タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

登山のつもり

2021-02-08 09:49:40 | 山歩きから
タカ長たちは健康維持のために山歩きをしています。

この認識はメンバーが共有していると思います。健康登山と言うジャンルがあるのかどうか知りませんが、手元にある「登山用語小辞典」(山と渓谷の付録)にはその項目はありません。

    

ハイキングと言う言葉がありますが、最近は耳にすることがありません。日本の山は形そのものが、両者を峻別するように出来ていないからかも分かりません。

そのことを論じるためにこれを書いているのではありません。最近のタカ長のことを思って書いているのです。

    

言行不一致ですが、最近のタカ長は一人で山に入ることが多くなっています。そのフィールドは裏山か近郊の低山ですが、ソロ登山のときは一般ルートを歩くことにしていました。

ところが、最近はYAMAPの「見守り機能」を良いことに、裏山のバリエーションルートとも言える沢すじにも足を踏みいれています。

    

昨日歩いたルートを例にしますが、最初は机上で歩けそうなルートを決めて現地に行きました。狭いエリアなので、その段階で地図を頭に叩き込んでいるつもりです。

しかし、現地では地図で確認しながら行動します。

3回目になった昨日も、全身を目が耳にしながら行動しています。足場が悪くなった最終到達地点あたりでは、文字通り一歩一歩足場を確認しながら、荒れた急斜面を下りて行きました。

岩稜ルートや雪渓などを登る感覚です。はたから見ると藪山をゴソゴソ歩きまわっているだけですが、本人はド真剣です。極端な言い方になりますが、足場の悪いところを通過するときは、その一歩に命をかけるような気で歩いています。

    

仲間たちと裏山を歩いている時は、「誰が生徒か先生か」の状態ですが、独りで裏山のバリエーションルートを歩いている時は、それとはまったくの別世界です。

そのような裏山歩きは立派な登山だとタカ長は思っているのです。

コメント
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