高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

後継者育成事業 2013-1

2013年11月10日 08時35分30秒 | 後継者育成

今年で6年目になります、後継者育成事業。
毎年、11月になると、竹の学校の生徒に、我々、現役の職人の技術や考え方を伝承するという授業です。
技術習得に目が行きがちですが、本当は、何十年もこの業界の中で生き残ってきた先輩の生き様や、経営の軌跡を見ることで、これからの自分の進むべき道の参考にする。そちらの方が、大きいかも知れません。

私たちに、教える側の職人の方は、20代30代の若者から、若いエネルギーや一途な思いに触れることで、リフレッシュされます。また、反対に、違った角度から、経営を見直すヒントを頂いたりするのです。

Cimg7254 研修初日は、竹磨きからスタートです。
あいにくの曇り空からの出発ですが、雨が降らなくて、一日中屋外で作業できたことに感謝します。

磨く前に、竹の「節くり」をするのですが、これがなかなか思うようにいかない様です。

Cimg7250 ほんのちょっとの包丁の角度の問題なのですが・・・・・
なかなか、これだ!と云う、手の感触を掴むまでは、ギザギザの削り後になっています。

Cimg7252 竹磨き、竹の表面のガラス質を削り取る作業です。
「当日までに、磨き包丁や竹割包丁を研ぎあげてくるように!」と、指示を出しておいた。
しかし、切れない包丁もあり、全員で切れる包丁と、切れない包丁を、体験させてみる。
そして、目の前で、包丁を研ぎ直し、その場で、もう一度体験させてみる。

ちょっとしたことですが、理屈とともに、体験させると云うことが、大切なのです。

一日目も、あっという間に過ぎました。
さて、今年の後継者育成事業はどんな事になるでしょう?
楽しみに1か月になりそうです。

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