高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

竹細工の木型

2020年09月29日 16時40分30秒 | 竹細工

昔、私が竹細工を始めた頃は、花籠が全盛の時代で、こんな木型を使って、花籠を作って居た。

 

作ろうと思う籠の型を作ってもらい、この型に合わせて籠を編みつけて行くのだ。

下方より上方が小さいので、編みあがった時に型が分解できないと、籠から出すことが出来ない!

そこで、真ん中の芯を抜くと、数個に分かれていた部分を取り出すことが出来るのだ。

しかし、こんな特殊な木型を作る職人さんが居なくなってしまった。

木工ろくろをする職人さんは居るのだが、こんな中をくり抜いた型などは、その中でも特殊な技術に為るのだ。

そこで、

自分で型を作ってみることに・・・・・

私の弟子の中でも、一番腕のいい遠藤君が、発泡スチロールを使って型を作って居た。遠藤君の型を見せてもらい

自分なりに作ってみることにした。

作ろうとする形を想像し、厚さ5ミリで輪切りにしたものを積み重ねて作ってみる。

多少の凸凹は、後でサンドペーパーで削り形を仕上げていく。

形が出来たら、今度はこれを分解できるように切っていくのだが、上手くいくか?どうだろう?

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日はデスクワーク! | トップ | テンコ盛り »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

竹細工」カテゴリの最新記事