高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

長ヒゴ取り

2021年11月08日 17時55分20秒 | 竹細工作業工程
長ヒゴを取るときの作業解説。
本日は、4mほどのヒゴを取るときの作業風景です。
今回は巾4㎜、厚さ0.8㎜ヒゴを取っている所です。
まず、四つ割りした竹にノギスで8.5㎜間隔で傷をつけ、それを目安に荒割していきます。

次に、8㎜くらいに割られた竹ひごを、荒剥ぎしていきます。
厚みは1.5㎜くらいを目安にしています。
荒剥ぎをするときに手剥ぎ(突き剥ぎ)と

足剥ぎ

荒剥ぎしたは2本分のヒゴですから。中割りしていきます。

まぁ、簡単に割ったり、剥いだりしていますが、最初はなかなかうまくいきません。(笑)

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ゆり籠

2021年10月11日 17時06分00秒 | 竹細工作業工程
先日、菊割りで長い竹を割るところを紹介しましたが、その長い竹で何を作るのか?というと、






来月生まれる予定の初孫のゆり籠を作って居ます。






大きな物なので、一度、5分の一スケール位のもので、だいたいのバランスを確認し、本番のゆり籠作りに❣️




籐で作られた台座に寸分違わず、ピッタリ治りました‼️

今度はこれに、エツコーネが布団や、カバーを作ってくれる様です🤗
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菊割り!

2021年10月06日 17時10分00秒 | 竹細工作業工程



竹を割る時に使う道具です。
長い竹を真っ二つに割れといわれると、なかなか難しい!
ところが四つに割れといわれると、簡単なのだ。




二つ割の場合は、少しでも力等減がブレてしまうと、力の弱い方、弱い方へと割れていくので、一度バランスが崩れると修正するのに、相当な力がいるのだ。
ところが、四つ割以上になると、(五割り、六割り、七割り・・・・)竹ご自然にバランスを取ってくれて、簡単に割れるのだ。
その為の道具です。
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舟形の籠

2021年09月29日 16時35分00秒 | 竹細工作業工程
舟形の籠を作ってみようと試作中!




竹籠で、最後に縁を付けるのですが、竹は厚みの方向には弾力性があるのだが、横方向には、とても強くて曲がらない!



こういった曲線になった縁を付けるのは、とても大変です。😅
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天日干し

2021年09月16日 16時57分00秒 | 竹細工作業工程
麻の葉編みのバッグ!
白物は本当に色目に気を使います。
一般の方が見ると、竹って同じ色に見えて居るのかもしれませんが、隣り合わせにして見てみると、微妙に色が違います。
黄色っぽいモノや、青っぽいモノや、白っぽいモノや・・・・




それに天気の良い日に、しっかり干しあげないと、変な色が残ってしまう事もあります。
曇り空☁️の中、ちょっとした晴れ間に干して居ます。🤗
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籐の厚さ決め!

2021年09月08日 15時40分00秒 | 竹細工作業工程
https://youtube.com/shorts/u4P7lcYlSns?feature=share

籐の厚さ決めです。
籐は材質が竹より柔らかいので、少しづつ削っていかないと、食い込んでしまいます。


厚さが0.1ミリ違っても、質感は全然違ってきます。作ろうとする作品に併せて、巾を決めたり、厚さを決めて行きます。
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天日干し

2021年08月19日 11時36分00秒 | 竹細工作業工程
長雨がもう10日以上続いています。
困るのが、竹の水分が抜けないことです。
扇風機をかけたり、漆の部屋でストーブで乾かしたりしますが、なかなか抜けません❗️






やっと晴れ間が出たので、干して居ます。
太陽は本当にありがたい🤗




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漆の反応

2021年07月28日 17時40分00秒 | 竹細工作業工程
漆の実験❗️
以前から、無地の竹に漆を塗ると、変な色が出ることに、悩み続けて来ました。
色々な人に相談して、どうやら鉄分に反応してある事がわかった!
しかし、その対策がなかなか立てにくかった。

更に今回、女性の化粧品に反応している事が判った❗️
今までも、この変色の問題は、男性職人にはほとんど起きず、女性職人の方に良く出ていたのだ。
色々試すうちに、ある時、ハンドクリームに反応した事がぐうぜん判った。
そこで、女性職人が使っている、化粧品やハンドクリーム、日焼け止めなどを全部持ってこさせて、それに漆を塗ってみると・・・・






なんとも、ビックリする様な結果ご出た‼️




これほど、真っ黒になる物とならない物のに別れたのだ‼️

コレは大きな発見であった❗️
この事は門外不出の一子相伝の秘技としようか?と思ったが、後から続く竹細工士の為に発表することにした❗️

女性職人は、まず自分の使っている化粧品などを竹に塗り、それに漆を刷り込んで反応を見たら良いね❣️🤗
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日焼け!

