家に帰ったタカ長、さっそく女房殿に報告です。
「49番鉄塔の少し上でクマさんに遭った」。意気揚々と話している感じでした。女房殿は少しは関心を持ったようですが、「これからは独りで山を歩いてはいけない」と言うようなコメントはありません。女房殿もタカ長も山にクマがいてもおかしくない、と思っていますから、当然の反応と言えば当然の反応です。
家に帰って先ずしたのが「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ド~ン」の勉強です。しかし、YouTubeを見ても、本を開いても「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ド~ン」と言う表現は見つかりませんでした。しかし、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/04/73b1eb121ee12aa11f83631183780e61.jpg)
この本を読んでその意味が分かりました。著者の米田一彦(まいた かずひこ)さんはツキノワグマの研究者、タカ長は日本一の研究者だと思っています。
ツキノワグマは森林に住み、昼行性で、見通しのよい平らな場所に体をさらすことは少ない。昼は体が隠れる森やヤブの中で行動している。そのため「逃走によって防御する」ことがツキノワグマの基本となっている。一方、ヒグマは草原にいることも多い。草原は身を隠す場所がないので、早々と「闘争によって防御する」姿勢に変わりやすい。
クマがまだ威嚇の段階にあるときは、小走りに近寄ってきて、両前足を30センチぐらい上げたかと思うと、それを地面にたたきつけ、引き返していく。これはなかなかの迫力だが、私の観察ではこのあと襲ってくることは一度もなかった。
攻撃するときは、何の前触れもなく、一気に襲ってくる。
あの「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ド~ン」はクマさんが両前足で地面をたたいた音だったようです。それにしてもあの音、両前足で地面をたたいて出せるような音だとは信じられません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/3c/0daa3a344672c43280ae17b0f24ef538.jpg)
当日のカフェ50
ご存知のようにクマさんは牛や馬のような大きさはありません。前足の裏が鉄板のように固くはありません。それなのにあの音。人とは比べ物にならないくらい強力な筋力を持っているのですね。
その後YouTubeで多くの人のクマ体験を見ましたが、あの「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ド~ン」と言う音を聞いた人はいないようです。あの音を聞けば、誰もが絶対に触れるはず、その表現が見つからないということは、タカ長はよほど稀有な経験をしたことになります。
本当にラッキー。
以上がクマさんとお見合いをした「事実関係」です。この話題はこれで終わらないで、その時に感じたこと、その後に多少勉強したことなどを書いて、もう少し深堀りするつもりです。
「49番鉄塔の少し上でクマさんに遭った」。意気揚々と話している感じでした。女房殿は少しは関心を持ったようですが、「これからは独りで山を歩いてはいけない」と言うようなコメントはありません。女房殿もタカ長も山にクマがいてもおかしくない、と思っていますから、当然の反応と言えば当然の反応です。
家に帰って先ずしたのが「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ド~ン」の勉強です。しかし、YouTubeを見ても、本を開いても「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ド~ン」と言う表現は見つかりませんでした。しかし、
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この本を読んでその意味が分かりました。著者の米田一彦(まいた かずひこ)さんはツキノワグマの研究者、タカ長は日本一の研究者だと思っています。
ツキノワグマは森林に住み、昼行性で、見通しのよい平らな場所に体をさらすことは少ない。昼は体が隠れる森やヤブの中で行動している。そのため「逃走によって防御する」ことがツキノワグマの基本となっている。一方、ヒグマは草原にいることも多い。草原は身を隠す場所がないので、早々と「闘争によって防御する」姿勢に変わりやすい。
クマがまだ威嚇の段階にあるときは、小走りに近寄ってきて、両前足を30センチぐらい上げたかと思うと、それを地面にたたきつけ、引き返していく。これはなかなかの迫力だが、私の観察ではこのあと襲ってくることは一度もなかった。
攻撃するときは、何の前触れもなく、一気に襲ってくる。
あの「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ド~ン」はクマさんが両前足で地面をたたいた音だったようです。それにしてもあの音、両前足で地面をたたいて出せるような音だとは信じられません。
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当日のカフェ50
ご存知のようにクマさんは牛や馬のような大きさはありません。前足の裏が鉄板のように固くはありません。それなのにあの音。人とは比べ物にならないくらい強力な筋力を持っているのですね。
その後YouTubeで多くの人のクマ体験を見ましたが、あの「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ド~ン」と言う音を聞いた人はいないようです。あの音を聞けば、誰もが絶対に触れるはず、その表現が見つからないということは、タカ長はよほど稀有な経験をしたことになります。
本当にラッキー。
以上がクマさんとお見合いをした「事実関係」です。この話題はこれで終わらないで、その時に感じたこと、その後に多少勉強したことなどを書いて、もう少し深堀りするつもりです。