高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

赤間硯 下井さん

2011年12月04日 06時00分47秒 | 職人仲間

今回の、私の隣の売り場は、山口県から来ている、赤間硯の下井さん。

Cimg0884実に腰の低い人で、面倒見が良く、回りの職人さんからも慕われている。温厚な性格の人だ。

お仕事の方は、命をはって、岩山に潜り込み、落盤に身の危険を感じながら、採掘している。私達も竹を切り出しに行ったりすることもあるが、竹を切る人は、専門に切り子さんと云う職業の人がいるし、製竹するのは、ちゃんと別の職種の竹屋さんがいる。

下井さんの様に、自らが石切り場に穴を掘って、原石を掘り出して来るなんて・・・・・大変な事である。土にまみれて、真っ黒になり、何時、落盤するか?小さな穴に入っていくのか?

硯を削るのは、独特の大きなノミを、肩の骨に当て、体重を掛けて削っていく、まさに、自分の骨を削っていく様な肉体労働である。

そんな、命を掛けて作っているのが、こんな繊細な美しい硯だ。とても、顔だけ見ていると、こんな上品な硯が出てくるなんて、思えないが・・・・

Cimg0885

硯の上の青い蛙がポイントだ。

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2 コメント

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「人は見かけによらぬもの」とは、下井ちゃんのた... (紺屋)
2011-12-05 16:06:41
「人は見かけによらぬもの」とは、下井ちゃんのためにあるような言葉ですね。
普段は馬鹿ばっかりやっているところは、福ちゃんみたいでもある。
返信する
そうですね。 (ティディベア)
2011-12-06 06:51:12
そうですね。
仕事の内容を見てみると、大変な事をしているのに、丁寧な話口と、腰の低さで、そんなことはちっとも思わせない・・・・・・
でも、こんな仕事をしている人が、報われて欲しいですよね。
返信する

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