2021年07月09日 15時25分00秒 | 竹細工作業工程
バッグの染め直しです。
これは2年間店頭のショーケースに飾られていて、直射日光を浴び続けていたバッグです。


緑の濃い方が日の当たらなかった面で、黄緑色になっている方が、日光を浴続けた面です。
緑色が一番焼ける色です。

私も20数年バッグを作って居ますが、これほど退色した物は初めてです。
焼けた面の一部だけ、縦に緑色が残っているのは、おそらくこの部分に飾りケースの足か?何かがあり、ここだけ焼けなかったのでしょう。

緑色の上に緑色の染色をし直しても緑色にはなりません。そこで、了承をとって黒色に染め直す事にしました。

普段は染め直して刷り漆をかけるとほぼ大丈夫なのですが、今回は相当重症で、全然違う艶になってしまいました。
おそらく人の肌でも日焼けをして低温火傷をした様な状態になり、肌が爛れた様な状態になっているのでは?
このままお返しする訳には行きませんので、艶の無い焼けた面にもう三回程刷り漆をしました。

写真が仕上がった物ですが、殆ど違いが無くなりました。

普段、お客様が持つ時は、持ち歩いたり、色んな方向から日光が当たるので、この様なことは今まで一度も無かったのですが、今回のことで、また一つ勉強になりました。
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竹磨きの音

2021年06月22日 06時46分00秒 | 竹細工作業工程
竹磨きの音。


恐らく、将来私が天に昇った後に、子供たちが、
「この音を聞くとお父さんを思い出すよな〜〜❗️」と、呟くのでは無かろうか?






竹磨きは結構体力を使うので、なるべく涼しい朝のうちとか夕方にすることが多い。
この日も4メートル程の竹を数本磨いた、磨きクズは ただ今どんどん広がり始めたスイカ🍉の敷物になる。



あ〜〜、全てが循環していく〜〜🤗
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菊底の籠

2021年06月04日 13時21分00秒 | 竹細工作業工程
30年振りくらいに、菊底の盛り籠を作ってみました。







やはりどんな籠でも、数を作って身体で覚え無いとダメですな。




今回は試作を兼ねて巻き縁を、磨き竹と表皮竹、3飛びと4飛びの仕上げで作ってみましたが、磨き竹の4飛びがしっくり来ました。🤗
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穴空け

2021年05月14日 10時05分00秒 | 竹細工作業工程
https://youtu.be/aTJXDBObqI0



昨日の続きです。
持ち手を作った後は、足の取り付けです。
足に穴を開ける時に、相変わらずアナログですが、千枚通しを熱して穴を開けて居ます。
これが一番、竹ヒゴにダメージを与え無いのです。🤗



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バッグの持ち手加工

2021年05月13日 08時49分00秒 | 竹細工作業工程
https://youtu.be/eEnf6qXlUSI

太い竹を90度に曲げる事は出来ません。
それではどうするのか?
というと、何枚かの薄い竹板を作って曲げた後、重ねて作っていきます。
曲げ加減が違うと上手く重なってくれません!
こんな感じで曲げて居ます。🤗




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面取り

2021年04月11日 09時22分00秒 | 竹細工作業工程
最近、真面目に仕事してるな〜〜!




これは5メートルほどの竹ヒゴの面取りです。
面取りというのは、竹ヒゴの角を少し丸くする事で、手触りの良いヒゴにして居ます。この面取りの仕方で、出来上がった篭の表情が違って来ます❗️🤗
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竹磨き

2021年04月10日 08時32分00秒 | 竹細工作業工程
竹磨き!
竹の表面には、硬いガラス繊維質の表皮があります。
そのまま使う場合も多いのですが、今回は、表皮を取る事で優しい表情の篭を作る事にしました。🤗





あ〜〜、たまには仕事もするんやで〜〜!😅
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