「記録的な積雪 1」からのつづきです。
国道まで、記録的な積雪の中を走っていくことに為った。
これが、出発する時の家の前の状況である。
真ん中に赤い物が見えますが、これは工事用の三角コーンの頭だけが見えている状態です。
この三角コーンは70センチの高さがあるので、50センチ以上積もっているのでは無いだろうか!
さすがに、この雪の中を走ることが出来るのだろうか???
我が家の車は、寒冷地様に、4WDの4輪スタットレスとフル装備をした、フィットである。この車であれば、10センチやそこらの雪道であれば、何の支障も無く、スイスイと走ってくれる。しかし、今回の様な、大雪の中を走れるのだろうか?と、不安を感じたが、走り出してみることにした。
「ゴ、ゴ、ゴ、ゴ~」と、雪をかき分ける音がする。
ゆっくり、動き出したのでは、直ぐに止まってしまいます。
もう一度、バックして勢いを付けながら走り出すと、何とも凄い・・・・・スリップしながらでも、走るでは無いか!
国道までは、2キロほど下り坂が続く、誰も走って居ない深雪の中を、ラッセル車の様に、雪をかき分けて進んでいく。しかし、何時止まってもおかしくない。
体の中では、緊張状態でアドレナリンが放出され、全神経をとがらせている。
運転に必死なので、とても写真を撮る余裕など有るわけがない。
後で、ネットでどんな雰囲気だったのか、似たような画像を探してみると、こんな感じの所を一人で走って居た感じである。随分、無謀な事をしていた。
この写真より、まだ雪は深かった。この写真は、
此処から使わせて貰って居ますが、こんなイメージの所を、車高の低いフィットで走ったのです。
国道で、グリーンコープの人から、食料品を受け取り、もう一度、山道を走る事に為ります。今度は、2キロの登り道です。
平坦な所は、轍の上を走ると、走りやすいのですが、上り坂は、轍の上だと、直ぐにスリップしてしまいます。そこで、新雪の轍の無い所を走った方が、登って行くのです。
しかし、急こう配の登坂に為ると、スリップして止まってしまいます。
私の頭の中では、
「凍った道などを走るときは、ローギヤーを使っていると、力が掛かりすぎてスリップしやすいので、センコンドギヤーあたりで動かした方が、滑りにくい」と、思って居ました。
ところが、これだけ深い雪をかき分けて進もうと思うと、セコンドキヤーでは、雪の抵抗で進みません。
止まってしまったら、スリップして、もう先には進みませんので、もう一度バックして、勢いを付けて雪の中に突っ込んで行きます。やはり、ローギヤーで力強く行かないと進んでいきませんでした。
ラッセル車の様に、雪を左右にかき分けて進んでいきます。
何度も、何度も、止まってはバックして突っ込む、バックしては突っ込むの繰り返しで、どうにか、こうにか、我が家に辿り着きました。
今までのm人生の中で、一番、手に汗握るドライブでした。
本当に、良く頑張ってくれました。このフィット君には感謝、感謝です。
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