理的瑕疵とは不動産用語で、自殺、他殺、事故死、孤独死とか、借り手が強い心理的抵抗を感じやすい条件があることを指す語のことを云うらしい。
それを思い出して怖くなり、いつもの「よつ葉裏」までの人家の無い真っ暗闇のルートを避けて少しは明るい駅へ向かう表通りを歩いた。
大嫌いな石田純一が気持ちの悪い笑顔を見せているパチンコ屋の看板前でユーターン。
再び橋を渡って団地へ下りる道を歩きながら思い出した右にある灯りの無い家。
確か若い男性が建て独りで住んでいたのだが、妹さんが連絡しても通じないので心配になって行ってみたら、浴室で亡くなっていたのを見つけたとか聞いた。
これだって立派な事故物件。
灯りの無い家の中からの視線を感じ、そちらを見ないように、見ないようにと自分に言い聞かせながら自宅への道を急いだ。